【2025年最新版】最も安全性が高い車は?本当に事故に強い国産車ランキング
■この記事でわかること
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「国産車で最も安全性が高い車は?」「自動車の安全性はどういう基準で決まるの?」「事故をした際にも強い車に乗り換えたいけど車種はなに?」
など疑問に思っている方も多いと思います。
今回は国産車の中から、本当に安全性能が高い車をランキング形式で10選紹介していきます。
自動車の安全性を決める評価基準も詳しく解説しながら、2020年~2024年の安全基準の検査で最高評価の大賞を受賞した5台も紹介します。
また、逆に安全性の基準の評価が低い軽自動車や普通車も紹介していますのでぜひ購入や乗換え時の参考にして下さい。
目次
車の安全性はNASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)で評価される
車の安全性はNASVA(ナスバ)という専門の機関が様々な衝突安全性の実験を行い、その結果を正確に車種ごとの安全性の結果データとして公表しています。
一般の方でも評価結果はサイトで確認することができ、車種別に安全性の比較をすることができます。
事故による重要な要素である衝突安全性に関しては国により厳しい基準が設けられており、フルラップ衝突(正面衝突)やオフセット衝突(前側の一部がぶつかること)、側面衝突、後面衝突など、実際の交通事故でも起こりやすい衝突に関して評価しています。
ナスバでの評価項目にもなっていますが、自動車の安全性には、「予防安全性」「衝突安全性」が重要です。
予防安全性は、事故を発生させないよう事前にシステムのサポートで回避するような安全装備の性能で、衝突安全性は、実際に事故や衝突損傷があった際に、前方・後方・側面の全方向の安全性と、歩行者や相手側の安全性の確保がどの程度発揮できるかで評価されます。
信頼のおけるナスバの機関で様々な条件での試験評結果価を参考にすれば、本当に安全性が高い車を知ることができます。
NASVA(ナスバ)の評価基準を知る
自動車の安全性に関する評価基準は、普通車と軽自動車も同じ条件での基準となります。
安全性の最高評価は星★5で総合評価は点数で評価される
自動車アセスメントの評価は、毎年追加項目や評価対象の項目が変更になっていますが、基本的には変わらず、衝突しそうな場合に自動車が警報やサポート機能や、自動ブレーキの精度など予防安全技術を点数化します。
また、実際に試験車を衝突させ、人の頭部を模擬したダミーで事故時の乗員や歩行者の安全を確保する技術や損傷具合を計測し評価を点数化しています。
総合評価は、「予防安全性能」、「衝突安全性能」「事故自動緊急通報装置」の総合得点により点数化され、星★の数でも表されます。
★の数が多いほど総合的な安全性能が高いことを表します。総合評価は、「★★★★★」から「★」までの 5 段階です。
予防安全性能・衝突安全性能・事故自動緊急通報装置はそれぞれ得点を出し、総合評価はその合計点数で安全性を表します。
つまり、星が最高5個までと、総合評価の点数が高いモデルの車の方が安全性が高いと判断することができます。
安全評価の最高峰!ファイブスター大賞受賞車紹介
ナスバでの自動車アセスメントにて、星5の優秀な成績を収めた車種は、最高評価にあたる「ファイブスター賞」を受賞しています。
その中でもその年に行った自動車アセスメント評価で最も最高得点であった車種には「ファイブスター大賞」が授与されます。
ファイブスターは安全性が高いと評価された安全な車であるが、さらにトップの成績であったファイブスター大賞のモデルは事故に強い本当に安全な車であると言う事ができるでしょう。
2025年に前年度のファイブスター賞が発表されましたので詳しくみていきます。
ナスバ自動車アセスメントファイブスター大賞受賞車両一覧
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【2024年ファイブスター大賞】トヨタ クラウンは最新の安全装備が満載で安全性がトップクラス!
自動車アセスメント自動車安全性能2024年のファイブスター大賞は、トヨタのクラウンが受賞しています。
画像引用:独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)2024年ファイブスター受賞車発表
【トヨタ クラウン 自動車安全性能結果】
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◆トヨタ クラウンの新車販売価格
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■クラウンのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:クラウン
【2023年ファイブスター大賞】スバル クロストレック・インプレッサは最高の評価点を記録!
