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軽自動車の年間維持費はいくら?普通車と維持費を徹底比較します!

赤い軽自動車の後ろ姿

「軽自動車の維持費は本当に安いのでしょうか?」
普通自動車から軽自動車への乗り換えを考えている人の中には、維持費の削減が可能かどうか考える方が多いです。
実際、車を購入すると税金・ガソリン・保険・駐車場やメンテナンスなど様々な費用が必要になります。
一般的に軽自動車は車の維持費も安く燃費も良いと言われますが、ここでは「実際に軽自動車は普通自動車に比べて維持費は安いのか?」
軽自動車は普通自動車の維持費を中心に比較してまとめています。

この記事でわかること

  • 軽自動車に乗り換えている人が増えている理由がわかる
  • 軽自動車と普通車の年間維持費の違いがわかる

軽自動車に乗り換える人が増えている?

軽自動車とは、全長3.4m以下、高さ2m以下、全幅1.48m以下、乗車定員が4名以下、エンジン排気量660cc以下の基本的にナンバープレートが黄色の自動車です。ひと昔前であれば軽自動車といえば、安全性や走り、質感も含めあまり良いイメージを持たれていないという方も多かったのも事実です。しかし、現在は軽自動車の安全性能、走行性能、デザインなど飛躍的に向上し、軽自動車に乗り換える方が増えてきています。実際に軽自動車を購入された方は非常に満足度も高く、特にコスト面での魅力で選ばれている方も多いことがわかります。

軽自動車が今人気な理由

では一般的に軽自動車がなぜ人気なのか?
よく聞かれる理由について項目ごとにご紹介します。

・軽自動車はやはり維持費が安い

軽自動車を選ぶ魅力として維持費の安さは見逃せません。
普通自動車に比べて車税や保険料が低く抑えられます。
また多くの軽自動車は軽自動車に比べて必要なメンテナンス費用や部品の交換費用が予測しやすく長期的に見て経済的です。
これらの維持費の低さは、車を所有し続ける上で大きなメリットとなります。
車体が軽い軽自動車は燃費の良さも兼ね備えているため、日常の使用においてもコストを抑えることができる点が評価されています。

・狭い道でも運転しやすい利点

コンパクトな軽自動車は、狭い道でも運転しやすいメリットがあります。
都市部や住宅街など狭い道路が多い地域では、小さめの車の方が取り回しがしやすく、駐車場所を見つけやすいことも大きな魅力です。
特に車の運転に自信がない初心者さんや、たまにしか車に乗らない方には軽自動車はオススメです。
自宅周りの道路が狭いや、運転があまり得意ではないという理由で普通自動車から軽自動車に乗り換えるという方もいらっしゃいます。

・豊富な車種・モデル・グレードが人気

以前に比べ軽自動車のバリエーションや車種が増え魅力的な軽自動車が増えてきています。
テレビCMでも軽自動車が良く放映されています。
若い年代の方も軽自動車を選択されるので、デザインが可愛く女性の方にも選ばれるので、車種やモデルの種類も多い印象があります。
また軽自動車のなかで中古車の場合、魅力の一つとして、豊富な車種、モデル、グレードから選べることです。
最近では背の高いハイトワゴンと、スーパーハイトワゴンが大人気となっています。乗り降りに便利な両側パワースライドドアが付いているものが多く、室内空間も普通車よりも広い車種が続々と出てきたことにより、ファミリー層を中心に幅広い層から人気があります。普通車ではSUV(スポーツユーティリティビークル)と呼ばれるオフロードをイメージした車種が人気ですが、軽自動車にも取り入れた車種も大人気です。本格的なクロスカントリー風や、街乗り走行を中心としたSUV風の車種が多くラインナップされ、走行性やデザインの良さだけでなく、アウトドアに適したモデルが軽自動車人気を押し上げています。

軽自動車の維持費はなぜ安い?

ではここからは軽自動車の維持費は本当に普通自動車に比べて安いのか?
維持費が必要な項目を一つずつピックアップしました。

自動車税が抑えられる

自動車税に関して普通自動車は排気量に応じて税率が高くなりますが、軽自動車は一律で税率が定められています。新車登録から13年以上経過すると自動車税が割り増しになるため少しでも自動車税を抑えることができるのは大きなメリットです。

自動車保険料が抑えられる

自動車に関する保険料も普通自動車に比べて軽自動車は安くなっています。
ただ自動車保険に関しては、年齢や運転歴や事故歴によって価格は変動するので、実際に必要な金額は各保険会社に見積もりをしてもらいましょう。
ここでは一般的な保険料を比較してみました。

保険種類 普通自動車 軽自動車
自賠責保険 約 20,000円 約 20,000円
任意保険(対人・対物) 年間約30,000円~100,000円 年間約20,000円~50,000円

