車売却時期はいつがおすすめ?ベストなタイミングと査定額が下がりやすい時期
2024.10.05 | 更新:2025.01.19
車を売却しようと思ったとき、「いつ売れば買取相場が高いの?」「どのタイミングで行動すればいいのか、よくわからない…」と悩む人も多いのではないでしょうか。
車売却手続きをする時期によって、煩雑さや買取金額に違いが生じる可能性があるでしょう。
車の買取相場はさまざまな要因により日々変動します。買取相場の変動を無視して車の売却をすると損をする可能性があります。
この記事を読むメリットは、失敗しない車の売り時がわかることです。
車を売却するタイミングによって差が出る理由や、おすすめの時期と注意が必要な時期についてわかりやすく解説します。
この記事を読んでから車の査定をすれば、売り時の悩みが解決できるので最後まで読んでみてください。
■この記事でわかること 結論は以下のとおりです。
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目次
1年で車買取相場が最も上がりやすい時期は1~3月と8~10月
1年の中で最も車の買取相場が盛り上がるのは1月~3月
比較的新しい年式の車種や、中古市場でも高価格な人気車を売却しようとした際には1年のうち、特におすすめの時期は1~3月です。
中古車買取の相場価格は、市場の需要とともに上下します。
1年のうち、もっとも中古車が売れるのは1月~3月です。それに合わせて車の買取も増える時期です。
車販売店としても繁忙期と呼ばれ、入学や就職、転勤といった節目の時期を迎えやすく、新生活に向けて車を購入する人が増えるためです。
中古車販売業者は、3月の需要増に対応するため、1~2か月前から積極的に仕入れを始めます。
この時期を狙って買取査定を依頼すれば、通常よりもよい条件を引き出しやすくなるでしょう。
また、毎年自動車税は4月1日時点での使用者や所有者に納付義務が発生しますので、3月までに売却を検討される方が増え、1年間で最も車の売買が盛んになる為です。
8月~10月も車を売るのにおすすめのタイミング
3月ほどではありませんが、9月も転勤の辞令が下りやすく人と車が動きやすい時期。
10月からの新生活に向けて、車を購入する人が増加する傾向にあります。
さらに、中古車買取業者の中には、9月に半期決算を迎えるところも少なくありません。
決算までに1台でも多くの車を売るために、その直前の時期には買取に力を入れています。
また、夏の時期は「ボーナスで車を買う人が増える」という事情もあります。
車を購入する人が増えるタイミングを見極めて、売却活動をスタートするのがおすすめです。
車を売却する際に知っておきたい他におすすめできる時期
1年間の中でどの時期がどういった特徴であるかを知っておくと、査定額が上がりやすくお得に車売却をすることができます。
①4月~5月には進学や新社会人の新生活が始まるので特定の車種の需要が高まる
新生活のために初めて中古車を購入する層が多いため、高級車よりも比較的安価なコンパクトカーや、軽自動車の需要が拡大するため、これらの車種の買取相場も上がり狙い目となります。
ただし、4月の上旬は、3月の需要増加の反動で相場が下がっていることが多いため、中旬以降に相場の様子を確認しながら売却するのが良いでしょう。
②7月~8月は、夏のボーナス時期と重なるため中古車の需要が高まる時期
中古車の販売が活発になる9月に向けて、業者は7月~8月に車を仕入れてしっかり販売できる準備期間となります。
よってこの時期は、車の買取額でも良い条件で取引ができる可能性が高く、比較的車の売却相場としては良い時期だと言えます。
③9月~10月は、中古車販売業者が半期決算にて多くなるべく中古車を多く販売したい時期
9月~10月は、中古車販売業者が半期決算にて販売面に力を入れる時期です。ディーラーも中古車と新車販売に力を入れる時期です。
良質な中古車が多く売れていくため、その分どんどん仕入れる必要もあるため買取も強化させます。
そのため人気車や走行距離がすくない、傷が少ないなど条件が良い車の売却がおすすめの時期と言えます。
1年で車の売却におすすめできない時期は?
3月中旬以降~4月とは買取相場の急激な低下に要注意!
