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お役立ちコラム

カーシェアのメリットとデメリットは?実際の使い方も詳しく解説

■この記事でわかること

  • カーシェアの利用方法がわかる
  • カーシェアを実際に利用した際の流れがわかる
  • カーシェアを利用するメリットとデメリットがわかる
  • カーリースとカーシェアの違いがわかる
  • カーリースを利用するメリットとデメリットがわかる

近年までは自動車を購入して所有するのが当たり前とされていたのですが、時代の流れとともに、「車を所有しない」という選択が増えています。
車を購入する選択肢がなかったり、車そのものへの興味が薄れたりしている現状を見ると、かつての「車離れ」が、現代におけるライフスタイルの変化を反映していることがわかります。
車を所有することが便利であることは変わらず、一部では再び評価されつつありますが、幾つかの理由から車を所有しない選択が理解されつつあるのです。
そんな現状のなか、カーシェアやカーリースを利用するという選択も増えてきました。
ここでは「なぜ車を所有しない選択が増えているのか」その背景にある価値観や利用できるための審査・トラブルについて、車を所有するかを考えている方に向けて詳しくまとめてみました。

車を所有しない人が増えている?

2021年9月にナイル株式会社様の興味深い調査があります。
テーマは全国の若者1,476人を対象に「生活に車は必要か」「なぜ車が必要なのに車を持っていないのか」などについて、インターネット調査を実施。
その結果、このような数字が出たとのことです。

★全国の若者の62.6%は車が必要
★車が必要だけれど持っていないのは27.7%
★車が必要だけれど持っていない理由の39.2%は「お金がかかるから」

またこの調査ではあなたは車を持っていますか?との質問に対して「持っている」が 72.3%、「持っていない」が27.7%という調査報告もあります。4人に1人が車を所有していない現状です。
車は所有していないけど「生活のなかで車が必要」「車があった方がよい場面」があり、そのようなニーズに答える形で、カーシェアやカーリースを利用する方が増えてきている様子です

引用:ナイル株式会社による「生活に車は必要か」「なぜ車が必要なのに車を持っていないのか」などについて、インターネット調査

車の所有の必要有無に関する調査結果

カーシェアの利用方法とメリット・デメリット

中古車上に止まっている車

カーシェアとカーリースの需要が高まっていますが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?
利用審査はあるのか?トラブルなども含めてそれぞれの特徴を見ていきましょう。

カーシェアとは?

カーシェアは登録した会員同士で自動車を共有し、必要な時にのみ利用できるサービス。
個々の利用者は車を所有する代わりに、使用した時間や距離に応じた料金を支払います。
利用者はアプリやウェブサイトを通じて車を予約でき、近隣の駐車場から車をピックアップし、使用後には同じ場所に返却します。
カーシェアは自動車を日常的に使用しないが、時々は車が必要になるという現代のライフスタイルに合ったサービスです。基本的にガソリン代や保険料などは料金に含まれており、メンテナンスや車検等も必要がないため利便性が良く利用者も増えてきています。

カーシェアの基本的な使い方の流れ

1. 入会カーシェアリングサービスの会社を選んで申込&入会手続きを行い会員証発行。
2. 予約パソコン・スマートフォンで乗る場所・利用時間・車種を指定して予約する。
3. 出発予約した車に向かい会員証などで開錠し、利用開始する。
4. 返却利用後、借りた同じ場所に返却する。

基本的に入会から予約、利用、返却まで1度利用して覚えれば難しい作業はありません。スマホで全て行えるため、予め前日に予約しておくことも、外出先で急に車が必要な時でもシーンに合わせて簡単に利用することができる流れになっています。

実際にカーシェアを利用してみたので使い方を紹介

では実際にカーシェアを利用してみたので流れや使い勝手のご紹介をしていきます。
今回は、全国各地でよく見かける「タイムズカーシェア」を利用したので詳しく説明をしていきます。

1.会員登録
Web上にて会員登録を行います。たまにカーシェア駐車場にパンプレットも設置されているところもありますが、基本的にはインターネットにて入会手続きを行います。入会方法はいくつかありますが、今回は店舗での手続きや、無人入会機での入会ではなく、インターネット入会をしました。インターネット入会で個人利用の会員登録に関しては初期費用が発生し、カード発行料1,650円がかかります。入会金や年会費は無料。
※他には「個人プラン」「学生プラン」「家族プラン」「お友達紹介」などのお得なキャンペーンも定期的に行っていますので、詳しく調べてから入会をおすすめします。

