ワンオーナーは車査定で買取り金額アップできるのか解説
2024.06.11 | 更新:2024.09.10
中古車を売る際、少しでも高値で査定してもらいたいと考えるのは、誰しもが思うことでしょう。
特に、ワンオーナーの車の場合、よく「査定額がアップする」と耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、ワンオーナー車の査定がアップするとされる理由と、その真実について、必見の情報を交えながら徹底解説していきます。
目次
ワンオーナーの車って何?その特徴を知ろう
ワンオーナー車とは
ワンオーナー車とは、文字通り新車購入から現在に至るまで、一人のオーナーしか所有していない車のことを指します。
つまり、中古車市場においては、前オーナーが一人だけであることが証明された車両のことを言います。
ワンオーナー車のメリット
ワンオーナー車は、新車からオーナーが変わっていない車で、多くのオーナーの手に渡っていないことで人気があります。
ワンオーナー車の大きなメリットは、その履歴の明瞭さにあります。
複数のオーナーを経由していないため、全オーナーが丁寧な管理をしていた場合、車の使用状況やメンテナンスが良く履歴もはっきりしており、それが車両の信頼性を向上させる要因となります。
さらに一般的に、ワンオーナーであることが愛車に対する大切に使ってきた証ともされるため、中古車市場では高い評価を受けることが多いのです。
査定アップは本当?ワンオーナー車が有利な理由
査定に影響するワンオーナー車の利点
ワンオーナー車の査定がアップすると言われる背景には、車を査定する際のヒアリングで車の状態を知り尽くしているオーナーによる丁寧なメンテナンスや、事故歴がないなどが確認できるためです。
複数のオーナーに手に渡っている状態だと、それまでそのような乗り方やメンテナンスをしてきたかが不明瞭になるため、ワンオーナーの方が査定士にとっても評価しやすく、価値が高いと判断されるポイントです。
中古車市場でのワンオーナー車の評価
市場においてワンオーナー車は、「大切に使われてきて信頼できる」というイメージが根強く、次のオーナーにとっても安心して購入できる要因となっています。
このため、一般的にはワンオーナー車は他の中古車に比べて高めの査定価格がつけられがちです。
また、一般的にワンオーナー車は、年式が新しく走行距離も少ない場合が多く、キズやヘコミも少ないことが多いとされています。よって中古車市場でも評価が高くなる傾向があります。
ワンオーナーであることを確かめる方法は?
自分の車がワンオーナーであるということを確かめる方法を紹介します。
①自動車検査証(車検証)を確認する
自動車検査証は車検証とも呼ばれもので、車の情報が記載されている書類です。
車検証には様々な車に関する情報が記載されていますが、ワンオーナーであることを確認するためには、「初年登録年月」と「登録年月・交付年月日」を見て下さい。
新車購入から所有者変更や住所変更などの手続きが行われていない場合はここが同じ年月となります。
②新車保証書の記載を確認する
保証書は新車購入の際にディーラーは発行する保証書ですが、ここに記載されている新車時の情報が現在のオーナーと同様の場合はワンオーナーとなります。
あくまでに新車購入時欄に記載があることで決まりますので、名義変更や二次保証欄や、新車購入時欄の情報が自分ではなく、ディーラーや販売店のものになっていた場合はワンオーナーとならない場合もあります。
ワンオーナー車の査定額を上げるコツを紹介
1.ワンオーナー車のアピール方法
まずはワンオーナー車であることを売却する際には必ず伝えること。
禁煙車・ペット乗車歴がないなどがあれば、さらに印象は良くなりますのでしっかりアピールすることが重要です。
どんな乗り方をされてきたか愛車との思い出を語ると同時に、定期的にメンテナンスをしてきたことや、大きな故障がないことなど、具体的な状況を説明することで信頼を得て、査定額アップにつながります。
2.保証書・点検整備記録簿の提示
ワンオーナー車は新車購入から現在に至るまでの、記録簿関連が全て揃っていることが重要です。
点検整備記録簿とは、車検や点検時に車の状態や不具合、部品交換や修理をしたなどのメンテナンスノートのことで、それを見れば今までの車の管理と状態が一目でわかります。
保証書とは、新車で購入した際に、購入したディーラーや販売店が証明として発行するものです。ここに新車で購入したお客様情報も記入されるため、現在の所有者と同様である場合にはワンオーナーと認められる大事に書類です。
通常、保証書と点検整備記録簿は、一緒の書類となっていることが多いです。
これらの記録が整っていれば、査定士は車のコンディションをより正確に評価でき、ワンオーナー車の証明もできるため、査定額アップに繋がる可能性が高まります。
ワンオーナー車査定の落とし穴と注意点
1.ワンオーナー車だからといって高く売れるとは限らない
ワンオーナ車は市場でも人気で査定士としても状態が分かりやすいため査定額アップに繋がりやすいですが、逆に査定額が下がるケースもあります。あくまでワンオーナー車が人気な理由は、全オーナーが大事に車を管理してきた場合です。
ワンオーナーでも乗り方に難が有ったり、あまりメンテナンスも行き届いていない、喫煙やペット乗車歴、事故歴、災害歴があったりすれば、当然査定額は下がります。
複数名のオーナーの手に渡っている車の方がよくメンテナンスされて大事に乗り継いできているということも多いため、必ずしもワンオーナーが有利とは限らないです。
2.査定の加点にワンオーナーは含まれていないことがある
ワンオーナー車であるからといって、必ずしもどこの車買取店も高額査定が保証されるわけではありません。
車を査定士が査定する基準の中に、ワンオーナーが査定額に影響する加点を加えていない買取店も多いです。
あくまで査定は車の年式・走行距離・カラー・状態の状態・事故歴の有無などを評価します。
その車の状態を評価し、市場の中古車相場に照らし合わせて査定額を決めるため、ワンオーナー車自体の理由で査定額をアップするわけではありません。
個々の中古車買取店の裁量によるものが大きいため、ワンオーナーであることをあまり評価をされないという場合もあるでしょう。
3.トラブル回避のための売却時の注意事項
売却時にワンオーナー車としてのトラブルを避けるためには、必ず保証書や点検整備記録簿を提示しましょう。
その際に、過去に事故や修復歴があった場合は隠さず正直に申告することが重要です。
複数名のオーナーの手に渡っていた場合は、どこで事故や修復が行われていたかは不明瞭になることもありますが、ワンオーナーの場合は売却主となります。
よって意図的に虚偽の申告をした問題が発覚した際に、賠償請求をされる可能性があります。
事故車に該当するような大きな損傷だけでなく、小さな傷の修復歴もわかる範囲で全て正直に申告することが重要です。
正直な申告により、トラブルを回避でき取引を円滑に進め、双方が満足する売買が実現します。
まとめ ワンオーナー車は査定アップが可能!
ワンオーナー車が査定で有利になるのは、その履歴の明確さやメンテナンスの適切さからくる信頼性が評価されるからです。しかし、査定アップは絶対ではなく、車の状態や市場環境によって変動します。
もし愛車を手放すことになったら、ワンオーナーという点をしっかりアピールしつつも、現実的な査定額を見積もることが肝心であることを忘れないでください。
また車を売却する際はワンオーナー車であることを査定額アップに繋げてくれる買取店を選ぶ必要があります。
ハッピーカーズ川崎登戸店は、ワンオーナーの場合は査定額アップの基準を設けていますので、車の売却を検討している場合はお気軽にご相談下さい。