【ダイハツ タント・タントカスタム】中古車購入時のおすすめモデルと買取額の相場を公開!
2024.12.16
こんにちは!車買取ハッピーカーズ川崎登戸店の萩原(はぎわら)です。
【おすすめできる中古車】をテーマに、実際に買取や試乗をさせて頂いた車両の中で萩原がおすすめできる車種を紹介していきます。
今回のテーマは、「【ダイハツタント】を中古車で購入する際のおすすめモデルと買取額の相場を公開!」です。
中古車でお得にタントを購入するためのおすすめモデルと中古車販売相場に加え、タントの買取金額相場も詳しく説明し、最後に安く取引されている理由と、中古車でタントを購入する際の注意点を詳しく紹介していきます。
目次
ダイハツタントは完成度の高い幅広い層におすすめの軽自動車
ダイハツのタントは現在軽自動車のカテゴリーで大人気となっている背が高く室内空間が広々としている「スーパーハイトワゴン」の先駆けのような存在です。
パワースライドドアだけでなく、前後の席の間に支柱がなく開放感がある「ミラクルオープンドア」など独自の使い勝手にこだわったファミリー層だけでなく幅広い層から支持されている大人気車種です。
2003年に初代が販売開始され、2代目が2007、3代目が2013年、そして現行型の4代目が2019年に登場しています。
魅力たっぷりで大人気のタントですが、4代目の新型が販売開始され年数も経ってきたこともあり、また先代モデルの3代目も多く中古車市場にも出回っているため中古車相場が下がってきており、とてもお買い得な価格になってきており、詳しく解説していきます。
新型タントのグレードと新車価格一覧
画像引用:ダイハツ商品情報サイト
現行型タントの新車価格
◆メーカー希望小売価格(消費税込)
※2024年11月30日 時点の新車グレード価格 eco IDLE装着車 |
タントのグレードは、タントが3種類、カスタムが2種類で展開させています。
- L:最も価格を抑えた必要最低限なエントリーグレード
- X:様々な快適装備が追加された標準グレード
- Xターボ:Xをベースにターボエンジンが搭載させたグレード
- カスタムX:カスタムモデルの標準グレード
- カスタムRS:カスタムXにターボエンジンを搭載した最上級グレード
新型タントの乗り出し価格の見積もり価格は?
ダイハツのオンライン見積もりでおおよその乗り出し価格の見積もりを算出しました。
「X」2WD 1,617,000円(税込)
必要最低限なナビやフロアマットなどをオプション追加するとおおよそ200万円前後になります。
少しオプションを豪華にすると200万円~220万円ほどが目安です。
「カスタムX」2WD 1,870,000円(税込)
必要最低限なナビやフロアマットなどをオプション追加するとおおよそ220万円前後になります。
少しオプションを豪華にすると220万円~250万円ほどが目安です。
上記は値引きなどが含まれていないため、新車購入時には交渉の余地はあると思います。
参考サイト:オンライン見積もり:ダイハツタント
新型タントを購入するならどのグレードがおすすめ?
新型タントを新車や中古車にて購入する際のグレードの違いとおすすめを紹介していきます。
【タントのグレード選びのポイント】
タントはノーマルモデルとカスタムモデルがある
細かい装備や仕様は異なりますが、デザインの差で選ぶのが良いと思います。
シンプルに飽きの来ないスマートなデザインが好みであればノーマルのタント、押し出し感があり迫力あるデザインが好みであればカスタムモデルを検討してみるのが良いと思います。
エンジンはNAの通常エンジンとターボモデルの2種類が選べる
馬力に差があり、ノーマルモデルは54PSでターボモデルは64PSとなっています。正直街乗りをしている場面では大きな差は感じませんが、高速道路や山道や坂道を走行する際には、ターボモデルの方が楽に走行ができます。
燃費は通常のXが、WLTCモードで22.7km/L,、Xターボが21.2km/Lと、あまり差はありませんが、ターボ車の方がパワフルにエンジンを使い分燃費は悪くなります。
それぞれのデザインの好みと車の使用用途や距離、高速道路を利用するかどうかなどで自分にあったグレードを選ぶことがおすすめです。またeco IDLE非装着車もグレードに用意されていますが、価格が安い分燃費性能が下がる為、搭載モデルの方がおすすめです。
前期型と後期型がある
4代目タントは、2019年7月~2022年7月までを前期型としています。
2022年10月~現行販売型は後期型です。
特にタントカスタムは、リアデザインはあまり変更がありませんが、前面のフロントフェイスのデザインが大きく変更されているため好みが分けれると思うため確認が必要です。
新型タント:おすすめグレードはカスタムとノーマルともに「X」
画像引用:ダイハツ公式ホームページ:グレード・価格
新型タントのグレードの中でおすすめできるのは「X」と「カスタムX」です。
ノーマルモデルのXが最も街乗りメインで使用するには価格と装備のバランスが良いと感じます。
デザインもシンプルながらまとまり感があり、シーンを選ばない印象で好感が持てます。
カスタムとの価格差はおおよそ、eco IDLE装着車「X」2WD 1,617,000円と「カスタムX」2WD 1,870,000円で約25.3万円です。