入会時に必要なもの
・運転免許証 ・クレジットカード ・携帯電話番号 ・メールアドレス
●会員カード
最短5営業日に会員カードは発送されるようです。会員カードが届いたら利用可能。

2.予約
会員登録を済ませ会員証が手元に届いたら、インターネットやアプリで予約を行います。
今回は実際にインターネットから予約申し込みをした流れで説明していきます。
※予約画面や金額は個々で異なる場合がありますのであくまで参考としてください。

  • まずは3種類の予約方法の中から選択します。今回はパソコンから予約を選びました。
    場所は例として川崎市多摩区登戸周辺のステーションを検索します。

  • 多摩区登戸を検索するとステーションの一覧が表示されました。スマホで現在位置から近いステーションの検索もできますが、今回は分かりやすく住所検索します。

  

  • ステーションの詳細を押すと、地図や写真付きで詳しい場所や行き方が表示されわかりやすいです。またステーションで借りられる車の車種詳細と、時間帯の空き状況も表示されます。料金一覧も確認できるので目安として確認します。
    ※料金は個々の条件によって違う場合があるため参考程度にして下さい。

  • 安心保障サービスは任意で加入の有無を選択できます。今回は加入しました。

  • 最後に予約の内容を確認して【予約確定】を押せば完了です。スマホで予約した場合でもほぼ似た流れとなります。
    予約入力した感想としては流れで入力していくだけなので簡単にできた印象です。

画像引用:タイムズカーシェア公式サイトより

  • こちらは実際に予約したものです。予約完了したら登録したメールアドレス宛に予約完了のお知らせが来ました。初めての利用の場合、ちゃんと予約できているか不安になりますがこのようにメールにて連絡が来るため安心できます。

3.出発
予約した時間に車両に付いている読み取り機に会員カードやスマホをかざすとドアが開錠されます。だいたい読み取り機は車両の後ろのガラス面部にあります。鍵が開いたら助手席前のグローブボックスを開けて、鍵を抜きます。今回はキーホルダーが付いているタイプで挿入口から鍵を抜くとライトが緑から白に変わりました。鍵を使ってエンジンをかけ出発します。
注意点:全車禁煙、運転できるのは会員のみ、ペット乗車禁止、交通ルールは守る、事故を起こしてしまった場足は専用ダイヤルに速やかに電話するなど。

4.返却
最初に出発した同じステーションに戻します。エンジンを止めて私物やゴミが残っていないか、忘れ物はないかよく確認します。鍵をダッシュボードに挿入口に戻します。最後に車両の読み取り機に会員カードをかざせばドアがロックされ完了です。
利用料金は後日クレジットカードから引き落とされます。今回の詳細はメールで届きました。料金や走行距離、安全運転していたか状況等が記載されています。

  • 返却の流れや注意点がナビ画面に表示されるため初めてでも簡単に返却までスムーズにできます。また鍵をボックス内に返却し、最後に会員カードをタッチし施錠した際にも、メールにて完了のお知らせが届きました。利用時間や走行距離、料金等が明記されるため安心して利用することができます。

参考:タムズカーシェア
タイムズカーシェアリング公式ホームページ

カーシェアの主なメリット

カーシェアを利用するメリットはたくさんあります。
まとめるとこのようなメリットがあります。

★旅行や出先での自動車使用が可能
★多くの車両にはナビやETCが完備
★定期的な車検やメンテナンスの必要なし
★ガソリン、保険の維持経費が発生しない
★短期間から利用できる
★簡単に予約後、すぐに車を使用できる

まとめた内容のなかで最大のメリットは車の維持費用を削減できることです。
車を所有すると購入費用のみならず、ガソリン代、保険料、駐車場代などのランニングコストが継続して発生します。
しかしカーシェアリングでこれらのコストを気にする必要がなく、使用した時間や距離に応じた料金で済むため、経済的に安心です。
また24時間いつでも利用可能、短時間からでも予約できるので急な外出が必要になった時でも、車に乗れるのもメリットです。
さらに予約してすぐに車を使うことができ、スマホ一つで簡単に手続きが完了するため、使いやすくて便利なのもメリットです。
出先や旅行先でもカーシェアを利用できるため、移動手段に困ることが少なくなります。
特に全国展開しているサービスであれば、旅行や出張の際にも便利です。
さらにカーナビやETCが搭載されていることが多く移動時も安心です。
このようにカーシェアにはたくさんのメリットがあります。

