こんにちは！車買取ハッピーカーズ川崎登戸店の萩原（はぎわら）です。

【おすすめできる中古車】をテーマに、実際に買取させて頂いた車両を試乗体験し、おすすめできる車種を紹介していきます。

今回のテーマは、「【トヨタ アクア】を中古車で購入する際のおすすめモデルと売却額の相場を公開！」です。
アクアは販売開始から話題となり記録的な販売数を誇ります。

「使い勝手が良い中古車を買おうと思っているがどれにしようか悩んでいる」「アクアを買いたいがどのモデルがおすすめなの？」「燃費の良い車に乗り換えたいな」などと悩んでいる方は多いと思います。

中古車でお得にアクアを購入するためのおすすめモデルと中古車販売相場に加え、アクアの買取金額相場も詳しく説明し、最後に中古でアクアを購入する際の気を付けるべきことを紹介していきます。

トヨタアクアは販売台数首位も獲得するハイブリッドコンパクトカーの先駆け

2011年12月に登場したトヨタ アクアは、コンパクトカーのサイズに分類される5ナンバーサイズのハッチバック型ハイブリッドカーで、プリウスと並びトヨタを代表するハイブリッド車です。
ボディサイズは全長4050mm×全幅1695mm×全高1455mm（一部グレード除く）
取り回しが非常に良いサイズで街乗りメインの方にも多く選ばれた理由です。

燃費も良く、JC08モード燃費は35.4km／Lにて販売当時は、世界トップの低燃費を実現したとして大いに話題となりました。

販売台数も当時から絶好調で、年間販売台数は、2013年　26万2367台、2014年　23万3209台、2015年　21万5525台と、年間販売台数でNO.1にも輝きました。
そんな大人気のアクアですが、現在中古車相場はとてもお買い得な価格になってきています。
安心できるトヨタ車で、街乗りに適したサイズで低燃費、しかも中古で安いとなればコスパ最強カーとの呼び声も高い１台を徹底紹介していきます。

コスパ最強か？トヨタ アクアは中古車で購入するのがお得です！

新車で購入する際にはハイブリッドカーは走行性能・燃費性能ともに高い水準ですがその分ガソリン車に比べまだまだ価格が高い傾向にあります。

◆2024年4月に改良された新型アクアの価格帯

メーカー希望小売価格 2,146,000 円（税込） 〜 2,837,000 円（税込）

本体価格に加え、オプションや諸経費を加えると乗り出し価格は250万円～300万円ほどです。この価格帯は競合も多く、中古車であれば車格をワンランク上げて価格帯が上の車種にも手が届くため、新車でアクアを購入する選択肢も良いですが、アクアの売りは、手頃なサイズ感と低燃費に加えハイブリッド車であるという点で絞れば、中古車にて安く購入するのが断然おすすめです。

アクアを中古で購入するならこのモデルがおすすめ！

プリウスは大人気のベストセラー車であるため、中古車市場における流通量が多いため、自分に合ったモデルやグレードも探しやすいです。
また、中古車販売店も売れ筋のプリウスは大事に取り扱う傾向があり、良質な中古車も見つけやすいです。

とにかく「初代アクア」は価格が安い！性能も良くコスパ最強でおすすめ

2021年7月に登場した2代目モデルはまだ年式が新しく中古車相場も高いです。
よって中古車としてお得な恩恵を最も受けられるのは初代アクアです。

アクアは2011年12月に販売開始されましたが、2021年7月に登場した2代目モデルまではそれほど性能に大きな違いはありません。

◆初代アクアはモデルチェンジによって前期型・中期型・後期型に分けられます。 前期型：2011年12月～2014年11月生産 中期型：2014年12月～2017年5月生産 後期型：2017年6月～2021年6月生産

それぞれ多少の違いはあるが、プラットフォームは変更されていないため大きな差はなく燃費性能も大差ないということは、中古市場で言うと選びやすいということなります。

同じプラットフォームを10年間使っているため、デザイン面や燃費数値、安全性能に小さな改良はモデルチェンジごとにあるものの、基本部分は同じためあまり前期・中期・後期の分け方は気にせず、デザインの好みや、グレード、車の状態で比較することができるため、よりお買い得な中古車を見つけることが重要となります。

◆萩原代表の「初代アクア」の街乗り試乗評価 実燃費：平均20km～23ｋｍほどでした。（エアコン付けて街乗り走行時） 特に燃費のことを意識せずに走行しても低燃費を実感できました。 乗り心地：ハイブリッドのパワーを求めると少し印象が違いますが、街乗り試乗では力不足は感じませんでした。あくまで燃費に注力しているため力強いというよりも、静かにやさしく運転する方が車に合っているかなと思います。 室内空間：前列は狭いとは感じません。ただし多少圧迫感は感じます。シートは少し安っぽいかなと感じますが座り心地は良く街乗り程度であれば十分な収まり具合です。 背はかなり低いです。背の高い車からの乗換えの方は驚くと思います。 室内空間は今どきのコンパクトカーと比べると狭いと感じる点は仕方ないかなと思います。 気になった点：厳しめの目線で言うと、車内空間はお世辞にも広いとは言えません。特に後席は足元が狭いため大人が乗る際には不満が出るかもしれません。頭上のスペースもあまりないので大柄な方は窮屈に感じると思います。 空気抵抗を減らすため低く、フロントガラスも斜めに寝ていることによる視認性は必ず試乗で目視確認してください。自分は多少見切りが気になる程度で問題はないです。 ただしこのコンパクトさがアクアの売りであるため（大きめが好きであればプリウスを選ぶ）そのコンセプトを貫いていることを利点と考えると、必要十分と捉えることもできます。

