車を売る査定前に洗車や清掃はすべき?買取額アップの清掃方法を紹介
2024.11.15 | 更新:2024.11.19
【この記事を読んでわかること】
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車の売却をする際には、まずは車買取業者により査定が行われます。
実際の車を隅々までチェックし評価点を算出して買取額を決めます。
その際に、「車を事前に洗車や清掃をしておくべきなのか?」という悩みがあると思います。
この記事では、査定前に洗車や清掃をしておくべき理由と、清掃方法を詳しく解説しています。
キレイな状態で査定を受けることで、査定士のイメージアップを図れるだけでなく、実際の査定額にも影響を与えることができる清掃方法をぜひ参考にしてください。
目次
車の清掃が買取査定額に良い影響を与える理由
車をより高く売却するためには査定前に準備が必要です。
その中でも車を清掃しておくことは、査定額アップに直結する有効な手段です。車内外の見た目が綺麗であれば、査定士の評価も自然と高まります。
例えば、シートのシミを落とす、ダッシュボードをピカピカにする、洗車をしておくなど、清掃メリットは大きいです。これらの努力は、査定評価に繋がり、結果として査定額のアップが見込めます。
1.キレイな車の方が査定時に好印象を与える
車の査定では第一印象が非常に重要です。
査定士は決められた短時間の中で色々なチェック項目と基準に基づいて車の査定評価を行います。
清潔な車はすぐに好印象を与え、高い査定価格に直結することがあります。というのも、清潔感があるということは、車を大切に扱い、適切なメンテナンスを行っているという信頼性の表れです。
経年劣化にともなうキズや汚れは、どの車両も同様の条件になりますが、手入れが行き届いている状態の車両は、車の良好なコンディションを印象づけ、結果として査定価格をアップさせる要因になります。
2.キレイな状態にしておけば車体の状態が評価される
車のボディの傷やヘコミは査定額の中で大きな金額差が出る部分です。
査定士は車の外装を細かくチェックしていきますが、汚れが多いと傷やヘコミの状態を見分ける作業が大変になります。
あまりにも汚れている場合には、傷があると仮定した評価で査定をせざる得なくなります。
一方、キレイに洗車や清掃されている車であれば、一目で傷やヘコミがないことを判断することができるため、余計なチェックも不要で良い評価が与えられやすくなります。
3.車の査定はオーナーの扱い方や管理状態も評価される
車の査定に要する時間は長くとも全体で1時間以内ほどが目安です。
それ以上をかけてしまうとお客様を長くお待たせしすぎてしまうため店舗の満足度も低下する懸念があるためです。
車の買取相場の金額も算出する時間が必要であるため、実際に車を点検する時間は30分~40分ほどしかありません。
そのため、全ての状態を査定だけで見極めることは熟練の査定士でも難しいです。
よってオーナーがどのぐらいの頻度で整備点検を行っていたのか?どこか不具合や事故歴があるか?長距離の移動は多いか?など車の扱い方や管理状態のヒアリングを受けて管理状態が良ければ査定額が変わることも多いです。
車の管理状態で、洗車やガラスコーティング、撥水加工など費用をかけて行っていたことをアピールすることで、有利な買取額になりやすいという理由があります。
査定前に実施すべき車内清掃チェックリスト
車の査定額アップを達成するためには、車を売る前にしっかり清掃をしておくことがポイントです。
以下の項目をチェックすることで清掃すべきポイントがわかります。
【車内の清掃ポイント】
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1.車内のゴミや荷物を取り除く
車内に落ちている目に見えるゴミを出来る限り取り除きます。