自賠責保険はすべての車両所有者が加入を義務付けられている保険。人身事故による損害を補償します。普通自動車も軽自動車も期間による違いはありますが、金額に大きな差はありません。補填としては、交通事故の被害者を最低限救済することが目的で、車両の破損や自身の怪我は保証対象外になります。限度額は、相手が死亡した場合は1名につき3000万円、怪我の場合は120万円となります。強制保険ですので必ず必要となる費用です。

任意保険は、自賠責保険だけでは事故の際の保証が十分ではないため加入していると安心な保険です。任意保険は万が一事故を起こした際に、相手側の車の破損や、相手や自身の怪我に対して保険会社が対応してくれます。自任意保険の料金は車種や運転者の年齢、運転歴、契約内容によって大きく異なります。普通自動車は価格が高いため、保険料も高めに設定されることが多く、軽自動車は全体的に保険料が安価になる傾向があります。

燃費が良い

車種や車の状態によって変わりますが、一般的な燃費を比較した時、軽自動車の方が燃費はかなり良いです。燃費がいいほどガソリン代は節約できるため、維持費を考える上では重要な項目です。例えば、ガソリン代がリッター160円だとして、燃費が10km/1Lの普通ガソリン車では月間1000km走ると、ガソリン代は月間16,000円かかります。同様条件で燃費が20kn/Lの軽自動車であれば半分の8,000円で済みます。

自動車別 燃料の種類 一般的な燃料相場
普通自動車 ガソリン車 約10~15 km/L
  ハイブリッド車 約20~30 km/L
  ディーゼル車 約15~20 km/L
軽自動車 ガソリン車 約20~25 km/L

ガソリン車は一般車に使われる燃料です。軽自動車の場合は車体が軽いので一般車に比べて燃費が良くなります。
ハイブリッド車は燃費効率が良いのが特徴です。ただしハイブリッド車はガソリン車と比べ、本体価格が高く設定されていることが多いので、費用対効果を考える必要があります。
ディーゼルは効率的な燃焼をする特徴があります。燃費も良く、軽油価格も低いため燃費代は節約できます。ただし、ディーゼル車を用意している車種は限られることと、ハイブリッド車同様に、本体価格がガソリン車よりも高額に設定されていることが多いです。よって軽自動車は燃費と価格のバランスが良いことが多くの方に選ばれる理由となっています。

車検・メンテナンス費用が抑えられる

こちらも車種や年式によって変動しますが、一般的には普通自動車よりも軽自動車の方がメンテナンス費用は安くなります。消耗品はどうしても劣化をしてしまうため、定期的に備品の交換や整備が必要になります。タイヤも雪の降る地域では年に2回タイヤ交換することになりますし、安全に車を運転していくためにはメンテナンス費用はかかってきます。

車検費用は軽自動車の方が安く済ませられることが多いです。新車であれば3年後、それ以降は2年ごとに受ける決まりになっています。費用は車の年式・車種・状態によって異なりますが、長く乗れば乗るほど部品交換などが必要となるため高くなる傾向があります。
車検の費用は「法定費用」と「車検基本料」があります。法定点検は金額差があまりありませんが、車検基本料金は、依頼する場所や車種によって金額が異なります。ガソリンスタンド、カー用品店、車検専門店が比較的安価で、ディーラーに依頼すると少し費用がかかる印象です。

メンテナンス項目例 普通自動車 軽自動車
オイル交換 3,000円~6,000円 3,000円~5,000円
タイヤ交換 40,000円~100,000円 20,000円~50,000円
ブレーキパッド交換 10,000円~30,000円 8,000円~20,000円
バッテリー交換 10,000円~20,000円 8,000円~15,000円
車検 80,000円~150,000円 60,000円~10,000円

エンジンオイル交換については普通自動車も軽自動車もほぼ同じ価格帯ですが、使用するオイルの種類や交換の頻度によって費用が変わります。
タイヤはサイズが大きい普通自動車の方が交換費用は高くなり、軽自動車は小さいタイヤを使用するため費用が安めになります。
ブレーキパッド交換は使用するブレーキパッドの材質や車の重量によって費用が変動しますが、普通自動車は軽自動車に比べて高価な部品が使用されることが多いです。
バッテリー交換はバッテリーの容量や性能によって価格が異なりますが、普通自動車の方が大きく高容量のバッテリーを使用するため一般的には高価です。
車検費用は車種によって異なりますが、軽自動車の方が普通車に比べて車検にかかる費用は抑えられる傾向にあります。費用をできるだけかけたくない方は、自分でできるメンテナンスや日頃の定期点検をしておくことも重要となります。