カスタムモデルは迫力があり装備や質感も高く豪華ですが、その分価格も高くなりますので予算とデザインの好みで検討したいところです。
通常の買い物や近場に家族で遊びに行くなどがメインの方であればターボ車ではなく、ノーマルエンジンでも十分です。
長距離や高速道路の頻度が高い方は、ターボモデルの方がパワフルでそこまで踏み込まずとも加速感があるため検討しても良いかと思います。
装備面ではXになると標準装備が充実してきます。
最も注目なのがドアの開閉の利便性が高いことです。
ワンタッチオープン機能付きパワースライドドアが左側に装備されており、「ウェルカムオープン機能」「タッチ&ゴーロック機能」「助手席イージークローザー」「キーフリーシステム 」など安全かつ便利な機能も標準装備。
パワースライドドアも両側必要であればオプションで追加できるため使い勝手によって予算も調整できます。
ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」は標準装備。(一部オプション設定の機能あり)
スマートアシストとはダイハツの予防安全機能で、車両に搭載した「ステレオカメラ」が周囲の状況を認識し、ドライバーの運転をサポートしてくれる予防安全技術です。
一部、駐車支援や運転負荷軽減、認知支援などの機能はオプション設定となっていますが、メインの「衝突回避支援」は全車標準装備となります。
「4代目タント・タントカスタム」の中古車販売価格の相場 2024年12月時点
新車でタントを購入するか、中古車で購入するか悩んでいる方は多いと思います。
販売から年数が経過しているため、中古車はどの程度の価格になっているのか中古車市場の相場を比較していきます。
4代目タントのおすすめグレードである、「X」と「カスタムX」の中古車販売相場で比較します。
金額は支払い総額(車両本体価格+諸費用込み)
※金額相場はハッピーカーズ登戸店調べで全国の販売店を参考にしています。
4代目 タント | 前期型 「タント X」 | 後期型 「タント X」 |
走行距離 | 2019年7月~2022年7月 | 2022年10月~現行 |
1~4万km | 120万円~150万円 | 140万円~170万円 |
4万km~7万km | 120万円~140万円 | 140万円~160万円 |
4代目 タントカスタム | 前期型 「タントカスタム X」 | 後期型 「タントカスタム X」 |
走行距離 | 2019年7月~2022年7月 | 2022年10月~現行 |
1~4万km | 130万円~160万円 | 170万円~200万円 |
4万km~7万km | 130万円~150万円 | 160万円~180万円 |
タントカスタム「X」の新車乗り出し価格の目安は、200万円~220万円ですので、後期型の「X」を中古車で購入すると約50万円~60万円ほど安く購入することが可能です。
タントカスタム「X」の新車乗り出し価格の目安は、220万円~250万ですので、後期型の「カスタムX」を中古車で購入すると約50万円ほど安く購入することが可能です。
「4代目タント 」の買取相場はどうなっているのか?
「4代目タント・タントカスタム」の買取相場(走行距離1万~4万km)2024年12月時点
4代目 タント | 前期型 「タント X」 | 後期型 「タント X」 |
年式 | 2019年7月~2022年7月 | 2022年10月~現行 |
人気色(白・黒) | 平均買取相場:100万円 | 平均買取相場:110万円 |
おおよそ目安相場 | 90万円~120万円 | 100万円~125万円 |
普通色(上記以外) | 平均買取相場:90万円 | 平均買取相場:100万円 |
おおよそ目安相場 | 80万円~110万円 | 90万円~120万円 |
4代目 タントカスタム | 前期型 「タントカスタム X」 | 後期型 「タントカスタム X」 |
年式 | 2019年7月~2022年7月 | 2022年10月~現行 |
人気色(白・黒) | 平均買取相場:110万円 | 平均買取相場:140万円 |
おおよそ目安相場 | 100万円~120万円 | 120万円~150万円 |
普通色(上記以外) | 平均買取相場:110万円 | 平均買取相場:140万円 |
おおよそ目安相場 | 100万円~120万円 | 120万円~150万円 |
タントは、前期型と後期型で比較すると買取相場の金額が後期型の方が少し高いぐらいであまり差がありません。
これは通常のタントは前期型と後期型のデザインなどはあまり変化がなかったため、前期型の人気もかなり高いことが要因です。
中古車販売価格の差も約20万円ほどと、タントカスタムほどの差はありません。
将来的には、後期型の方が買取額が有利になりますが、現時点では予算を低く安く購入したい場合には前期型でもお得感はあります。
逆にタントカスタムは、後期型でデザインが大きく変更されたこともあり、おおよそ30万円ほど後期型の方が買取相場が高い傾向にあります。
中古車販売価格も前期型と後期型の差は同じく30万円ほどであるため、今後のリセールバリューも含めて考えると、タントカスタムの場合は、後期型を購入した方が総合的なお得度や買取額は有利になると思われます。
ダイハツタント・タントカスタムの中古車が安い理由は?