車内にゴミが散乱している状態で査定を受けると、汚れ面での減点だけでなく、クリーリング代も含めた査定額に下がってしまう可能性があります。
また荷物が後席や助手席にたくさん積んでいる状態であるとシートの状態などを詳しく評価できないため減額されてしまうことも考えられるため、出来る限り荷物は取り出して置き、細部までチェックできるような状態にしておくことがコツです。
2.天井や車内をシートや雑巾などで汚れを拭き取る
天井や車内の目立つところの汚れを清掃しておくこと見た目に良い印象を与えることができます。
車内清掃用のシートなども販売されていますが、雑巾での水拭きでも、空拭きを後で行えばきれいに清掃は可能です。
ダッシュボード・ハンドル周り・エアコン周り・ドアの取っ手・ナビ画面など手あかが付きやすい部分や、天井・シート・床など埃や汚れが付きやすい部分をメインに拭き清掃をしましょう。
3.フロアマットの清掃
フロアマットは取り外しが可能であるため、自宅で水洗いや掃除機で綺麗にすることができます。
水洗いした際には必ず日干しで乾燥させてください。
洗浄後濡れた状態のまま車内に戻すと、カビが発生する危険性や臭いの原因になりますので注意してください。
フロアマットは床部分の大半を占めている面なので、綺麗な状態であると第一印象が良くなります。
4.フロントガラスや窓ガラスをピカピカにする
窓ガラスは車ごとに状態の差が出やすい部分です。
ヒビや亀裂が入っている場合は交換も必要なため、ガラス部分を綺麗にしておくことで交換の必要のないことをアピールすることができます。また、水垢などがこびり付いてしまっている車は、査定額からコーティングの費用を差し引かれて提示される可能性もあるためピカピカにしておく方が良いです。
このチェックリストを活用して車内清掃を実施することで、車の状態が良いと感じさせ、査定士に良い印象を与え、査定額アップを実現できる可能性が高まります。清潔で整った車内は、愛車の価値を最大限に引き出すための重要なステップです。
ペット毛とシートの汚れ除去
車の査定額アップを目指す際、車内の状態は非常に重要です。特にペットの毛や臭いの有無は査定額に大きく影響します。
新しく車を購入する際にペットの毛や臭いを敬遠される方は多いため、査定額も下がってしまう可能性があります。
よって売る前や引き渡し前にはしっかり清掃をしておきましょう。
ペット毛除去では、まず粘着ローラーを使用して表面の毛を取り除きます。ガムテープでも代用は可能です。
次に、濡れたスポンジやゴム製のブラシでシートを軽くたたくことで、根深い毛を絡め取ることができます。
シート洗浄では、専用の洗剤を用いてシミや汚れを丁寧に落とすことが望ましいです。これらの清掃作業によって、車内が清潔で快適と評価されるため、査定価格アップが期待できます。
タバコの臭いや食べ物のカスなどの強い臭い対策
車内清掃後も残る臭いは査定額に影響します。
強い臭いやたばこのヤニが付着している場合には、芳香剤や消臭剤では臭いが取り切れません。一時的には臭いが軽減されるかもしれませんが、時間とともに臭いが復活してしまいます。
臭いの原因であるヤニや食べ物のカスを除去しないと根本的な解決にはつながらないです。
ただし特にタバコの臭いは表面的な清掃では臭いがとれないことが多いです。
シートや天井にしみ込んだり、エアコンの内部にまで煙が入り込み通常の清掃では臭いが取り切れません。
そういった場合にはプロの業者にクリーニングを依頼することも検討すべきです。
車内クリーニング業者は多く存在しており、作業時間や程度によって異なりますが簡単な臭いを除去する車内のクリーニング費用は、1万円~3万円ほどが目安の相場です。
車内全体を徹底的に清掃したい場合には、車内まるごとクリーニングサービスを利用することになり費用は4万円~6万円ほどが目安の相場とあります。
車の掃除に便利なグッズを紹介
①充電式ハンディー掃除機