自動車アセスメント自動車安全性能2023年のファイブスター大賞は、スバルのクロストレック・インプレッサが受賞しています。
クロストレックは、インプレッサのSUV版であった「XV」がモデルチェンジされ車名が「クロストレック」として新たに登場しました。インプレッサはモデルチェンジにて、そのままインプレッサとして続いています。
インプレッサは典型的な王道のハッチバックスタイルで、クロストレックはアウトドアの要素を出したSUVスタイルを交えたデザインでキャラクターの差を出しています。
クロストレックのボディサイズは、全長4480×全幅1800×全高1575mmで、新型インプレッサは、全長4475×全幅1780×全高1515mmと少しだけボディサイズは異なりますが、ほぼ同じサイズ感です。
画像引用:独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)2023年ファイブスター受賞車発表
【スバル クロストレック・インプレッサ 自動車安全性能結果】
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◆スバル クラストレックの新車販売価格
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■クロストレック・インプレッサのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:クロストレック・インプレッサ参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【事故に強い安全な車は?本当に安全性能が高いコンパクトカーおすすめ7選!
事故に強い安全な車は?本当に安全性能が高いコンパクトカーおすすめ7選!
【2022年ファイブスター大賞】トヨタ ヴォクシーは売れてるミニバンで安全性の最高評価!
自動車アセスメント自動車安全性能2022年のファイブスター大賞は、トヨタのヴォクシー・ノアが受賞しています。
画像引用:独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)2022年ファイブスター受賞車発表
トヨタ ヴォクシー・ノアは2025年上半期の新車販売台数は、11位と12位でともにランクインしているミドルサイズのミニバンです。2022年1月にフルモデルチェンジが行われ、4代目の新型ヴォクシーが現在販売されています。
トヨタのヴォクシー・ノアはミドルサイズで使いやすいサイズのミニバンでありながら自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
ヴォクシー・ノアのボディサイズは全長4695mm、全幅1730mm、全高1895mmで、ミニバンカテゴリーではミドルサイズに分類されます。
同じトヨタのミニバンである「ノア」は「ヴォクシー」と外装デザインは異なりますが、サイズや基本の構造は同じですのでデザインの好みで、ヴォクシーは押し出し感が強く迫力があるデザインで、ノアはスタイリッシュで飽きのこないオーソドックスなデザインが魅力です。
トヨタの予防安全支援「Toyota Safety Sense」も全車標準装備なので、安全装備もグレード問わず搭載されているので安心して選ぶことが出来ます。
安全性能の機能も衝突回避だけでなく、2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立しています。
レーンをみださないサポートや標識の認識、車線変更時や緊急時の操舵性をサポート、出会い頭の事故防止をサポートする機能など多岐に渡る機能が搭載されているため安全性能は高いミニバンだと言えます。
【トヨタ ヴォクシー・ノア 自動車安全性能結果】
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■ヴォクシー・ノアのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:ヴォクシー・ノア参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ ヴォクシー・ノア】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【トヨタ ヴォクシー・ノア】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【2021年ファイブスター大賞】スバル レガシィアウトバックは惜しまれつつ生産終了で中古車が狙い目!
自動車アセスメント自動車安全性能2021年のファイブスター大賞は、スバルのレガシィアウトバックが受賞していますが、レガシィアウトバックは2025年3月末をもって生産終了してしまったため現在は中古車での購入となります。
画像引用:SUBARU webカートピア レガシィアウトバック
自動車アセスメント自動車安全性能2021年のファイブスター大賞は、スバル レガシィアウトバックが受賞しています。
残念ながら車種の統合などで、2025年3月末をもって生産終了してしまい現在は中古車のみとなっています。
直接的な後継車はありませんが、スバルでは「フォレスター」や「クロストレック」がその後を担っています。
大柄のボディーサイズでハッチバックとSUVの中間のようなクロスオーバースタイルで安全性能も高く事故などによる衝突安全性が高いとともに、衝突相手車両や歩行者など被害軽減を図れるような強度と構造が特徴です。
画像引用:独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)2021年ファイブスター受賞車発表
【スバル レガシィアウトバック 自動車安全性能結果】
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■スバル レガシィアウトバックのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:レガシィアウトバック
【2020年ファイブスター大賞】スバル レヴォーグは死亡・重傷事故を減らしているスバルの代表車!
