事故に強い安全な車は?本当に安全性能が高いコンパクトカーおすすめ7選!
■この記事でわかること
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「コンパクトカーは車体の大きい車に比べて安全性が心配」
「コンパクトカーは事故でぶつかった時の安全性は大丈夫なの?」
と思う方も多いと思います。
コンパクトカーは街乗りに適した小回りの利く小さなサイズで使い勝手や燃費性能が良く、排気量が少ないおかげで自動車税も安く経済的であるため、多くの方に支持され人気の車となっています。
そんなコンパクトカーですが車体も小さく重量も軽いため事故に対する安全性は大丈夫なのでしょうか?
実際のコンパクトカーの安全性の真実を詳しく解説していきます。
現在、コンパクトカーを所有している方はもちろん、これから乗り換えや、コンパクトカーを新規に購入を検討されている方に、コンパクトカーの安全の評価基準と項目、事故を防ぐための方法や必要な安全装備についても紹介します。
そして安全性面を考慮した「おすすめのコンパクトカー」を7車種ご紹介し、コンパクトカーの選び方と安全性能の関連性について理解するために必要な情報を解説していきます。
目次
コンパクトカーは事故を起こしたら危ないのか?
コンパクトカーは価格もお得なモデルが多く、軽自動車ほどではないが
事故を起こしたら危険ではないか?
大きな車と衝突したら潰れてしまうのではないか?
などコンパクトカーに対するイメージや不安をよく聞きます。
実際にはコンパクトカーの安全装備や、安全性能は低いのでしょうか?疑問にお応えして解説していきます。
コンパクトカー自体の安全性能はかなり高いといえる
結論から言うと、「コンパクトカーの安全性能は問題なく高い」です。
ただし、安全性能の高さが評価されているのは新しい年式の車や、メーカーや車種が限られます。
コンパクトカーというカテゴリー自体はかなり以前からあり、明確な基準はありませんが、サイズが小さく排気量も抑えられて価格もお手頃な車のカテゴリーを主に指します。
日本メーカーが安全技術や性能、装備に力を入れ始めたのはここ10年ほどです。
当初はまだ安全装備が付いていても機能が限定的であったり、実際に安全安心とまでは言えないレベルでした。
そのため安全性能が高いといえるのは、「高年式のコンパクトカー」に限定されます。
年式が古いモデルは、安全装備が搭載されているのは普通車の中でも高級車や高いグレードに設定や、一応安全装備が用意されていてもオプション設定で選択できる仕様となっており標準にはついていないというのが普通でした。
年式が新しいコンパクトカーであれば、大きいサイズの普通車と比較しても安全性能や装備は変わらないレベルで設計されている車種も増えてきています。
コンパクトカーに搭載されている「安全装備」は充実しているか?
最近は安全装備が充実している車種でないと、売れないという現象が起きています。
テレビやニュースなどのメディアで交通事故が特集され、高齢者の交通事故も発生する度に話題になるなど、事故に対する意識の高まりによるものが大きいと思われます。
安全装備の代表的なものは「衝突被害軽減ブレーキ」です。
車両に歩行者や自転車、自動車などに衝突する危険性がある際に、警告や自動制御ブレーキで危険を回避するような安全装備です。
2021年11月から国産の新型車には衝突被害軽減ブレーキ搭載が「義務化」されました。
つまりこの後に発売された普通車はコンパクトカーに限らず全て安全装備が搭載されているため、安全性能も確保されています。
コンパクトカーは、価格の安さも強みの一つですが、安全性能や安全装備の高さは購入する側の優先順位もどんどん高くなっているため、メーカー側も最近は新しい技術に力を入れて取り組んでいると言えます。
車種やモデルによっては安全性能が十分ではない可能性もある
安全装備も搭載されているからと言って「安全性能が高いのか?」というとそうでもありません。
理由は、安全装備にも性能の高い・低いがあったり、各メーカーによって安全性能に関する考え方や取り組み、技術力が異なる為です。
例えば、安全装備の代表格である「衝突軽減ブレーキ」を例にすると
自動ブレーキにも各メーカーで呼び方や、方式、性能が違います。
衝突軽減ブレーキのシステムは主に4種類
衝突軽減ブレーキは、「赤外線レーザー方式」「ミリ波レーダー方式」「カメラ方式」「LiDAR(ライダー)」の4つのシステムがあります。
それぞれ性能や方式が違うため詳しく解説します。
赤外線レーザー方式
赤外線レーザー方式は、赤外線レーザーを対象物に照射し跳ね返ってくる反射波で対象物を検知するシステムです。
主に前方の車両が対象となり、数十メートル先まで距離を測定しながら前方の状況を常に検知することができます。