カーシェアの主なデメリット

逆にカーシェアのデメリットもピックアップします。
メリットと同時に利用する前に知っておきたい項目も存在します。

★前の利用者・社内担当によって車内清掃が行き届いていない時も
★返却時間を事前に予約システムで定める必要あり
★予約が満席の場合、車を利用できない時がある
★利用地域によってステーションが近くにない
★使用していなくても固定費用が発生する会社も
★車内は全て禁煙のため喫煙はできない

カーシェアリングはいくつかのデメリット・注意点も存在します。
まず乗り捨てができないのは把握しておきましょう。
レンタカーは異なる営業所で車を返却できますが、カーシェアは利用車を元のステーションに戻す必要があります。引っ越しや長距離移動など一方向への移動が必要な場合に不便を感じるかもしれません。
また利用開始前に返却時間を設定する必要があります。
利用中に予定が変わった場合でも、次の予約があると時間延長が難しいことがあります。
さらに予約の埋まりやすさも注意で、特に需要の高い時期には希望の車を借りられない可能性があります。
その他には自宅や職場から遠い場所にあるステーションを利用すると、返却後の移動が不便になる可能性があります。近くに適切なステーションがあるかどうかを確認することも重要です。
そして前の利用者が車内を清潔に保っていない場合、次の利用者が不快感を覚える可能性があります。
最後に固定費の問題があります。定額制のカーシェアを利用している場合、実際には車をあまり使わなかったとしても、月額料金は支払わなければなりません。このため利用頻度が少ない場合は、コストパフォーマンスが低くなる可能性があります。
これらのデメリットを理解し、自身のライフスタイルやニーズに照らし合わせて適切かどうかを判断することが重要です。

カーシェアが向いている人

カーシェアは特に、家族や友人の送迎、買い物、または気分転換のための短いドライブなど、短時間で車を利用したいという方に向いています。レンタカーと比較して短時間であればより経済的に車を利用できるため、短時間での使用が頻繁な人々にとって理想的です。
カーシェアは利用するにあたり不正利用や放置、盗難に関するトラブル防止のため最低限の審査がありますが、厳しくはない様子です。
車に乗る必要が定期的にある方、車に維持費をかけたくない方、色々な車種の車を乗ってみたい方、近場にカーシェアのステーションがある方、仕事やレジャーで各地にて車を使う機会がある方などはカーシェアを利用する満足度は高いと思います。

カーリースとは?

カーリースとは定額料金を支払うことで特定の期間、車を利用できるサービスです。
リース会社から新車を借りる形になり、契約期間中は24時間365日、マイカーのようにその車を自由に使うことが可能です。
契約期間は数年単位で設定されることが多く、契約者は月々の料金を支払うことで車検費用や税金、保険などの諸費用を気にせずに済みます。
頭金不要で、追加の出費もなく、新車に乗ることができるのが魅力です。
また車の実質的な使用権を持つことになり、車の所有権はリース会社にあります。
ナンバープレートは通常の車と同じく、リース車であることを示す特別な番号ではなく、一般的なものが使用される仕組みです。

カーリースの主なメリット

カーリースを利用するメリットは以下の通りです。

★車両価格の支払いがローンより少ない
★購入時の大きな出費を抑えられる
★支払い車検やメンテナンス費用を含められている
★実店舗を訪れずとも多様な車種を選択できる

メリットとして経済的な負担を軽減できます。
ローンと比較して車両の想定残価を差し引いた額での支払いとなるため全体の車両価格が安くなります。
これにより新車に乗るためのコストを抑えることができます。

一般的にカーリースの契約では、初期の頭金や法定費用、登録諸費用が不要。
これらが月額料金に含まれています。
カーリースのサービス設定でメンテナンスプランを契約することで、車検代やメンテナンス費用を月額料金に含め、定額化することができます。
契約期間中の車検やメンテナンスに関する出費を心配する必要がありません
またカーリースでは店舗に行かなくても、リース会社が取り扱う複数のメーカーから豊富な車種を選べて、自分のスタイルや好みに合わせた車を選べます。

オプションプランによっては、メンテナンスの他にも、保証延長や車検無料クーポン、ガソリン代割引など、追加特典がたくさんあります。車を所有しないうえに、手厚いサポートを受けられるのがカーリースのメリットと言えます。

カーリースの主なデメリット

対してカーリースを利用するデメリットは以下の通りです。

★全体的なコストは一括購入に比べて高め
★途中解除すると解約料が別途必要
★契約終了時の残価精算で追加料金が発生する可能性がある
★ボーナス期には一回あたり10万円以上の追加支払いが生じることも