車内の清掃に役立つのが充電式のハンディー掃除機です。車のシガーソケットに差して使用できるタイプのものもあります。
車内清掃に向いているものは、隙間などに入るよう先端が細いノズルが付いているタイプがおすすめです。
充電式であれば車内だけではなく、自宅でも使用できるため使用の幅が広がり利用しやすいでしょう。
小さなお子様がよく乗車する際には隙間に食べ物のカスやなども落ちていることも多いですが、掃除機で吸い込むことで清掃する時間短縮にも繋がり、1台持っておくことでいつでも手軽に清掃ができ活躍します。
②ヘッドライトの黄ばみ取り
車のヘッドライトは紫外線や汚れによって次第に黄ばんでいきます。
ヘッドライトの黄ばみ取りのグッズも市販で販売されているため、気になる方は利用してみてください。
パッと見たときに、ヘッドライトが黄ばんでいると古臭く感じ第一印象を下げてしまう可能性があります。
年式が比較的新しいモデルであればヘッドライトの状態で査定額が変動することもあります。
サンドペーパーなどを自分で用意してやると逆に傷がついてしまうことがあるため、専用のグッズに付属してあるスポンジと黄ばみ取り剤で試してみてもとも良いかと思います。
③シートのシミや汚れクリーナー
シートのシミや汚れは車内の評価点に大きく影響があります。
シートは直接人が最も触れる部分であるため、中古車販売する際にもきれいな方が売却をしやすいため、買取額にも影響が出ます。
シミや汚れは落ちにくいですが、シート専用のクリーナーなどを使用して出来る限り清掃しておくことが高い査定額を提示させるコツです。
表面ではなくシートの内部までしみ込んでいることが多いため、叩くようにシミの部分の汚れを浮き出して拭き取ると汚れが落ちやすいです。時間が経ってしまったシミは完全に除去できないですが、ある程度清掃しておくだけでも印象は変わります。
④ペット用の消臭剤
通常の家庭でも使用するような消臭剤でも車内の臭いはかなり抑えることができますが、ペット臭はなかなか取り除けないのが現状です。
もちろんペット臭がする車の査定額は減額されるのが基本です。ペットの毛は粘着ローラーで綺麗に除去しつつ、ペット臭はペット用の消臭剤が有効です。
ペット用の消臭剤は成分が異なっており、ペットの毛や排泄物などにはおすすめできます。
一般的な費用は1000円以内が目安となりますが、持続性が低いものは避けた方が良いと思います。
ただし強いにおいの場合には臭いが取り切れないことがあるのでご注意下さい。
【ペット用消臭剤を選ぶ際のポイント】
アレルギー物質が含まれていないか? |
ペット乗車歴がある車を査定依頼する際の注意点
ペット乗車歴のある車を査定する際には必ず、ペット乗車歴ありの申告をしておくことをおすすめします。
査定時には一時的に消臭できたとしても、後日臭いが再発した場合には買取業者から、査定額の減額を持ちかけられる可能性があります。
また嘘や虚偽の申告をした場合には、買取業者側からキャンセルや返金などを求められることや、契約不適合責任を問われる可能性もあるため正直に申告しておくことが大切です。
【詳しくはこちらをご覧ください】
参考記事:中古車売却で嘘の申告をしてはいけない理由!契約不適合責任を詳しく解説
※商品写真はイメージで効果をお約束するものではありませんので予めご了承下さい。
洗車に必要なものと正しい車の洗車方法
車を査定する際、同じ車種でも外装の状態によって買取額は大きく変わります。
洗車は査定前にすることで査定額アップの重要なカギとなります。
洗車は、単に汚れを落とすだけでなく、査定員が外装の状態をチェックしやすくなり、短時間でも外装の評価アップに繋げることができます。
初めて手洗い洗車をする方も、そうでない方も意外と正しい洗車の方法を知らなかったりもするので洗車機ではなく、手洗いをでを自宅やコイン洗車場などを利用する際のやり方を紹介していきます。
自分で洗車を行うのに必要なものは?
