車検切れでも車買取は可能!お得に売却する方法や必要書類・注意点を解説
2025.05.02
「うっかり車の車検期限が過ぎてしまった」
「乗り続けるか売却するか悩んでいたら車検間際になってしまった」
こんなご経験がある方もいらっしゃると思います。
車検が切れてしまった車は売却できるのか知りたい方も多いと思います。
今回は、万が一車検が切れてしまった場合に、車買取が可能であるのか?
車検切れの車を売却する際にお得に売却するためのコツや注意点を詳しく解説していきます。
目次
車検切れの車でも買取りはできるの?
車検切れの車でも買取業者は買い取ってくれるのか疑問に思う方が多いかもしれません。
結論:実際には多くの大手買取業者は車検が切れている車であっても問題なく買取は可能です!
車検が切れていても車本体自体の価値は変わりません。
エンジンや電気系統に問題がなく車が動く状態であれば、業者が中古車として買取後に再販することが可能です。
査定額の評価基準に車検期間を考慮している車買取店であれば、車検が多く残っている車両よりも査定額は下がる可能性がありますが、あくまでに車両事態に問題がなれば車種によって、相場より高い価格で買い取ってもらえることも可能です。
ただしあくまで車検が切れる前に売却した方が良いことには変わりませんので、もし車検が切れてしまってから気が付いたという方は参考にして下さい。
参考記事:車売却は車検前後どちらがおすすめ?車検前に手放す方がお得な理由を解説!
車検切れ車の査定額はどのくらい下がるの?
車検切れとなってしまった車を売却したい時に通常の車両の査定額に比べ
「どのぐらい査定額に影響があるのか?」
査定額への影響が気になる方も多いでしょう。
車検が残っている車と、車検切れの車を売却した際にどのぐらい差があるのかを解説していきます。
車検切れでも査定額にはあまり影響はない?
結論から言うと、車検が切れている車でも査定額に大きな影響はないことが多いです。
もちろん車検が長く残っている車と比較すると、多少査定額に差が出ることは勿論ありますが、車検切れが数か月以内の車と比べるとさほど査定額は変わらないケースが多いです。
全てのケースではありませんが、比較的年式の新しい車や、車検の満了期限からさほど期間が経っていない場合には、査定額に影響を与えないで相場に沿った査定を行う車買取店が多いでしょう。
車検切れでも査定額が下がらない理由
車検が切れてしまうと、通常公道を走行することができなくなってしまうため価値が下がってしまうと心配になる方も多いと思います。
実際に車検が切れてしまった際に、査定額に影響があまりないケースを説明していきます。
1.車の査定額は車両本体の状態で評価点を決めているため
車の査定額を決める査定は車買取店ごとにやり方・見るべきポイント・査定額の決め方などが全て異なります。
車の査定における評価の決め方もまちまちで、加点や減点するポイントも個々の業者によって違います。
ただし、多くの車買取店では車の査定は、「車両本体の状態」によって評価しています。
あくまでで車自体の価値を査定して金額を決めているため、車検の長さや車検切れによる影響はさほど関係がないポイントとしている業者が多いです。
2.車検切れでも大きく買取査定額が下がりにくい条件とは?
車検が切れてから数日~1週間程度であれば、車種やモデルによって異なりますが、一般的にはさほど買取査定額に影響はないでしょう。
車検が切れてしまっていても、自賠責保険が1か月間長めに設定されていることも多く、自賠責保険の有効期間内であれば仮ナンバーも借りることができるため、査定額から減額対象としない車買取店も多いでしょう。
車検が切れた際には、自賠責保険の有効期間も一緒に確認してください。
その有効期間までに売却をすることで有利な金額で買い取りできる可能性が高まります。
車検切れで査定額が大きく下がってしまうケースは?