1.ホンダN-BOXが絶対王者として人気車であるため
ダイハツタントは今では最も勢いのある軽自動車カテゴリーの「スーパーハイトワゴン」の先駆けとなっているモデルです。
使い勝手も良く独自の工夫や予防安全装備にも早くから力を入れており人気がありますが、現在同じカテゴリーの軽自動車の新車販売ランキングではホンダのN-BOXには及ばないのが現状です。
参考サイト:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会 2024年10月 軽四輪車新車販売数
またスズキのスペーシアが販売台数でも猛追しており販売台数でも優ってきています。
ホンダのN-BOXは軽自動車の域を超えた完成度の高さで隙がなく、スペーシアは新型で全体的なバランスも良くなったため同価格帯であれば、タントではなくN-BOXやスペーシアを選ぶ方が多いことが一つの要因です。
そのため、中古車販売店側としては、出来る限りお得感のある販売価格を設定して販売力を高めようとするため、NーBOXやスペーシアよりも、タント・タントカスタムの価格が安いと感じる設定になっています。
2.ダイハツ特有のモデルラインナップによるもの
タントの販売価格が安い理由の2つ目は、ダイハツ特有の商品ラインナップによる社内競合車が多いことに起因しています。
ダイハツというメーカーは、トヨタ・ホンダ・日産・三菱・マツダといった国産主要メーカーのラインナップと異なり、軽自動車の販売をメインとしています。
同じく軽自動車がメイン販売のメーカーにはスズキがありますが、スズキの場合には「スイフト」や「新型フロンクス」など日本カー・オブザ・イヤー2025年にノミネートされるほどの普通車の開発にも力を入れていますので、ダイハツの方が軽自動車の依存度が高いと言えるかもしれません。
2024年10月の新車販売台数のランキングを見てみてもわかるように、ダイハツの軽自動車は、3位タント・4位ハスラー・8位ムーヴ・11位ミラと複数台入っています。
それぞれメーカーとしては、キャラクターや強みの違いを押し出しているとは言え、購入者としては軽自動車というカテゴリーでみるとタント以外の選択肢も多くあることになります。
その結果、タントの価値や需要はダイハツ車の中でも魅力が分散され、市場価値はある程度安定し安さに繋がっていると言えます。
3.中古車市場の流通台数が多いため
タントの中古車が安い理由の3つ目は、中古車市場にあるタントの流通台数が多いことによるものです。
タントは人気車ゆえに売買も盛んに行われています。
車の販売価格や買取相場は需要と供給のバランスで決まります。
需要が高いのに供給が少ないと価値や価格は「高く」なります。
逆に需要が低く供給が多いと価値や価格は「安く」なっていきます。
タントの場合には後者もしくは、需要が多いが供給も多いという状態であるため緩やかに価値や価格は低下しています。
中古車販売サイトで調べた全国のタントとカスタムを合わせたの販売台数は(2014年式~2024年式の10年経過車)2024年12月1日時点で、約11,900台あります。
ライバルのホンダN-BOXの販売台数は同条件で、約8,800台であるため、タントの方が供給台数が多いことにより価格が安くなっています。
中古車でダイハツタント・タントカスタムを購入する際の注意点
中古車販売店でタント・タントカスタムを購入しようとした際には注意すべき点がいくつかあります。
中古車購入する際には、気を付けてほしい点を紹介していきます。
1.中古車購入時には走行距離を確認する
中古車の購入をする際には、車の年式やグレード、傷の有無だけではなく、走行距離が重要となってきます。
走行距離が長くなればなるほど中古車販売価格は安くなりお得に購入できますが、不調や不具合が起こる可能性も増えていくため、走りすぎている走行距離車には注意してください。
走行距離の目安は1年で1万kmとされています。
よって、年式が新しくても走行距離が多い車両は全オーナーが長距離使用をしていたことが予測できたりもします。
中古車で購入し、今後も乗り続けることも考えると7万kmまでの中古車を選ぶことが良いと思います。
2.中古車購入時は事故で「修復歴のある中古車」か確認する
タントに限らずですが、中古車を購入する際には、無事故車を選んだ方が無難です。
柱や壁などにぶつけたり擦ったりした傷であれば外装を修繕するだけなので過去に発生していても問題ありません。
ただし車両骨格部分に損傷を受けてしまった場合には、綺麗に直しても「修復歴あり車」となります。
いくら見た目がキレイに直っていても車両全体バランスが崩れてしまったりゆがみが出ている可能性もあります。
