車買取の【巧みな営業トーク】には注意!車買取業者の裏側を解説
この記事でわかること
車を売却する際にはできる限り高く、安心して車買取してもらいたいものです。
中には車買取業者からしつこい対応や、巧みな言葉に惑わされてしまったという経験をさせた方も多くいらっしゃると思います。
相手は車買取のプロですので、いかに車を自分のお店に売ってもらうか色々な手法を使うことも考えられます。
上手く利用すれば車を高く売却することもできますが、営業トークに惑わされて思わぬ後悔をしてしまうことも考えられます。
この記事では、実際の車買取店からの目線でこんな営業トークや対応には気を付けたい事例を具体的に紹介していきます。
この記事を読むことで、車買取業者の営業トークには惑わされない知識とその対応、最終的には高く車を売却することができる方法を知ることができます。
目次
なぜ車買取業者は言葉巧みな営業トークを行うのか?
理由はいたって簡単です。
「どうにかして少しでも安く自分の店舗に車を売って欲しい」からです。
間違って欲しくないことは、多くの優良な車買取店では、お客様の利益や満足度をしっかり考慮し適正な査定額を提示しています。
あまりにも低い査定額を提示し、雑な対応をしてしまうとお店の評判は悪くなり今後色々なお客様が利用されなくなってしまうことをよく理解しています。
しかし、大手の車買取店になればなるほど業績や成績が個人の給料や賞与に関わってきます。
あくまでの車買取店の担当者は営業職です。
買取台数や買取利益によって個別に会社よりインセンティブを受け取れる仕組みの買取業者が多いため、お客様の利益よりも、会社や個人の利益を優先しがちになる可能性があり、結果として巧みな営業トークを行うことに繋がります。
このワードが出たら要注意?!車買取の際によくある営業トークを知る
車の買取業者の担当者は営業マンです。
お客様の立場からしてみたら、「より高く車を買取ってほしい」という要望があります。
ただし、車買取会社としては利益を出さないと運営ができないため「満足させながらもできる限り安い金額で買い取りしたい」というのが本音です。
そのかけひきが車買取の現場では起きていることを知っておく必要があります。
その上で、どのような営業トークがあるのか?その真意や注意すべきポイントを詳しく紹介していきます。
1.「今この場で決めてくれれば○○万円で買取ります!」
車をいつ売っても構わない方にとってはとても嬉しいですよね?
でも、このワードが出たら即日返答はせず一度冷静になって下さい。
相手に考える余地を与えず冷静な判断ができない状態で契約をさせる手法です。
車の買取に限らず、様々な営業であるケースです。
普段の買いものでも「今しか買えない!」「限定の!」「今がお得なチャンス!」
この言葉にみなさん弱いですよね?
ついつい興味がそそり買ってしまう経験はあるでしょう。
今しかチャンスがないと言われたら、「後では損をしてしまう」という思考に変換されてしまうため、損をしたくない感情が先に動いてしまいます。
車の買取の際に「今すぐ決めてくれば」というワードが出てきたらこんな思惑が!
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上記のような思惑が見え隠れしているかどうか見極めて下さい。
「今すぐ」決めなくても、明日でも来週でも車の価値は同じです。
ゆっくり1週間~2週間程査定金額の有効期間を設けてくれ、ゆっくり検討させてくれる買取業者は、優良であり信頼がおけるでしょう。
2.「この車は買取価格がつかないので0円で引取ります!」
年式が古い、キズが多数ある、事故車など廃車をしようと考えていた車であれば0円でも引き取ってくれたら助かる!と考える方も多いのではないでしょうか?
しかし「0円で引取る」というワードが出たらご注意ください。
即答せずに一旦落ち着いて!どんな車でも「値段がつかないということは一切ありません!」
これは各買取業者の判断によって違いますので一概に全てとは言い切れませんが、廃車するような車でも海外輸出をしたり、解体してパーツを利用したりすることで価値は十分にありますので即決せずに、「買取額の最低金額を保証サービス」を行っている車買取店に依頼することをおすすめします。
※ハッピーカーズ川崎登戸店ではどんな車も普通車であれば最低2万円以上の買取保証を行っております。(軽自動車は5千円以上)
他社で0円査定をされた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
3.「一度店舗に持ち帰り上司に相談したら査定額がアップできます!」
これもよくある営業トークの一つです。
相手に高い金額への期待を持たせておくことで良いイメージを持たれキープさせておくことができる手法です。
実際にそれで金額アップすることもありますが、大抵はすでに査定して金額提示する段階で本部や上司のチェックが入っていることが多いため、最終的には「頑張りましたがやっぱり無理でした」となるケースです。
最初に高い金額をあえて提示することが多いため、惑わされないようにしてください。
このワードが出たら、本当に頑張れるのであれば持ち帰りなどせず「今上司に確認して、最大限の査定額を今提示してもらう」ことが最もおすすめです。
4.「頑張れば〇〇円ぐらい!」「だいたい〇〇円~〇〇円ぐらいはいける!」
査定をする際に頑張ればいくらぐらいいくという担当者の気持ちはとても嬉しく、〇〇円ぐらいはいけそうと言われたら契約しても良いかなという気持ちになりますよね?