自動車アセスメント自動車安全性能2020年のファイブスター大賞は、スバルのレヴォーグが受賞しています。
レヴォーグのボディサイズは、全長4755×全幅1795×全高1500mmでワゴンのような背が低く全長が長めのスポーティーで伸びやかな形状が特徴です。
燃料の数値はベーシックなガソリン車が、WLTCモード 13.5km/Lで2.4Lターボエンジンモデルが、WLTCモード 11.0km/Lとなっており、現在の他社メーカーの新型車などに比べると燃費性能は多少物足りない数値ですが、その分走りのパワフルさや質感には定評があります。
レヴォーグもスバルの予防安全技術である新世代アイサイトを全車標準装備しています。
下記のグラフでわかるように、スバルは他の国産車メーカーと比較して、死亡事故・重傷事故数が低い傾向にあります。
画像引用:独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)2020年ファイブスター受賞車発表
【スバル レヴォーグ 自動車安全性能結果】
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◆スバル レヴォーグの新車販売価格
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■レヴォーグのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:レヴォーグ
日本一安全な車は?安全性能が高い国産車ランキング10選
ここでは国土交通省とNASVA(ナスバ)が行う自動車アセスメント評価に基づいて本当に安全性が高いと証明されているおすすめの国産車をランキング形式で紹介していきます。
今回は、最高評価の星5(★★★★★)を獲得しており、年度により評価項目や合計点数が異なりますが、基礎的な評価が同じ2020年~2024年度の検査対象車のうち「予防安全性能」と「衝突安全性能」の合計点数のパーセンテージと点数が高い国産車の独自ランキングです。
■自動車アセスメント評価点ランキング
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■上記以外で安全評価の総合点が高いおすすめ車種(総合点93%以上)
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これらの国産車は安全性の様々な試験データで優秀なスコアを出している安全性の高い車であると言えます。
全ての事故や危険に該当するわけではありませんが、安全な車選びの参考にできると思います。
安全性能アセスメント評価のスコアが低い国産車は?
自動車安全性能アセスメント評価で高い点数の結果が出ている国産車のランキングを紹介しましたが、逆に総合評価が低いスコアになってしまった国産車も紹介していきます。
アセスメント評価の点数が低い=「危険な車」ということではありませんが、予防安全性能や衝突の試験データの結果点数が伸びていない車種も知っておくことで車選びの参考にできます。
今回は、2020年~2024年の自動車アセスメントの乗用車の分類で完成度は高いが安全性能スコアがもう少し欲しかった車種を中心に独自に選んでいます。
【スズキ ソリオ・ソリオバンデット /三菱 デリカD:2・デリカD:2 カスタム 自動車安全性能結果】
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【スズキ フロンクス 自動車安全性能結果】
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【スズキ ワゴンRスマイル 自動車安全性能結果】
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【スズキ ハスラー/マツダ フレアクロスオーバー 自動車安全性能結果】
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一概に星が4評価であったり、衝突安全性能のランクが低いからと言って「事故を起こした際に危険な車」ということではありません。日本は元々基礎的な構造や安全装備などの基準が厳しく、安全性が高いモデルでないと新車販売登録自体ができません。
よって現在新車販売されている車は全て安全性の基準を検定で合格している車種のみであるため、自動車アセスメント評価が低いからといってそこまで心配をするようなことはありません。
各メーカー日々開発改良を重ねており安全性能に関しては大変な努力で進化しています。
価格やデザインだけでなく、メーカーや車種ごとの安全性能の違いを比較しながら車選びをすることで、安心できるカーライフを楽しめると思います。
★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
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まとめ:安全性能はメーカーや車種で異なるため安全評価の結果を知っておくことが大切
■この記事をまとめると
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「最も安全性が高い車は?本当に事故に強い国産車ランキングは?」といった疑問に対して解説してきました。
安全性能が高い車の見極め方法として、車種別の安全性能の評価は、NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)で確認することができるため自分が検討している国産車の安全評価スコアを調べて判断することが最もおすすめの方法です。
車を選ぶ際には、「見た目のデザイン」「価格」「利便性」などだけではなく「安全性」の観点で車選びをする方が増えることで、メーカー側もより安全性能の高い車種を開発して、より安価で安心な車を販売することに繋がると思います。
ハッピーカーズ川崎登戸店では、車の買取だけでなく乗換えの相談も無料で受付しております。
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