3月は最も車の売買が盛んになる月ですが、3月中旬以降は車の相場が落ち込む可能性もあるためおすすめはできません。
4月1日時点の車使用者や所有者に自動車税が発生するため、3月中旬~3月末にかけて駆け込み売却が増加します。
車の相場は需要と供給のバランスで変動するため、車の売却台数が増えると、購入する需要を上回ってしまうため値崩れが発生しやすくなります。
よって3月頃の売却を検討している方は、できる限り早めの計画をしておくことが必要です。
4月と6月はあまり車を売るのに向いていない
少しでも車を高く売却したいとお考えの方は4月と6月年末はできれば避けたほうがよいでしょう。
4月は3月までに多くの方が車を売却しているため、買取店には車の在庫が多くあり、無理に高値で買取りをする必要がない時期です。
また、4月に入ると車所有者となり、年間分の自動車税を納付しなくてはなりません。
そのため税金の支払い義務が発生するため、4月は売買を控える傾向があるためです。
自動車税の納付書は、毎年4月1日時点で車を保有している人に送付されます。
4月に車を売却すると、「車が手元にないのに、税金を納めるよう通知された!」という状況に。
余計なトラブルを避けるためには、1年分の税金を支払う必要があります。
年度の途中で車を売却する場合、多くの中古車買取店では、売却時期に応じた自動車税の還付を行っています。
売却手続きが完了した時期に合わせて、納付する必要がなかった税金分については、査定金額にプラスして支払ってくれるケースがほとんどです。
しかしながら、すでに車が手元にない場合、査定金額にプラスしてもらうこともできません。
手続きは煩雑になり、金銭面でも余計な負担を負うことになってしまいます。
車の売却は、3月中旬までに手続きを終えられるよう、計画的に行動しましょう。
6月は、最も車が売れない時期であるためあまりおすすめできないでしょう。新車や中古車があまり売れない時期ですので、車買取市場としてもあまり高値は期待できない時期と言えます。
11月~12月上旬は、9月以降の需要増加の反動から車の買取相場は低下傾向
例年11月~12月上旬は、9月以降の需要増加の反動から車の買取相場は徐々に下がっていく傾向になります。
ただし、低下傾向にはありますが大幅に下がるということはあまりありません。
一般的な量販車であれば他の時期とあまり変わらない中古車相場になることも多いです。
ただし、冬季に需要が上がる、「4WD」車などであれば比較的条件の良い査定額となる可能性があります。
★特に12月の年末時期は車の売却を避けたほうが良い
年末に車の売却しない方が良い理由は、中古車の需要が落ち込むためです。
ボーナス時期ではありますが、年末年始に向けて何かと出費がかさむ時期で、大きな買い物をする人が減り、車の買取相場も下落傾向となります。
買取店側としても年末に在庫をあまり抱えなくない事情があります。
年末年始は買取店側の休業時期も重なる為、在庫を増やすコストを削減したい思惑と、年明けの相場が読めない状況を多く買取することは控えたがるためです。
年が明ければ、年度末の需要増に向けて、在庫確保に乗り出す買取業者も増えてきます。
年末よりも年明けに売却する準備を進めることが車買取相場を意識した車売却の得策と言えます。
車を売却する際に知っておきたい売り時のタイミング
車をいつ売却するのがおすすめなのか決まるのは月だけではありません。
中古車の査定金額は一定ではなく、需要と供給のバランスや景気、社会情勢、為替などで売るべきタイミングがあります。
ここでは、おすすめできる車の売却タイミングついて解説します。
1.車の買取相場は【円安】の時の方が有利なことが多い
「円安」になると車の買取相場はどうなるの?
結論から言うと、「円安」の時は多くの場合で車の売り時です。
円安とは、ドルに対して円が安い状態であるため、海外の車買取業者が日本車を安く仕入れることができるため、海外輸出が盛んになるためです。
日本車の中古車市場は国内よりも海外の方が大きくマーケットのシェアも高いです。
円安になると、普段よりも同じ車でも割安で購入できるため競い合うように日本車を仕入れることにより日本車が高騰していきます。
国内では海外の業者に高値で車を売却することができるため、買取する車も必死に集めます。そのため円安の時は、普段よりも高い査定額であっても利益を出すことが可能になるため、車の買取相場も高くなる仕組みです。
円安時に売り時なのは「国産メーカーの普通車」
海外の買取業者の需要増加によって国内の買取相場が高騰するため、海外業者が求めるようなメーカー車種やモデルは上がります。
これは主に国産メーカーの普通車に限ります。
外車メーカーは、日本以外にも入手できる販路が多くあるため、あえて日本から仕入れることはあまりしません。
また軽自動車は、国内専用車で海外では基本的に流通していないため円安の影響は受けにくいでしょう。
「円高」になると車の買取相場はどうなるの?