「初代アクア」の中古車販売価格の相場

「初代アクア」の中古車販売相場（2024年7月時点）

グレード「S」標準グレード
金額は支払い総額（車両本体価格＋諸費用込み）
※金額相場はハッピーカーズ登戸店調べで全国の販売店を参考にしています。

アクア「S」グレード	前期型	中期型	後期型
走行距離	2011年12月～2014年11月	2014年12月～2017年5月	2017年6月～2021年6月
1～4万km	60万円～70万円	80万円～110万円	130万円～160万円
4万km～7万km	50万円～70万円	70万円～90万円	120万円～140万円
7万km～10万km	40万円～60万円	60万円～80万円	80万円～120万円

グレード「G」上級グレード　
(2015年11月に先進安全装備「Toyota Safety Sense C」に標準装備された「G」グレード)
金額は支払い総額（車両本体価格＋諸費用込み）
※金額相場はハッピーカーズ登戸店調べで全国の販売店を参考にしています。

アクア「G」グレード	中期型	後期型
走行距離	2015年11月～2017年5月	2017年6月～2021年6月
1～4万km	100万円～130万円	120万円～170万円
4万km～7万km	80万円～120万円	110万円～150万円
7万km～10万km	80万円～100万円	90万円～140万円

上記でわかるように、前期型のアクアであれば予算50万円前後から中古で購入が可能です。
中期型は前期型に比べ、おおよそ20万円～30万円ほど高い相場価格となっています。
後期型は年式も浅く良質な中古車を探すとなると、予算は120万円からぐらいが目安であるため、最もアクアをお得に購入するには、前期型がおすすめとなります。

アクアの中古車が安い理由とは？

大人気ゆえに中古車市場での流通量が多いため

アクアの中古車市場での安さは、登場直後から販売台数を記録するほどの大ヒットをし、その後も順調に販売台数をある程度キープしていた反面、中古車市場にも多くの流通台数があるためです。
中古車の価格は需要と供給のバランスで決まります。
わかりやすく説明すると、基本的に欲しい人が多ければ価格は上がり、欲しい人が少なければ価格は下がります。
また、欲しい人が多いのに手に入りにくい場合にも価格はさらに上がります。
しかし、欲しい人は多いが、すぐに手に入る場合には、物の本質は変わりませんが、価値だけが下がります。

アクアは大量に売却する人も多く、中古車としての在庫も豊富であるがゆえに、全体的な販売価格の相場も安くなっています。

他に魅力的な「ハイブリッドカー」が増えたため

アクアの最大の魅力は「低燃費のハイブリッドカー」であるということです。
2011年12月に登場したトヨタ アクアは当時ではまだハイブリッドカーというのは高価な部類のみで、なかなか一般的ではない時代にお求めやすい価格設定で登場したことで大ヒットの要因にもなりました。
しかし、現在はトヨタのみならず他社でもハイブリッドカーは用意され珍しさはなくなりました。

また、トヨタより2020年に「ヤリス」が登場しました。
2023年1月～12月の販売台数ランキングでは、１位が「ホンダN-BOX」ですが、2位が「トヨタ ヤリス」と、普通車の中で最も売れている車種となっています。

ヤリスは、コンパクトなサイズに、低燃費、販売価格も標準グレードであれば200万円台から購入が可能ということで、アクアの影が薄くなってしまったことが要因です。
ヤリスの方が設計が新しく、売れる車種であれば尚販売店や開発は力を入れ、まだ中古車市場にもアクアのように多く出回っていないため、リセールバリューも良いため、アクアの需要がヤリスに流れていってしまったのが要因です。