【自宅で洗車をする際に必要なもの】
【洗車場で洗車する際に必要なもの】
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車の洗車の基本ステップ
■手洗い洗車を行うステップ
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1.水で全体を洗い流す
洗車を行うで重要なポイントは、最初に水でボディの表面に付着した細かい砂や砂利、汚れなどを落とすことです。
そのままスポンジで洗い始めてしまうと、ボディ表面に付着した砂などで塗装に傷をつけてしまいます。
目に見えない小さな傷でも塗装の膜にはダメージがあるため全体を水で洗い流すことから始めて下さい。
ホースや高圧洗浄機などあれば短時間で汚れを綺麗に落とせるため有効です。
2.カーシャンプーと洗車用スポンジを使って全体を洗う
次に車用の専用スポンジとカーシャンプーを使用して全体を洗います。
スポンジはボディに傷がつかないよう柔らかく泡立ちがしやすいものがおすすめです。
自宅で洗車する際には、カーシャンプーを作成します。
バケツに規定量のシャンプーを先に入れてから水を混ぜて泡を作ります。
洗車場の場合には、時間制でノズルからシャンプーが自動で出てきます。
勢いが良いシャンプータイプと泡タイプがありますが、汚れが多く時間をかけて丁寧に洗車したい場合は泡タイプ、あまり汚れが目立たず早く洗車をしたい場合にはシャンプータイプで良いかと思います。
洗い方の基本は上から下へです。
まずは車の天井の屋根部分から必要であれば脚立を用意して洗います。
その後は、前から車の周りを1周するように、フロントガラス➡ボンネット➡フロント部分➡サイド窓➡サイドボディ➡バック窓➡バック部分と進んでいくと洗い忘れがないためおすすめです。
最後にタイヤのホイール部分を洗います。
3.もう一度水で全体を洗い流す
シャンプーの泡が残らないように再度水で全体を流します。
この際にも上から下へ水で流すようにすると短時間で流しきることができます。
4.乾く前に素早く拭き上げをする
最後に拭き上げをしますがポイントは、なるべく素早く拭き上げることです。
特にボンネット部分や、夏の炎天下に洗車をした際には、洗車した水滴が高温となりボディを痛めてしまう原因となります。
出来る限り素早く全体が乾ききるうちに、やさしく拭き上げを行って下さい。
水滴を残さずしっかりと乾燥させることで、水垢の発生を抑えることができます。これらのポイントを押さえた洗車で、査定士に良い印象を与え、査定額アップに繋げましょう。
また、ボディ用のクロスを使用することをおすすめします。
傷がつきにくいだけでなく、吸水性も高いため効率的に拭き取りができます。
洗車時に傷やへこみを見つけた場合の対処法
普段はあまり車の傷やヘコミを気にしていない方は特に、洗車をしている際に「こんな傷やヘコミあったんだ!」と見つける方も多いです。
もしも傷やヘコミがあった場合、車の売却をする前に修理や修復をすべきかどうかを解説します。
車の売却前に傷がへこみを直す必要はあまりない
車を売却する際に、傷やヘコミを見つけた場合に修理や修復してから売却した方が良いのか?そのまま査定を受けた方が良いのか?悩むことは多いです。
結論から言うと、車の傷やヘコミは修理せずそのまま査定に出す方が良いです。
理由は、傷やヘコミの大きさや深さ、面積にもよりますが大抵の場合は査定額のアップ分よりも、修理代の方が高くなるからです。
基本的に修理を依頼すると、業者は部品代・工賃・作業代・人件費などのかかる費用も含めて、修理代としています。
そのため、査定額があがる金額よりも、修理代の方がかかる経費が多い分高くなる傾向があります。
また、車買取業者は、自分の向上や系列の修理工場などがあるため、一般的な修理業者よりも安価に直すことができるため、差額を埋めることが難しいでしょう。
見栄えの問題でどうしても修理を行いたい場合は、修繕する場所や程度によっても異なりますが、塗装や板金で直る程度の傷であれば、さほど修理代もかからないため試してみる価値はあります。
ただし、大きな傷や部品交換が必要な場合は、修理費用が高額になるため注意が必要です。
自分で修繕をすることで査定額が減額となる場合もある
車をぶつけたりこすったりすることは多々あると思います。その際には見栄えをよくしようと自分でDIY修繕を行う方も多いでしょう。
キレイに修繕できれば問題ありませんが、市販のタッチペンや塗装を塗りなおしたり、部品を純正以外のものに交換したりした際には、逆に査定額が下がってしまう要因となることも多いです。
塗装を純正以外で塗ってしまうと、一度それを剥がしたり戻す作業が必要になってしまったり、純正以外の部品に交換すると価値が下がってしまうことがあります。
よって基本的には車を乗り続ける場合には見栄えの問題や気持ちの問題もあるため、修理や修繕を行うことが良いですが、車の売却を前提としている場合には、「そのままの状態で」査定に出す方がおすすめできます。
【詳しくはこちらをご覧ください】
参考記事:車買取の査定額に傷は影響ある?減額される目安と修理すべきかを解説
車買取で高く車を売却するためのhttps://happycars-noborito.com/column/car-with-scratches-purchase/コツは? 詳しくはこちらをご覧ください
車買取で高く車を売却するためのコツは?古い車でも査定額をアップさせる方法を紹介!/ハッピーカーズ川崎登戸店
おすすめの車掃除サービス紹介
車の査定額アップを目指す際に清掃の重要性は大きいですが、自分で洗車や車内清掃を行うだけでなく
プロの洗車サービスや車内クリーニングを利用する場合、細部までケアされます。
汚れが多く自分では清掃しきれないような状態でも高品質な仕上がりが期待でき査定額を押し上げる要因になることも多いです。
費用がかかりますが、その費用以上に買取額が上がる可能性もあるため検討の余地は十分あります。
ここではおすすめの洗車サービス業者を紹介します。
KeePer洗車
洗車専門店で対応店舗も多くおすすめできるのが、キーパープロショップです。
2024年11月時点でキーパープロショップ(KeePer PROSHOP)は全国に6625店舗あります。
キーパープロショップとは?