円高になると、国外から国内に仕入れる車は安く仕入れることができますが、輸出する際には費用が多くかかることになります。
よって、基本的に車の市場全体で買取相場は一時的には下がる傾向にあります。
ただし国内向けの軽自動車はさほど影響はないでしょう。
円高になった際のメリットは、輸入車の購入価格が下がる傾向がありますが、為替によって新車の販売価格が大きく変動するということはあまり行われていないため、ディーラーや販売店との交渉の余地はあるでしょう。
円高になると、輸入業者には有利な状況になるため生活必需品など輸入に頼っている商品や・資材などが安くなります。
それにより、国内での車を製造するコストが下がり車の販売価格はお得になることもあります。
また、ガソリン代も安く輸入できれば販売価格も下がることで、車に乗る需要は上がります。
一時的には下がる車買取相場も、長期的には上昇していく傾向になるため長い目で様子をする必要があります。
参考記事:中古車買取価格が高騰してるって本当?車の買取相場が高くなっている理由
2.新型にモデルチェンジする前のタイミングで売却する
進化し続けている自動車業界では車の「モデルチェンジ」が行われます。
モデルチェンジとは、同じ車種の燃費や安全性の向上を目的に、内外装や構造、エンジンを変えることです。
数年に1度のペースでモデルチェンジが行われ、新モデルが発表されると、旧モデルの価値は下がります。
売却したい車の「次のモデルチェンジ」時期を把握すれば、査定価格を大きく下げずに済みます。
特に軽自動車は買い替え期間が短いので、モデルチェンジの時期を意識する必要があります。
デザインもあまり変わらない小規模なマイナーチェンジであれば、大きく相場が変動することがないケースもありますが、大きなモデルチェンジがあると、モデルチェンジ前のモデルの査定相場は大きく下落する傾向にあります。
3.車検が切れる前に手放す方がお得!
車を保有するうえで、避けられないのが車検です。
車検にはある程度まとまった金額がかかるため、売るなら車検前の時期を狙いましょう。
数万円から十数万円かけて車検を通しても、その後の買取査定で車検分が上乗せされることはありません。
基本的には車検費用分、買取額の上乗せ分されることなく車検を通す費用の方が高くなることがほとんどです。
余計な出費や手間を避けるためにも、車検前に決断するのがおすすめです。
車検は残り期間は最低4か月以上で査定額に差が出る
車の売却を検討している場合、車検は「通さない」方がお得なことが多いです。
車検代は査定価格に反映されにくいからです。例えば、車検代を10万円支払ったから査定価格が10万円上乗せになる訳ではありません。
車検は残り4ヶ月以上と、1年以上で差が出て査定価格が上がりやすいです。
車検の残り期間が4か月以下の場合は、査定評価額は下がります。逆に1年以上の車検残り期間がある場合は査定額アップを狙える可能性があります。
注意点は、車検切れの車は「査定額が下がる」ことです。車検切れの車は公道を走行できず 買取の際に積載車を用意する手間がかかるため、余裕を持って買取査定を依頼しましょう。
参考記事:車は車検前に売却すべき理由と車検が切れた際の買取方法を解説
4.初度登録から「13年経過する前」の方が需要がある
普通自動車の場合、ガソリン車であれば自動車初度登録から13年経過した時点で税金が高くなります。
軽自動車も同じタイミングで重課されます。
自動車税は1年に1度必ず支払わなくてはならないため、積み重ねていけば負担額の差は大きくなるでしょう。
13年を経過する前のタイミングで車を売却し、新たな車に乗り換えれば、税金負担額はアップしません。
一つのきっかけとして考えてみるのもおすすめです。
参考記事:軽自動車の年間維持費はいくら?普通車と維持費を徹底比較します!
5.車買取相場が大きく下落する目安は「10年10万km」
一般的なイメージとして、古い車とは10年10万km走行というのが定着しています。
もちろん車としてはまだまだ現役ですが、古い車という認識の線引き基準として多く浸透されているため、これを境に価値が大きく低下する車種が多いです。
自動車業界の走行距離の目安は「1年1万km」です。
3万km、5万km、10万kmはキリのいい数字で1つの「区切り」として使われます。
中でも走行距離10万kmを超えた車の査定価格は大幅に下がります。
走行距離が長いほど、車や部品が劣化していると判断されるからです、
走行距離10万kmを超える前に査定をした方が良い査定を受けやすいので、車の売却を検討しているなら走行距離を意識する必要があります。
また、より査定額アップを狙える条件としては、1万kmや2万kmなど走行距離がとても少ない状態で売却をすることが有効です。
中古車を購入しようとする際には、できる限り条件が良く優良な中古車を購入したいものです。車の外装に傷やヘコミがあったとしても、板金塗装などでキレイに修繕は可能ですが、走行距離はどうにもなりません。
よって走行距離は短ければ短いほど、査定額には有利となります。
車の査定評価はおおよその走行距離で1万km台などの評価になるため、2万kmよりも、1.9万kmの方が買取額は高くなる可能性もあることは知っておくことで役に立ちます。
10年経つ前か、走行距離が10万kmに満たないタイミングで売却することで少しでも買取額を高くするためのコツとなります。
6.「自動車税」を支払う前の方がお得!