赤外線レーザーは比較的安価な予算で量産が可能であるため、軽自動車やコンパクトカーに多く搭載されています。
レーザーであるため、夜間や雨天時にも検知できる車種も多いです。
ただし、初期に開発されたモデルなどでは、状況により対象物を正確に認識することができない可能性もあり、測定可能な距離も限られているため、急な飛び出しや、前方車両の急ブレーキなどは、自動制御のブレーキが間に合わない可能性もあるため、安全性の高さでいうと少し物足りない面もあります。
ミリ波レーダー方式
ミリ波レーダー型は、ミリ波と呼ばれる電磁波を利用しています。
ミリ波を前方にを照射し、赤外線レーダーと同様、その反射波を検知することで対象物を検知するシステムです。
このシステムの良いところは、比較的悪天候時にも検知が可能であり、より遠くの前方車両を検知できる点です。
ただし弱点もあり、対象物との反射で検知をするため、歩行者や自転車など対象物が小さいと、検知の精度が落ちる点です。
また、障害物が反射しにくい素材などであった場合にも検知の精度が下がってしまいます。
カメラ方式
カメラ方式は、その名の通り車両の前方に設置搭載されたカメラで状況を認識するシステムです。
このシステムの良いところは、カメラで直接対象物を認知するため、歩行者・自転車・車両などの対象物の判別をすることができ、危険回避の精度が高い点です。
また単眼カメラよりも、複数のカメラを搭載することでより対象物や危険物を高性能で検知することができます。
ただし弱点としては、カメラのレンズで検知しているため悪天候時にはカメラの視認性が悪く、検知の精度が下がってしまうことです。
また夜間はカメラで捉える距離も狭まるデメリットもあります。
「LiDAR(ライダー)」方式
最新の自動運転システムなどにも活用されている、自動車以外にもドローンなど様々なものに応用されている技術です。
LiDARとは、「Light Detection And Ranging」の略で、わかりやすくいうと「レーザー光」を使ったセンサーで今までよりも、より対象物の形や状況などを正確に検知できることができます。
このシステムの良いところは、数百メートル先の対象物まで正確に検知して測定することができます。
しかも対象物は、正確に位置や形状を把握することができ、高精度な3Dデータも作成が可能です。
衝突軽減ブレーキは複数のシステムが組み合わされているモデルを選ぶ
現在の自動ブレーキのシステムで多く活用されているのは「赤外線レーザー方式」「ミリ波レーダー方式」「カメラ方式」の3種類です。それぞれのメリットやデメリットを紹介しましたが、組み合わせることでお互いのデメリットを無くすことができます。
例えば、「ミリ波レーダー方式」「カメラ方式」が搭載されているモデルであれば、ミリ波レーダーで遠い対象物や悪天候時の検知をして、カメラにて歩行者や自転車などの小さい対象物をカバーすることができます。
安価で比較的コンパクトカーに多く搭載されている「赤外線レーザー方式」の安全装備だけでなく、「ミリ波レーダー」や「カメラ」も搭載しているモデルを選ぶことで、コンパクトカーでも高い安全性能が確保することができます。
コンパクトカーの「衝突安全性」も高水準である
コンパクトカーでも安全装備が充実しているモデルが増えてきましたが、いくら事故などの危険を事前に回避するような安全装備が充実していても事故を100%防ぐことは残念ながらまだできません。
よって、実際に事故で乗車中にぶつかってしまった際の衝突安全性が低いのであれば、コンパクトカーは危険だという危ない評価になってしまいます。
車の衝突安全性はNASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)という専門の機関が様々な衝突安全性の実験を行い、その結果を正確にデータとして公表しています。
一般の方でも評価結果はサイトで確認することができ、車種別に安全性の比較をすることができます。
事故による重要な要素である衝突安全性に関しては国により厳しい基準が設けられており、フルラップ衝突(正面衝突)やオフセット衝突(前側の一部がぶつかること)、側面衝突、後面衝突など、実際の交通事故でも起こりやすい衝突に関して評価しています。
自動車の選び方には、衝突安全性、予防安全性、運転安全性の3つの安全性能が高い要素が重要となります。
衝突安全性は、事故が発生した際に、どれだけ乗員を保護できるかを評価するもので、エアバッグや衝撃を吸収させる構造などが該当します。
次に、予防安全性は、事故の発生を未然に防ぐ機能で、自動ブレーキや車線逸脱警報装置がこれに該当します。