あきらかに相場よりも安すぎる中古車は、修復歴がある車の可能性があるため注意が必要です。
修復歴が有る場合は、販売店側が告知をしなくてはなりませんが、中には悪質な業者が伝えずに販売している可能性もあります。
また過去に事故を起こしていたとしても、外装部分の修理やパーツ部品の交換をしたなどは規定によって修復歴が付かない場合もたくさんあります。
中古車購入の際は保証内容を確認して、目視で修復歴がないか見極める必要があります。
参考記事:中古車購入時に、修復歴を自分で見極める方法はこちらをぜひご覧ください。
3.衝突回避支援ブレーキ「スマートアシスト」の搭載有無を確認する
ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシスト」は今では搭載が標準となっていますが、中古車を購入する際には搭載の有無を確認する必要があります。安全性に直結する大事な機能であるため、できれば搭載モデルを購入しておくことをおすすめします。
初代「スマートアシスト」は赤外線を用いる簡易的な機能なため低コストで搭載を可能としています。
タントは2013年10月に初めて搭載されています。
スマートアシストIIは、カメラセンサーを追加装備しており、単眼式カメラでより細かいものの認識が可能となりました。例えば、一定の条件下ではありますが、標識・歩行者・中央線などをカメラで認識して注意を促す機能が搭載されています。
スマートアシストIIIは、カメラが単眼式から複眼式カメラに進化しました。カメラで認識する機能が向上することにより、より精度の高い予防安全技術となっています。スマートアシストIIは、歩行者に対しては警報することが可能でしたが、自動でブレーキがかかるまで技術が向上し作動速度域の拡大を実現しています。
スマートアシストⅢ を搭載車した「タント」は、2016年11月から販売開始されました。
より安全性を求める場合には、これ以降の年式でスマートアシストⅢを搭載したモデルの中古車を選ぶ方が良いでしょう。
引用サイト:ダイハツ企業情報サイト
歩行者へのブレーキ対応を追加した衝突回避支援システム 「スマートアシストⅢ」を開発
4.乗換えで車売却する際に高く売るためのポイント
フリードに乗り換える際には現在乗っている車を売却することになりますが、車をより高く売却するためのポイントがあります。
中古車売却は早い時期の方が査定額が有利になる
車を売る際は、タイミングが重要です。
理由は、中古車の価値はさまざまな要因によって上下することと、時間の経過とともに下がっていくためです。
特にフリードに関しては、新型が登場しているため今後中古車市場にも新型フリードの流通台数が増えていくことにより、中古車販売価格は下がっていきます。それは「価値」が低下しているとも言えます。
特に先代フリードはさらに価値の低下が大きくなることが予測されるため、買取額の相場も下がっていきます。
ボーナス時期や新年度、中古車販売店の決算期、自動車税発生前など車の売買が盛んになる時期を過ぎていけばいくほど差が出てきます。
車売却は「できるだけ早く、状態がよいうちに売るのがベスト」というのが高く売却するための最大のコツです。
【詳しくはこちらの記事内容をご覧ください】
参考記事:車はどこに売却するのが良い?おすすめの車買取業者の選び方を解説!
優良な車の買取業者を選ぶ際のポイントまとめ
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上記が優良と言える車買取店の特徴をまとめたものです。
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【詳しくはこちらの記事内容をご覧ください】
参考記事:車売却にベストなタイミングは?買取相場とおすすめの売り時を解説
まとめ タントは使い勝手抜群なコスパ優良車
ダイハツタント・タントカスタムは、現在4代目となっていますが、2019年にモデルチェンジしてから少し年数が経っています。
設計自体も現在の新型車と比べると多少見劣りする部分はありますが、中古車として購入するにはとてもお買い得な価格となっており非常にコストパフォーマンスも優れています。
人気車ということもあり、買取相場も良好な分類でリセールバリューを気にされる方にもおすすめできるモデルとなっています。
ただし、そろそろ次期型のタントが登場するようなサイクルであるため、急ぎで乗換えをしなくても良い方は、いつになるのかはまだ不明ですが、新型の情報や発表を待ってから購入する手もあります。
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