ただこれも巧みな営業トークの一つです。
金額を曖昧にして高い額も出せるかもしれないという期待を持たせる手法です。
金額をいくらぐらいと曖昧にする車買取店は注意が必要です。
本来であれば査定すれば車の価値と相場を比べ査定士は正確な金額をわかっています。
にも関わらず、曖昧な金額を提示する理由は、高めの金額を期待させるためです。
本来50万円が査定額の限度だったとしても、「頑張れば50万円~60万円ぐらいいけるかもしれません!」と言われたら60万円近くまでいくのかな?とどうしても期待してしまいますよね?
本当に頑張ってくれた他の買取店が52万円の提示だったとしても、60万円までいく期待を込めて他は断りこの業者にお願いしてみよう!となるかもしれません。
でも実際には、50万円の査定額が限界であるため、後日「頑張りましたが50万円が限界でした」と連絡がくるはめになり、最初からはっきり相場や金額を伝えてくれた買取業者の方が高いということも多々あります。
◆適切な査定額を提示してもらうポイントは
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5.「他社で見積もりした査定額はいくらでした?」
これは車買取の際には、ほぼ間違いなく聞かれるワードでしょう。
他の営業トークと違いこの確認は売却する側にとって良い方に働くことの方が多いかもしれません。
これを聞かれる理由は、すでに他社で査定を受けていた場合には
「他社よりも低い金額を提示した場合は買取ができない」からです。
査定を行うには時間も人件費も労力も使います。
査定は無料で行う業者がほとんどですので生産性がない時間となってしまいます。
よって無駄になることは避けたいため、利益は少なくとも他社よりも高い金額を提示して買取りに繋げたい思惑があります。
結果としては買取額のアップを狙うことができ、売却する側としてメリットとなります。
ただし、やってはいけないこととして、嘘をつき他社の査定額を高く言うことです。
車の相場はある程度決まっているため、あまりにも高い金額を伝えると嘘だと分かります。
そうなると売却主のことを信用できないというイメージになるため他に車両の状態で隠していることがあるのではないか?
などマイナスに作用し、結果として信用できない方には査定額を低く見積もられる可能性があります。
逆に正直に包み隠さず伝えてくれる方には、頑張って査定額も出そうという気持ちなるのはどこも同じです。
ただし、他社の金額を教えることでのデメリットもあります。
他のA社の車買取店の査定額を教えて他社が80万円だったとします。
ただB社が実際に算出した査定額は100万円であった場合には、他社の査定額を教えたことで81万円の査定額に下げられるリスクがあります。
もし他社の金額を知らない状態であれば査定額は100万円になっていたということです。
◆それぞれメリットとデメリットがあるため重要なポイントは
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※ハッピーカーズ川崎登戸店では、査定する際には車の適正な評価査定額の上限をお伝えし上で査定額を掲示しています。
他社で見積もりされた金額が妥当であるか無料出張査定でお調べします。
お気軽にご相談ください。
悪質な車買取業者に騙されない方法 詳しくはこちらをご覧ください。
参考記事:車の買取で悪質業者に騙されないためには?トラブル回避方法と安心できる買取店の選び方を解説
まとめ 車買取は営業トークに惑わられず冷静になり信頼できる担当者に任せること
勘違いしないで頂きたいことは車買取時に営業トークは必要だということ。
多くの場合はスムーズに査定交渉をするためや、売却依頼者に合わせた対応の中でのコミュニケーションの一環として行います。
あくまで営業担当者がお客様にとって最善になるような営業トークが主となるため、「騙されるのではないか?」と身構える必要はありません。
むしろ身構えられる態度であった場合には、査定士も信用することができず最大限の査定額を引出しにくくなってしまいます。
ただし、中には今回の記事で紹介したような思惑が別になるような会話を持ちかけられることがあるため、事前にこの記事を読んで理解しておくことで、より安心して満足することができる車売却をすることができます。
ぜひ役立てて下さい。