決してアクア自体の性能が低いや、製品に魅力がないという理由で安くなっているわけではないので、お得に中古で購入しようと考えている方にはおすすめできると思います。

アクアの買取相場はいくらぐらい？

【前期型アクアの買取相場】　2011年12月～2014年11月

走行距離4万～7万km 標準グレードSを参考

• 人気色（白・黒）買取相場：平均相場　40万円（おおよそ30万～50万円程度）
• 普通色（銀）買取相場：平均相場　30万円（おおよそ20万～40万円程度）

【中期型アクアの買取相場】　2014年12月～2017年5月

走行距離4万～7万km 標準グレードSを参考

• 人気色（白・黒）買取相場：平均相場　60万円（おおよそ50万～70万円程度）
• 普通色（銀）買取相場：平均相場　50万円（おおよそ40万～55万円程度）

【後期型アクアの買取相場】　2017年6月～2021年6月

走行距離4万～7万km 標準グレードSを参考

• 人気色（白・黒）買取相場：平均相場　80万円（おおよそ70万～90万円程度）
• 普通色（銀）買取相場：平均相場70万円（おおよそ65万～90万円程度）

※買取相場は2024年7月時点 ハッピーカーズ川崎登戸店調べです。あくまでもおおよその参考数値として下さい。

アクアのリセールバリューは比較的高い傾向にあります。
例えば、前期型の中古車販売相場は、人気色でも60万円前後から購入が可能で、買取相場の平均は40万円であるため、あくまで相場は目安ではありますが、「20万円の差」しかありません。

一方、後期型の中古車販売相場は、130万円だと仮定したら、買取相場の平均は80万円であるため、「50万円の差」になります。

車の販売価格は、一般的に車のメンテンス費、部品交換代、清掃代、人件費、広告費、税金代などの諸費用がかかるため買取金額よりどうしても最低20%ほどは上乗せされます。
それを考えても、前期型アクアのお買い得さが際立っていることがわかります。

中古でアクアを購入する際の注意点

中古車販売店でアクアを購入しようとした際には注意すべき点がいくつかあります。
通常のガソリン車とは異なり、ハイブリッドカーならではの見落としがちな注意事項を紹介していきます。

ハイブリッドシステムの状態をチェックしよう！

これはハイブリッド車全般に言えることですが、専用バッテリーの劣化具合は必ず確認してください。
もしバッテリーの劣化にて新品交換が必要になったときは、おおよそ30万円ほどの費用が見込まれます。
特にアクアは中古車相場での流通量が多いため、良質な車を多い反面、購入を控えた方が良いような状態のアクアも多く存在してしまいます。
中古車販売店にてバッテリーの状態を必ず調べてもらい問題がない車のみを選ぶようにして下さい。

10万km以上走行車はおすすめできない

ガソリン車の場合は、10万km走行していてもさほど気にされない方も多いと思います。
ただし、ハイブリッド車はガソリン車と違い、専用バッテリーの問題があります。
基本的にバッテリーには経年劣化にともなう寿命があります。
もちろん年式によっても劣化はしますが、走行距離による影響は大きいです。
バッテリー自体の寿命は20万kmほどを想定しているようですが、それはあくまで適切な乗り方をしてきた場合です。
通常の乗り方であれば10万kmほどで不具合が起こる可能性も増えてくるため、できる限り走行距離が少ない中古車を選ぶことでトラブルを回避することができます。

また、初期型は2011年12月に販売されているため、最も古い年式であれば12年以上経過しています。
自動車検査登録情報協会の統計によると、車の平均使用年数は （平成27年〜令和5年）
乗用車は13.42年です。
つまり約13年～14年ほどで乗換えや売却の判断を平均でしているため、このあたりが走行時の安全性を確保でき、故障などのトラブルが多く出始めることが多いとされています。

現時点では問題がなくとも、中古で購入後、数年したら故障や修理が多く必要になる可能性も考えられます。
中古車を選ぶ際には、購入後のメンテナンスや車の寿命も頭に入れて購入をしましょう。

年式の古い車はいつまで乗ることができるのか？古い車を購入する際の注意点　詳しくはこちらをご覧ください。

参考記事：車の寿命はいつ？古い車に乗り続けるデメリットと手放す際の注意点も解説（ハッピーカーズ川崎登戸店）

「トヨタセーフティセンス」安全性能の装備が年式とグレードによって装着されていないのでチェックしよう！

現在は必須装備とされている先進安全装備「トヨタセーフティセンス」は、2015年11月の改良時に上級グレードの「G」と「X-URBAN」のみ標準装備され、ベースグレードの「L」と標準グレードの「S」はオプション設定とされています。
よって中古でアクアを購入する際には、安さやお買い得さだけではなく、安全装備の有無も検討してください。
もし「トヨタセーフティセンス」が搭載されているモデルが欲しい場合は、2016年式以降の「Ｇ」グレードに絞って探すことをおすすします。

リセールバリューの高いモデルや色を選ぶのもあり！

一般的に買取査定に有利な色は「白・黒」です。これはプリウス同様に、アクアにも言えることで、人気色という指定になっています。
逆に査定額に不利な色は、原色系の「赤・黄・青・オレンジ」などです。
もしリセールバリュー見込みで購入したい場合は、断然「白か黒」をおすすめします。

・まとめ　予算によって自分に合うモデルを選びましょう

アクアは初代モデルでも低燃費を実現しており、非常に中古車としても魅力があることは間違いないです。
前期型・中期型・後期型とそれぞれの中古車販売相場と、買取相場を紹介しました。
大きな違いはありませんが、デザインの好みや、内装の違い、安全装備の有無、リセールバリューなどで比較し、自分に合った１台を見つけてください。

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