最後に、運転安全性は、運転者が安全に車を操作できるよう支援する機能で、ナビゲーションシステムや運転席の視界などがこれに含まれます。
これらの要素を理解し、全方位で安全性能が高い車を選ぶことで、事故リスクを著しく低減できます。
NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)の評価基準
実験の評価基準に関しては、普通車と軽自動車も同じ条件での基準となります。
自動車アセスメントは、より安全な自動車を選ぶことができる環境を整えるとともに、メーカーによる安全な自動車等の開発の促進と、安全な自動車等の普及を促進しようとする国土交通省と自動車事故対策機構(ナスバ)が一体となって行なっている事業です。
予防安全性能と衝突安全性能の総合得点で★の数が決まり、★の数が多いほど総合的な安全性能が高いことを表します。★★★★★から★までの5段階です。
ファイブスターの★5のモデルは最高評価となります。
予防安全性能(85.8点満点)、衝突安全性能(100点満点)及び事故自動緊急通報装置(8点満点)のそれぞれの評価の得点を全て合計した評価点で満点は 193.8 点です。
これを確認することで、安全性能の基準を簡単に確認することができ、コンパクトカーでも安全性能が高いモデルを選ぶ際の目安にすることができます。
★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
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新車販売台数ランキングから安全なコンパクトカーを選ぶ
普通自動車の新車販売台数ランキングを紹介します。(2025年上半期1月~6月)
新車販売ランキングで上位の入るようなコンパクトカーは、人気車種ゆえメーカー側も安全性能に力を入れていることが多いです。
また、購入する側にも安全性能の高さは重要な選択肢となるため、売れているからにはしっかり理由もあります。
もちろん価格や燃費性能、快適装備や見た目の好みで選ばれ要因になりますが、販売台数の高さで信頼度を図ることも良いと思います。
2025年上半期1月~6月軽自動車人車販売台数ランキング
■2025年の上半期販売台数のランキングで販売出すが好調なコンパクトカー
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上記がコンパクトカーの分類に近く販売台数ランキングに入っているモデルです。
全ての車種の安全性能や安全装備が高いとは言い切れませんが、安全性能をおろそかにしているようなモデルは間違いなく売れないため、ある程度高い水準の安全レベルが確保されていると言えます。
引用:日本自動車販売協会連合会
日本自動車販売協会連合会ホームページ
コンパクトカーで本当に安全性が高いおすすめ車種6選
ここでは自動車アセスメント評価に基づいて本当に安全性が高いと証明されているおすすめのコンパクトカーを紹介していきます。
今回は、最高評価の星5(★★★★★)を獲得しており、「予防安全性能」と「衝突安全性能」が最高評価のA ランク、かつ、「事故自動緊急通報装置」を備えていること本当に安全性能が高いコンパクトカーを選んでいます。
1.【トヨタ ヤリス】最も売れてるコンパクトカーは安全性能も高い
トヨタ ヤリスは、2025年上半期で最も新車販売台数が多く1位を獲得している大人気のコンパクトカーです。
トヨタのヤリスは低価格なコンパクトカーながら自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
最も価格が安いエントリーグレードのX(ガソリン車 1.0L・2WD)は1,657,700円(税込)で、コンパクトカーの中でも価格がかなりお得な設定になっており、ガソリン車の燃費は20.2km/L~21.3Lkm/L、ハイブリッド車が35,4km/L~36km/Lで世界トップクラスです。
トヨタの予防安全支援「Toyota Safety Sense」も全車標準装備なので、最新の安全装備も搭載されています。
価格もお得で燃費も良く、安全装備も標準装備でいながら安全性能も評価されていることが最も売れている理由でしょう。
【トヨタ ヤリス 自動車安全性能結果】
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■ヤリスのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:ヤリス参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ ヤリス】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【トヨタ ヤリス】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
