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お役立ちコラム

車のへこみを自宅で簡単に直す!手順とコツを徹底解説

2024.03.31 | 更新:2024.04.13

車の傷やヘコミを自分で直すことができるのか?プロに依頼した方が良い場合と、自分で簡単に修復できる場合の手順と注意点をご紹介します。一般的には、手のひら大の凹みぐらいであれば、自分で直し方を知っていれば修復は可能と言われています。今回は自宅で簡単にでき、あまり費用をかけず修理キットや100均等の道具でも車の凹み修理ができるコツを解説していきます。

小さな車のへこみ修復の手順

小さな傷やヘコミであっても放置すると車の塗装は剥がれていき、場合によっては錆びたり塗装膜の剥がれなどが起こります。よって大きなヘコミや手が届かない部分の修理はプロに依頼することが必要ですが、ちょっとしたヘコミは自分で修復していくことが長く車を維持して、乗っていくため秘訣となります。本格的な修理の手順は以下のような手順となります。

1.へこんでしまった箇所の裏側から叩いてヘコミを戻す

2.戻した部分を車外装用の研磨剤を使用し段差を平にする

3.コンパウンドで下地をさらに滑らかにする

4.キレイに油分やゴミを等を拭き取り同色の塗装でスプレーがけ。よく乾燥させる

より簡単にできる車のへこみ修復テクニック

上記のへこみ修復手順はできる限り見た目の部分も直すような本格的な手順ですが、もっと簡単にへこみの部分を直したいという方は、下記テクニックを参考にして下さい。実用性を考慮し、小さなへこみに限られますが、この方法は低コストで手軽に試せるへこみ修復の選択肢となります。

吸盤式の工具を使用したへこみ修復方法

車のへこみを自分で直すなら、吸盤を使った修復がおすすめです。専用の吸盤式工具を使用してへこんでしまった箇所を戻します。まず、へこんだ部分の周囲を清掃し、吸盤をしっかりと押し付けて固定し、力強く引っ張ることでへこみを外側へ引き出します。この方法は特にボンネットや天井など平滑で比較的大きく浅いへこみに有効です。工具は色々なタイプの種類が販売されているため、へこみ箇所に合ったタイプのものを使用することがポイントです。

ドライヤーやお湯と冷却剤を使った修部分

「車 凹み 直し方」等でネット検索すると、ドライヤーやお湯をかけてへこみ修復する方法が多く出てきます。こちらは、ドライヤーやお湯でへこみ部分を温めて金属を柔らかくし、その間に裏側からたたき出し、その後冷却スプレー等で冷やす方法です。

1.へこみ部分をドライヤーやお湯の熱で温める。温度が高くないと効果が薄いので、熱々のお湯を  準備すること。1度で上手くいかないことは何度か試してへこみ部分を柔らかく直しやすい状態にすること。熱湯でやけどは十分注意する。

2.傷がつきにくいハンマーなどでヘコミ部分が柔らかいうちに裏側から叩いてへこみを戻す。強く叩きすぎると穴が開いてしまったり、さらに傷が増えてしまう可能性もあるので慎重に行う。

3.冷却剤で冷やす。温度差で膨張したものを収縮させ元に戻す性質を利用します。急激な温度差が重要。

修復が難しいへこみの見極め方

修復が難しいへこみ見極め方は、大きなヘコミや傷になってしまっている、車両本体のフレーム部分のへこみなどがあります。大きなヘコミの場合は、手間や時間とコストが多くかかります。またへこみが直ったとしても綺麗に修復をしないと外観に影響が出ます。深いへこみの場合も同様にプロに頼む手段の検討が必要です。また、車両の本体フレーム部分の損傷は、自分で修繕した場合に売却時「修復歴あり車」と見なされ、「事故車」に近い評価となる恐れがあるため自宅での修復が適していません。これらのタイプのへこみは、プロの修理技術や特殊な工具を要求するため、修復を試みても状況を悪化させるリスクがあります。あくまでも浅くて、塗装の損傷がないへこみに限定して、見極め方として試みましょう。

プロに車のへこみ修理を依頼するメリットとデメリット

プロに車のへこみ修理を依頼する大きなメリットは、高い技術と経験を持つ専門家による品質の高い仕上がりです。さらに、修理には保証がつくケースも多く、万が一の問題にも対応を期待できます。一方でデメリットとしては、自宅での修復に比べるとコストがかかること、また修理工場までの移動や修理期間中の車の利用ができない時間が発生する点が挙げられます。プロに依頼すると、時間と労力を節約できるため、結果的に効率が良い場合もあります。

プロに傷やヘコミの修理依頼する場合の費用相場

一般的に、プロに車のへこみや傷を修理してもらう場合、修理費用の相場は幅広く変動します。小さなへこみやキズであれば数千円から可能ですが、深いへこみや広範囲に及ぶダメージの場合は、数万円以上かかることも少なくありません。費用が変動する要因としては、ダメージの大きさ、車のモデル、使用する塗料の種類、さらには修理する業者の技術や地域によっても異なります。プロの修理を選ぶことのメリットとしては、高い技術で車を元の状態に近づけることができる点が挙げられますが、費用と時間がかかるというデメリットも考慮する必要があります。

ドア:2万円~10万円程度

ボンネット:3万円~5万円程度

サイド:3万円~5万円程度

バンパー:3万円~8万円程度

トランク:5万円~10万円程度

車を修理する費用がもったいない方は、売却することをおすすめ

大きな傷やヘコミを修理すると高額な修理費用がかかります。車を売却する際の注意点として、修理にかかった費用は査定額には含まれない点です。せっかくきれいに直したのに、修理費用分の査定額がアップすることはほとんどありません。車の修理代は原材費だけでなく、人件費・工賃などの費用が上乗せされているため、修理をすることでかえって損をしてしまう可能性が高いです。

将来売却も考えている車両の修理をする場合は、費用対効果を見直す良い機会となります。実際に修理を行う前には、修理費用の見積もりと、車の査定額をともに見比くらべ、維持するのに見合わない費用がかかる場合、車を売却してしまうことをおすすめします。売却により、修理費用を新しい車への投資に回すことが可能となり、長期的に見て賢明な経済判断となるでしょう。

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