駐車場代は条件による

普通自動車と軽自動車の駐車場代に大きな違いはないため、一般的な相場は車種に関わらず駐車場の場所や種類によって決まります。
まれに軽自動車の方が安く設定されている駐車場もありますが、基本はエリアによって料金は大きく変わります。

月々のローン返済

自動車の購入ローンに関しては新車か中古車かの違いもあり、車種の他に金融機関、金利やローン期間によって大きく異なるので、あくまで目安としてお考え下さい。

  ローン返済の種類 一般的な月々の返済相場
普通自動車 車両ローン 20,000円~50,000円/月
軽自動車 車両ローン 10,000円~30,000円/月

購入金額として普通自動車は平均200万~500万ほど、軽自動車は100万~250万ほどで販売されている車が多い様子です。

このように項目別に比較しても軽自動車は普通自動車よりも維持費は比較してもかなり安くなっています。そのためローン返済額を節約したい場合は、購入価格が低い軽自動車に乗り換える選択肢は十分あります。

普通車から軽自動車に乗り換える主なきっかけ

車の老朽化や生活状況の変化以外にも自動車の乗り換えのきっかけは人それぞれです。
乗り換えの最適なタイミングには、誰にでも当てはまる共通の要素が存在します。
ここでは、普通車から中古車に乗り換える主なきっかけをまとめました。

生活費を見直すときに軽自動車に乗り換える

多くの人にとって車の維持費は生活費の大きな部分を占めます。
現在の生活ぶりを見直したり、何かお金が必要な場面が出てきたりと理由はそれぞれあると思いますが、普通車から中古車への乗り換えは、維持費用の見直しと削減が大きな理由です。
燃料費、車検費用、税金、保険料などのランニングコストを減らすことができます。
また減価償却の影響も小さいため、総合的に経済的負担を軽減できます。
月々の出費を減らすために、普通自動車からコストパフォーマンスの良い中古車への乗り換えを検討するケースは多いです。

貯金を始めたいので乗り換える

将来のための貯金を始めたいと考えるとき、固定費の中でも比較的大きな部分を占める自動車の維持費は見直すべき項目です。
毎月の貯金額を増やすことが可能になり経済的な余裕を生み出すことができます。

生活習慣が変わったので車を見直す

生活習慣の変化は、車の乗り換えを考える大きなきっかけの一つです。
例えば都心に引っ越した場合、駐車スペースの問題や交通渋滞などから、小型で経済的な中古車への乗り換えが生活を便利にすることがあります。
また子育てが一段落して小さな車で十分になったり、逆に家族が増えて大きな車が必要になったりすることもあります。
このように生活習慣の変化に合わせて、軽自動車に乗り換えることによって日常生活の質を向上させることができます。

まとめ 軽自動車の維持費平均はいくら?

これまでの軽自動車の維持費の項目を一覧にまとめました。
当然、項目ごとに個人差は生じますので一概には言えませんが、車検がある年だと普通車の維持費の年間平均は、55万~65万円ほどかかるのに対し、軽自動車の維持費の年間平均は40万円~45万円ほどです。よって年間での維持費は軽自動車の方が約15万円~20万円ほど安いという結果になります。

■軽自動車と普通車の年間維持費比較シュミレーション

維持費項目の具体例 軽自動車 普通車
自動車税 ¥10,800 ¥45,000
自賠責保険 ¥10,000 ¥10,000
任意保険 ¥40,000 ¥50,000
ガソリン代 ¥80,000 ¥160,000
メンテナンス代 ¥40,000 ¥40,000
駐車場代 ¥192,000 ¥192,000
車検代 ¥80,000 ¥130,000
1年間の維持費 ¥452,800 ¥627,000

※数値はあくまで例です。普通車は2Lガソリン車で、車検がある年を想定
※ガソリン代は年1万km走行 160円/Lで算出
※駐車場代は神奈川県の平均を参考

維持費を節約する目的で軽自動車への乗り換えは賢明な判断です。
軽自動車の一番の利点は、その低い維持コストにあります。
自動車税、保険料、車検費用、メンテナンス費、そして燃料費において、軽自動車は普通自動車よりも費用を大幅に抑えることができます。
維持費の削減を目指す方にとって、軽自動車は魅力的な選択肢となります。
車検費用は特に軽自動車であれば、普通自動車と比較して明らかに低く抑えることが可能で、その差は数万円にも及ぶことが多いです。
また、メンテナンスの面でも普通自動車よりコストが低く、整備や修理の費用も少なくて済みます。

ちろん普通自動車の良さもあり一長一短になりますが、車にかかる経済的な負担を減らしながら、その利便性を享受することを求めるならば、軽自動車への乗り換えるのも決して悪くありません。
現在、所有している普通自動車を売却した費用で軽自動車に乗り換える方も多くいらっしゃいます。金額的にも乗り換えやすいので気になる方は一度、買取査定するのも良いと思います。

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