車検切れにより大きく査定額が低下するということはあまりないケースですが、全てのケースに該当するわけではありません。
車検切れにより査定額の変動は少なからずありますが、大きく買取額に影響を与えてしまうケースを説明していきます。
車検が切れてから長い間使用していない車両であった場合
車検が切れたことで直接的な価値の低下は限定的ですが、長期間放置してしまうことで価値が低下してしまうことはあります。
車は適度に走行することや、定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。
長い間放置してしまうと、まずはバッテリーが十分稼働しなくなり、電気系統や各種部品の劣化に繋がります。
そのような車を査定する際に、実際に「エンジンがかからずバッテリーを繋げても復旧しない」なんとことも多々あります。
車査定時に十分な状態を確認することができない場合には「不動車」「故障車」などの評価となる可能性が高く査定額は大幅な減額となります。
また、エンジンはかかったとしても、長い間放置されている車両は、実際に走行してみたら不具合が出るというケースも実際に多いため、同じく査定額はその分を加味した金額に低下してしまう可能性も高いのです。
車検が切れた車をお得に売却するためのコツ
車検切れの車を売却することは可能ですが、そのままでは公道を走れない状態であるため車の買取方法を検討する必要があります。
特に車検が切れた状態の車を売却する際には、できる限り迅速に売却することをおすすめします。
車をある程度走行をしていないとエンジンや電気系統、消耗品の劣化も早まります。
また、バッテリー上がりが発生してしまうと、最悪バッテリー交換をしないとエンジンがかからないということもあります。
車買取業者としても、車検が切れて長い期間放置されていると車両の状態が不明瞭になるため査定額を低く見積もる傾向にあります。
よって車検を更新して乗り続けるのではなく売却して手放したい場合には、早めに売却をすることが重要です。
1.車査定依頼する前に車両状態の点検や整備を行っておく
車検切れの期間が長いと車の状態が悪化している可能性があるため、査定を依頼する前に車の状態をセルフチェックしておくことが重要です。
自分で行うことができる点検や整備を行ってから買取依頼をすることが望ましいです。
さらに、車検が切れていることを理由に買取価格が下がる可能性があるため、備品関連をしっかり揃えておきましょう。
すぐに売却することができるよう必要な書類も事前に準備しておくことで、できる限り査定額アップを狙えるような対応を心掛けましょう。
2.廃車をするよりも買取店で車売却する方がお得に!
車検が切れた車を廃車しようと考える方も多いです。
ただし、ご自身で廃車する場合には手続きも煩雑で数万円の費用もかかります。
廃車をするような中古車でも出張車買取業者に売却依頼をしたほうがお得になります。
基本的にはエンジンや車両自体に問題がなければどんな車両であろうと買取できないということはありません。
長期間放置している車検切れの車でも査定額はつくためまずは査定を依頼することをおすすめします。
ただし、損傷が激しい事故車や災害車、違法な改造車などは車買取店に買取を断られるケースもあります。
その場合には、自分で廃車にせざる得ないこともあります。
参考記事:車を廃車したい時はどうする?費用相場と手続き方法をまとめて解説
車検切れの車はどうやって売却するの?
1.出張買取サービスを行う車買取店に依頼する
出張買取は非常に便利なサービスで、車買取業者が自宅に訪問し、査定から売却の手続きと引取まで行うことができるため、車検切れの車両でも動かすことなく売却まで可能です。
まず、車検が切れている車は公道を走行できません。
よって出張買取ではなく店舗へ持込みする査定のみ受け付けている買取店に持っていくことは大変です。
車検切れ車の売却は、自宅へ出張査定・出張買取を行っている車買取店を選ぶことがおすすめです。
これにより、車を店舗まで持ち込む手間が省け、時間と労力を大幅に節約できます。
また、専門スタッフが自宅まで来てくれるため、査定や手続きがスムーズに進行します。
車が動かない場合でも対応してくれる業者が多いので、安心して利用できます。
特に車検切れ車は公道を走行することができないため出張買取に依頼することが望ましいでしょう。
電話やメールをするだけで自宅まで駆けつけてくれる手軽さや、必要書類なども直接丁寧に教えてくれるため中古車の出張車買取店に任せることはおすすめの車売却方法です。
参考記事:車の出張査定はすごいメリットだらけ!業者の選び方と売却手順を解説
2.店舗持込みの買取店に依頼する場合には「仮ナンバー」が必要
出張査定・出張買取を行っていない店舗へ直接持込みする中古車買取店へ依頼する際には仮ナンバーを自分で取得し一時的に公道を走れる状態にする必要があります。
自分で「仮ナンバー」を取得する手順と方法
出張査定を行っていない車買取店に依頼する場合には、店舗に車両を持ち込む必要があります。
その際に仮ナンバーを取得して車を持ち込む手順についてご紹介します。
まず、仮ナンバーを取得するには、管轄の市区町村の役所での申請が必要です。
申請には、申請用紙・自動車検査証(車検証)・自賠責保険証明書・身分証明書が必要となります。