KeePer技研株式会社が定めるコーティング技術1級資格を取得したスタッフが店舗に在籍し、
キーパーコーティングを正しい施工技術で提供できる『コーティング技術認定店』として登録されている店舗です。
主にガソリンスタンドやカー用品店が加盟していることが多く、比較的経済的な価格設定となっています。
また、洗車だけではなく、クリーニングやコーティングなど総合的に車の清掃を依頼できるのが魅力です
洗車の費用は車のサイズでSS~XLで異なり、3230円~6000円が目安となります。
またよりキレイに洗車を依頼したい方には、手洗い洗車にアンダーウォッシュ、下回りピッチ除去、ホイールクリーニング、運転席と助手席の掃除機掛けをプラスしたコースの「プレミアム洗車」などオプションも豊富です。
川崎市のキーパープロショップ一覧(2024年11月時点)
参考サイト:キーパープロショップ公式HP
https://www.keepercoating.jp/lineup/wash/
プロによる車掃除サービスを頼むメリットとデメリット
洗車サービスを専門業者に依頼するメリット
洗車を自分で行うこともよいですが、プロ業者に洗車や清掃を依頼するメリットは4つあります。
デメリットは費用が発生するという点ですので、メリットを知りどちらの方が自分に合っているかを判断できると思います。
ぞれぞれのメリットに関して説明していきます。
【プロの業者に洗車や清掃を依頼するメリット】
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最も大きいメリットは、車の見栄えが良くなることです。
自分で行う洗車やクリーニングでも時間をかけて丁寧に行えばプロの仕上がりに近くなりますが、プロに依頼した際の仕上がりの方が安心できる方も多いと思います。
日々のメンテナンスとしては自分で洗車を行うことでも十分だと思いますが、車を売却しようとした際には車の状態次第で査定額が変わることを思うと、費用をかけてでもプロに依頼をしてきれいにしておく選択肢も十分考えても良い点です。
特に高年式車や人気車、輸入車など、高額な車両になれば塗装の状態や室内の汚れによっては数万円~数十万円の差が出ることも珍しくありません。
その場合には、数千円の費用をかけたとしても買取額のアップ分の方が高くなるためプロに依頼しておいた方が結果としてよかったなんとこともあります。
逆に年式が古く、走行距離が多い過走行車、傷やヘコミがたくさんあるような車の場合にはそこまで気にする必要がないことも多いです。
例えば買取額相場が10万以内であるような車は、年式・走行距離・色でおおよその相場がすでに決まってしまっており、細かい汚れなどはあまり査定額に影響しないような車種もあります。
そういった車は自分で洗車を軽くしておくだけでも十分となります。
キレイな洗車やクリーニングによって買取査定額のアップが狙えるかは、自分の愛車の価値によっても変わります。
自分で洗車の準備をする方が費用が高くなることもある
プロの業者に洗車や清掃を依頼した場合には、費用が発生しますが、自分で洗車を行う際には、スポンジやカーシャンプー、ホースや高圧洗浄機などを購入する費用がかかります。
車を売却する際の洗車などであれば、せっかく購入した洗剤やコーティング剤なども使いきれなくかえって自分で洗車する費用の方が高くなるということもよくあります。
比較的安価でコストパフォーマンスが良い業者を選ぶことで、車の状態も最良な状態にすることができ、売却する際のイメージや評価のアップを狙えることができるため、汚れや酷い車であれば自分で綺麗にするよりも業者に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。
Q&A:車の掃除と査定に関するよくある質問と回答
車の査定額をアップさせるためには、清潔な状態を保つことが不可欠です。
ここでは、車の清掃に関するよくある質問とその回答を紹介します。
Q: 定期的な洗車は査定額にどのような影響を与えますか?