2.【トヨタ シエンタ】最も売れてるコンパクトミニバンは安全性能も高い
トヨタ シエンタは、2025年上半期で最も新車販売台数が多く3位を獲得している大人気のコンパクトサイズのミニバンです。
トヨタのシエンタはコンパクトなサイズのミニバンでありながら自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
安全性能で最高評価を受けている新型は2022年8月発売された現行の3代目のモデルです。
ミニバンの中ではコンパクトな分類に入る全幅は1695mmと5ナンバーサイズながら3列シートを備え、新型になりデザインも洗練されています。
ハイブリッド仕様車もラインナップし低燃費と静粛性の高いエンジンが搭載されており、室内空間も広く収納も多いため、車での大きな買い物が多い方や家族で外出する機会が多いにも使いやすいモデルです。
新型シエンタのハイブリッドモデルの燃費は、2WDのWLTCモードで28.2 km/Lと優秀で、ガソリンモデルの燃費は、2WDのWLTCモードで18.3 km/Lで、燃費性能の高さも素晴らしいです。
トヨタの予防安全支援「Toyota Safety Sense」も全車標準装備なので、安全装備もグレード問わず搭載されています。
コンパクトミニバンのカテゴリーは競合が少ないこともありますが、安全装備が標準装備されていることも売れている理由の一つです。
【トヨタ シエンタ 自動車安全性能結果】
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■トヨタ シエンタの競合車である「フリード」の自動車アセスメント結果
【ホンダ フリード 自動車安全性能結果】
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■シエンタのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:シエンタ・フリード参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ シエンタ】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【トヨタ シエンタ】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
3.【日産 ノート】日産の技術の集大成で完成度が高いコンパクトカー
日産ノートは、日産の普通車部門で最も販売数が多く、2025年上半期で8位を獲得している日産を代表する完成度の高いコンパクトカーです。
日産のノートは低価格なコンパクトカーながら自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
ノートはコンパクトで使いやすいサイズ感ですが、広い室内でスタイリッシュなデザイン、日産独自の技術である「e-POWER」でe-POWERを搭載した日産 ノートの最も価格が安いエントリーグレードのXは2,299,000円で、燃費は2WDの「X」グレードWLTCモードで28.4 km/Lと優秀です。
3代目新型ノートは、2020年12月に登場しましたが、現在は2024年1月にマイナーチェンジされたモデルが発売されています。
日産ノートの安全性能や安全装備の特徴は、日産が開発した自動運転支援機能の「プロパイロット」と、前方のみではなく全方位の安全を支援する「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」です。
ただ単に事故を予防する観点の安全性ではなく、運転者がより快適に安全に運転することが出来る機能を搭載していることが非常に評価できます。
【日産 ノート 自動車安全性能結果】
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■ノートのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:ノート参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ ヤリス】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【日産ノート】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
4.【ホンダ フィット】あらゆるニーズに応える総合力が高いコンパクトカー!