ホームページより印刷するか、区役所に設置されている申請書を記入し、手数料を支払うと、仮ナンバーが発行されます。
この仮ナンバーは有効期限があり、通常は数日から最長で11日間で、有効期限内に車を移動させる必要があります。
通常は1日~2日間の有効期間としているところが多いです。
仮ナンバーを取得したら、車に取り付けられているナンバーを付け替え持ち込みます。
仮ナンバーの取り扱いに関しては、各自治体の規定に従うようにしてください。
仮ナンバーは自賠責保険証明書の有効期限が切れていないことが借りられる条件
仮ナンバーを取得するための申請では、有効期間内の自賠責保険が必要です。
通常自賠責保険は強制保険であるため、車検と同時に入る為、車検が切れた場合には、自賠責保険の有効期間も切れてしまうことがほとんどです。
ただし車検切れ時の対応として、車検の期間に合わせて自賠責保険証明書の有効期間も余分に設定されていることも多く、車検切れより1か月長めの有効期間となっていることもあるため、自賠責保険の有効期間は必ず確認してください。
もし自賠責保険が切れている状態で公道を運転してしまうと違反点数6点、免許停止と重い反則となるため自賠責保険には必ず加入してください。
もし有効期間が過ぎている場合には、保険会社に出向き新たに保険に加入する必要があります。
手間も費用もかかるため慎重に検討してください。
参考サイト:川崎市ホームページ
川崎市ホームページ 自動車臨時運行許可(仮ナンバー)について
仮ナンバーに付け替える際の注意点
仮ナンバーを付けるためには、車のナンバーを付け替えて走行する必要があります。
軽自動車の場合は単にネジを回して止めているだけであるため取り替えても問題ありませんが、普通自動車の場合は後ろのナンバーの左上に陸運局の検査員による封印が施されています。
ナンバープレートの『封印』は道路運送車両法によって上記の様に定められており、勝手に剥がして公道を走行すると、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金(道路運送車両法108条1号)となります。
またこの封印は運輸支局でのみ行うことができ自分で行うことはできません。
ナンバーは一度外してしまうと、新たに車検を通すにも余計に費用や手間がかかりますので注意!!
よって、普通自動車の場合はむやみに自ら『封印』を外すといった事はおすすめしません。
基本的には仮ナンバーを付けて自走したい場合は、そのまま車検を通すか、売却することを前提とした状態でない限りしないようにしましょう。
車検切れの車売却に必要な書類
■普通自動車を売却する際に必要な書類は?
◆一般的な普通自動車を売却する際に必要な書類◆
1. 自動車検査証 |
※2「自動車検査証記録事項」は、電子車検証に切り替わっている場合には用意する必要があります。
■軽自動車を売却する際に必要な書類は?
◆一般的な軽自動車を売却する際に必要な書重要◆
1.自動車検査証 |
※軽自動車を売却する際には、認印で問題ありません。
まず、買取業者に提出するための車検証が必要です。
これは車の登録情報が記載されている重要な書類であり、売却時には必須です。
次に、自賠責保険証明書が必要です。これは車が法的に保険に加入していることを証明するもので、車検が切れている場合でも、自賠責保険の有効期間が残っている場合もあります。
また、普通自動車を売却する際には印鑑証明書も必要です。
これは売却者が正式に売却を承認するための証明書で、市区町村で取得することができます。
そして、リサイクル券も必要です。これは車がリサイクル料を支払っていることを証明するもので、売却時に提出する必要があります。
最後に、身分証明書が必要です。これは運転免許証やパスポートなどが該当します。
書類を準備しておくことで、スムーズに車検切れの車を売却することができます。
廃車手続きする場合でも、同じ書類が必要となりますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
参考記事:車売却に必要な書類とは?買取手順や紛失した場合の再発行方法を解説
車検切れの車を売るときは早めに車買取店に売却がおすすめ!
■車検切れ車両を売却する際のポイントまとめ
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車検が切れていると、公道を走ることができません。
もし車検で切れている状態で公道を走ると道路運送車両法の「無車検運転」にあたり、6点の違反点数、一発免許停止、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
ちょっと近くまでならという安易な気持ちで公道をはしらせることは決してしないでください。
車検が切れた場合には、車検を更新し乗り続ける選択肢と、そのまま車を売却するかの選択しとなります。
もし普段からあまり乗らず、車検費用や維持費、税金の負担をかけたくない場合は、早めに売却することが求められます。
長期間放置されると車両状態も悪化していき業者が買取する際の査定額に大きく影響します。
車検が切れたらまずはお近くで評判の良さそうな出張車買取店に相談してみてください。