- A: 定期的な洗車は、車の塗装を保護し、錆びや腐食を防ぐのに役立ち査定時に良い印象を与えることができます。
塗装の状態や傷やヘコミも汚れていないとすぐに評価することができるため買取業者に車の状態が良好であることをアピールできるだけでなく、実際の査定評価アップに繋がります。
Q: 車内の掃除のコツはありますか?
- A:シートやカーペットは吸引力の強い掃除機を使って隅々までゴミを取り除き、天井、ダッシュボード、運転席周り、ドアの内側などよく手に触れる部分には汚れがたまりやすいので、市販の車内清掃シートなどを利用しピカピカにすることがコツです。
ペットやタバコの臭いがある場合は、何度かに分けて消臭スプレーで脱臭を行い臭いが気にならないようにしておくことです。
これらの掃除のコツを取り入れることで、査定時の第一印象を良くし、車の価値を高めることが期待できます。
Q:洗車をしただけで査定額はどれくらい上がる?
- 洗車をすることで直接的に査定額に影響を与えることは少ないです。
洗車をすることによって、査定担当者の印象をよくしたり、手入れがされている管理状態であることをアピールすることによって評価をアップさせることが重要です。
その結果、綺麗な車は良く手入れされていると評価され、その価値が高まり査定額をアップすることができる可能性が出てきます。
洗車の効果は目に見えて分かりやすいため、査定士もポジティブな影響を受けやすいです。ただし、洗車だけでの査定額アップは限定的であり、車内のクリーニングも合わせて評価される点を意識してください。
Q:自宅での簡易掃除でも効果はあるのか?
- 自宅での簡易掃除は、車の査定アップに確かに効果的です。簡単なところで言うと、ゴミの除去や荷物を出しておく、ダッシュボードや運転席周り、ナビやエアコン周りなど査定担当者の目が行きやすい部分の拭き掃除は、見た目を良くして良い印象を与えます。
また、窓をピカピカにすることで透明感が増し、車内の臭いを消臭スプレーで軽減させると、査定士の体感を良好に保つことができます。これら簡易掃除により、愛車の価値を高めることが期待でき、査定価格アップへとつながる可能性が高くなります。
Q:雨の日の査定は掃除の効果が落ちる?
- 雨の日の査定では、掃除の効果が見えづらくなりがちです。水滴や泥跳ねは車の外観を損ね、内装も湿気で清潔感が薄れる可能性があります。しかし、雨の日でも念入りに掃除をすることで、査定士に丁寧にメンテナンスされている印象を与えることができます。
また、小雨程度なら乾拭きで外観を整えることも可能です。
雨の日は他の競合が少ないため、用意周到な準備が査定額アップにつながる可能性はあります。
まとめ-車を清掃して査定額アップを狙おう
車の洗車や清掃が査定額に与える影響を説明してきました。金額は大小違えどキレイで手入れの行き届いた車は、査定の際に良い印象を与えることができます。
車の買取業者は買取後にどの程度クリーニング代やメンテナンス代がかかるのかも想定して買取額を算出します。
例えば、内装の汚れやシートのシミ抜き、フロアマット清掃、臭いの除去はすぐに評価が見て分かれる部分であり、丁寧にクリーニングしておくことで買取担当者に良好な印象を与えます。
売却する側の努力次第で良い状態であることをアピールすることができるため、時間と労力を掛ける価値は十分あり、車清掃は車の価値を高め査定額向上への投資と言えるでしょう。