先ほどもご説明しましたが、4月1日時点での車所有者には年間の自動車税の納付があります。軽自動車は約1万円前後で、普通車は排気量により金額が上下し、3万円~10万円ほどかかります。
よって3月までに売却することで、自動車税を支払う必要がなくなります。1月~3月は車の買取相場も高くなる傾向がありますので、1月頃より売却の検討を始めることをおすすめします。
また、1月~3月を待たずして早期売却をした方が、自動車税の負担もなく、その分未経過分の自動車の還付額の月割額が増えて買取額に上乗せしてもらえることができるため、結果として買取額が高くなるという可能性もあります。
古い車や過走行車は少しでも早めの車売却がおすすめ
古い車・過走行車・事故車などは比較的すでに相場が安定して定まっていることが多いため、時期によってさほど変動しないことが多いです。
古い年式の車は、時期で売却を決めるよりも少しでも値が付く前に古い車は、少しでも早めの売却が一番おすすめとなります。
早期売却の方が車の価値が高いため査定に有利
車の売却に適した時期やタイミングは車の買取相場を知り売却することでお得に手放すことが可能です。
ただし、基本的に車を売却は出来る限り早めに手放すことが一番のコツです。
車の査定による買取額は、「年式」と「走行距離」が大きな割合で決まります。
よって年式が1年でも新しく、走行距離も100kmでも短い方が査定には有利となります。
売却の時期やタイミング、中古車相場の変動に影響を受けやすい車は、「人気車種」「年式が新しい車種」などが挙げられます。
年式が古い車や、走行距離が多いなどの車は、時期による変動よりもできる限り早めの売却の方がお得になることが多いです。
特に輸入車に関しては、国産車よりも、年式による値下がり幅が大きいモデルが多いため、時期を伺うよりも早期売却のメリットの方が多いです。
普通車は早期売却で「自動車税の還付」を受けられる恩恵もある
普通自動車であれば、車の売却により未経過分の自動車税が還付される車買取店は多いです。
自動車税は毎年4月1日時点での車所有者・使用者に納付書が発行され、5月末までに納付が必要となります。
車の売却にて廃車や抹消手続きを行うと、売却した翌月から3月までの未経過分の自動車税を月割で還付できる仕組みがあります。
■自動車税の還付額一覧例
早期売却をすることにより自動車税の月割額は多くなるため、買取額に加え自動車税の還付額を受け取れるメリットは大きいです。
参考記事:車売却で税金は還付される?自動車税が戻る仕組みをわかりやすく解説
自動車税還付の仕組み|ハッピーカーズ川崎登戸店
まとめ 売却すべきおすすめの時期は月や様々な要因でタイミングを見極める
車の売却に適したタイミングは、さまざまな視点で判断できます。
だからこそ、自分にとってベストなタイミングはいつなのかと悩んでしまうケースも多いのではないでしょうか。
季節や状況など、さまざまな価格変動要因はあっても、「できるだけ新しく走行距離が短い時期が有利」という基本条件は変わりません。
「数か月以内の売却を考えているが、今すぐ売却したほうがよいのか、それとも待ったほうがよいのか…」といった悩みを抱えている場合、判断するのは簡単ではないでしょう。
このような場合には、まずは一度、何でも相談できる買取店に査定を依頼してみるのがおすすめです。
最もおすすめできる売却時期は、愛車の車種によって異なりますので、いつ売却するのが一番良いのか、数か月以内に売却を考えていることを伝えて、実際の売却時期についてアドバイスしてもらいましょう。
親身になって対応してくれる信頼できる買取店を選択し、相談してみてください。
車売却を検討したらハッピーカーズ川崎登戸店にぜひ一度ご相談を
愛車をまるで「相棒」のように感じ、大切にしている方も多いのではないでしょうか。
手放す際、「少しでもよいタイミングを見極めたい」と思うのは当然のことです。
私どもハッピーカーズ川崎登戸店では、お客様それぞれに安心して車を売却してもらえるよう、日々の査定を行っています。
売却に適した時期やタイミングは、車種によって異なります。人気車や高年式車であれば、最も需要が高い時期に売却することが得策ですが、古い車や過走行車、海外向けの車種は時期よりも、少しでも年式が古くなる前に早めに売却した方が、値段が付くというのが主になります。
自分の愛車の売却時期はいつが最も適しているか悩んでいる場合は、最も適したタイミングを一緒に考えお伝えしますので、まずは一度ハッピーカーズ川崎登戸店にご相談ください。
ハッピーカーズ川崎登戸店では、地域のお客様に満足を提供していくために、どこよりも、一円でも高く買取るという目標を掲げています。