まず全体のコストを考えると、一括購入に比べてカーリースの方が高額になる可能性があります。
これは月々の料金に車両価格の残価だけでなく、税金や保険料、手数料などが含まれているためです。
そしてカーリース契約は途中解約が難しく、やむを得ず中途解約する場合には高額な解約金が発生することがあります。
万が一の場合もあるので、頭に入れておきたい部分です。
その他には契約終了時に想定外の追加料金が発生するリスク、さらにボーナス払いを選択した場合、年に2回、大きな一出費が必要になることがあります。
あとは契約には通常、月間や年間の走行距離制限が設けられており、これを超えた場合には追加料金が発生します。特に多く運転する人にとっては、この制限が不便であり、追加費用の発生源となる可能性があります。

カーリースが向いている人

車を購入して所有するよりも、定期的に新しい車の乗り換えたい人や、大きな初期費用を払いたくない人。
その他にはメンテナンスや車検、保険契約など維持のための手間が苦手な人などに向いています。
カーリースもトラブル防止のための審査があります。
中長期間リースするので、現在の収入を中心に支払い能力があるのかなどを審査されることになります。

カーシェアとカーリースの比較ポイント

ここからはカーシェアとカーリースを項目ずつ比較してみましょう。
実際の具体的な価格はサービスを提供する会社、車種、期間によって異なりますので、ここでは自己負担かサービスに含まれるのかを中心に比較していきます。

利用料金の違い

  カーシェア カーリース マイカー所有
申し込み時 レンタル契約 リース契約 購入売買
自動車保険 利用料金に含まれる 利用料金に含まれる 自分で契約する
税金 利用料金に含まれる 利用料金に含まれる 自分で支払う
ガソリン代 利用料金に含まれる 自分で負担 自分で負担
駐車場代 利用料金に含まれる 自分で負担 自分で負担

マイカー所有は販売会社と売買契約のうえ、自分の所有物になりますので、購入代金の他に自動車維持に必要な費用は全て自分持ちです。
比べてカーシェアやカーリースは基本的にサービスに含まれる部分が多いです。
しかしカーシェアやカーリースの中でも違いはあり、リースの契約内容としては契約者に直接、車を貸与する内容です。
カーシェアは貸与された車の所有や維持に関する費用は自分持ちという形です。
対してカーシェアは複数人で車を利用するレンタルになりますので、維持費用は全てサービスに含まれるという料金システムになっています。
もちろんトラブル防止のため審査はあります。しかし審査もそこまで厳しくない印象です。

その他の項目の違い

  カーシェア カーリース マイカー所有
利用期間 連続利用は最長3~4日ほど 1ヶ月~数年間での契約 自分の自由
申し込み方法 店舗orネット 店舗orネット 基本店舗で購入
利用できる車種 基本的に選べない 基本的に選べる 自由に選べる
車検 利用料金に含まれる 自分で負担 自分で負担
メンテナンス 利用料金に含まれる 自分で負担 自分で負担
ナンバープレート 「わ」ナンバー 自分専用番号 自分専用番号

その他の項目に関しても、マイカー所有は全て自分で選択、負担する形になります。
カーシェアに関しては使いたい時に使うレンタルですので、利用期間は最大でも3~4日まで、車検やメンテナンスなどもサービス内に含まれます。ただナンバーはレンタカーと一緒で「わ」ナンバーになるのとステーションに滞在している車を利用するので車種は選べないことがほとんどです。

対してカーリースは、リース契約になりますので車種は基本的に選べます。
リース中は中~長期間自分で管理しますので、メンテナンスや車検などは自己負担になります。車を実際に購入しなくても自分の車のように自己管理できるのがリースの良い部分です。

【まとめ】 カーシェアは必要な時に活用できる

今回はカーシェアとカーリースについての情報をまとめてみました。
ひと昔前は自動車を購入して所有するか?必要な時にレンタカーで車を借りて乗るという選択しかありませんでした。

しかし近年では車を購入しなくても一定期間新車を乗ることが出来るカーリースと、好きな時間に簡単に車を借りられるシェアサービスが増えてきました。カーシェアは、実際に利用してみての感想ですが、予約も流れに沿って入力するだけなので簡単に行えます。金額もしっかり明記されるため不安もなく、空き状況も常に確認できるため使い勝手はとても良いと感じました。
カーシェアは、申し込み登録をすればアプリ内で簡単に車を使えるようになり、必要な時にだけ利用できるため普段はあまり車を使用しない方、車検やメンテンナス、保険料に費用をかけたくない方、新しく車や色々な車に乗りたい方などにはおすすめの選択肢です。カーリースも含め、必ずしも車を所有しないという選択をされることを検討してみても良いかと思います。

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