ホンダ フィットは、2025年上半期の新車販売台数は19位の長年売れ続けているコンパクトカーです。
ホンダのフィットも自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
新型フィットの特徴は、シャープで押し出し感の強いデザインが新型車では多い中、フレンドリー感があるデザインと、広い室内空間や燃費性能に加え、高水準の安全支援装備である「ホンダセンシング」が全車標準装備されていることです。
最も価格が安いエントリーグレードのBASICは、1,720,400円なのでかなりお得な価格設定となっています。
燃費は、ガソリン車がWLTCモード燃費17.9km/L~18.7km/L、ハイブリッド車が27.1km/L~30.2km/Lでコンパクトカーの中でも高い燃費性能を誇っています。
2020年に登場した4代目フィットは、2022年10月にマイナーチェンジされ、ガソリン車は排気量が1.3Lから1.5Lへ変更、e:HEVモーター出力アップ、ホンダセンシングの機能向上が行われ、より安全性能も向上しています。
ホンダセンシング(HONDA SENSING)はホンダ自慢の安全装備で、他のメーカーの安全装備の水準も上がってきていますが、ホンダセンシングの支援技術は機能が多岐にわたるのが特徴です。
【ホンダ フィット 自動車安全性能結果】
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■フィットのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:フィット参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ ヤリス】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【ホンダ フィット】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
5.【ホンダ WR-V】低価格ながら安全性も高い話題の新型コンパクトSUV
ホンダ WR-Vは、2024年3月に販売開始されたコンパクトサイズのSUV車です。
SUVは大柄なサイズの車種が多い中、コンパクトサイズで街乗りに適した大きさとなっています。
このモデルはインドで生産をされていたモデルをベースに作られています。
サイズは、全長4,325mm、全幅1,790mm、全高1,650mmで、同じくホンダでコンパクトSUVとして人気の「ヴェゼル」とほとんど同じサイズ感です。
ヴェゼルはおしゃれな都市型コンパクトSUVという位置づけですが、WR-Vはボディーも四角調で本格的なSUVのようデザインです。
驚くのは価格で、価格帯は2,149,400円〜2,580,600円です。
ヴェゼルの価格帯は2,648,800円〜3,776,300円ですので、コンパクトSUVとしてはかなり攻めた価格設定です。
令和7年 5月27日に国土交通省とナスバが2024年度に行った自動車アセスメント(自動車安全性能2024)において、最高評価にあたる「ファイブスター賞」は4車種受賞したことが発表されましたが、見事「WR-V」も選出され安全性能が評価されており、おすすめできます。
(その他は、トヨタ クラウン・マツダ CX-80・ホンダ シビックの3車種)
【ホンダ WR-V 自動車安全性能結果】
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■WR-V のおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:WR-V
6.【ホンダ ヴェゼル】都市型コンパクトSUVの代表格で安全性能も抜かりない
ホンダ ヴェゼルは、2025年上半期の新車販売台数は14位で、2024年は上半期のSUVカテゴリーで販売数1位を記録している大人気のコンパクトSUVです。
ホンダのヴェゼルも自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
ホンダのヴェゼルは2021年4月に大幅なモデルチェンジが行われ、現行は2代目となっており、クーペのようなSUVスタイルのデザインで、高い安全性能、走行性能、良好な燃費性能、広い室内空間と全てが高いレベルでまとまっています。
ヴェゼルのサイズは、ボディサイズは全長4330mm、全幅1790mm、全高1590mmで、SUVカテゴリーではコンパクトなサイズに分類されます。
【ホンダ ヴェゼル 自動車安全性能結果】
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■ヴェゼルのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:ヴェゼル参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【ホンダ ヴェゼル】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【ホンダ ヴェゼル】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
7.【スバル クロストレック】国産最高水準の安全性能を誇るファイブスター大賞受賞車
スバルのクロストレックは、 コンパクトなボディサイズのクロスオーバーSUVです。
クロストレックのボディサイズは全長4480mm、全幅1800mm、全高1575mmで、一般的なコンパクトーと比べると少し大柄なサイズですが、SUVのカテゴリーでは比較的コンパクトなサイズに収まっており、取り回しの良いサイズです。
クロストレックのスゴイところは、2023年自動車アセスメントのファイブスター大賞を受賞していることです。
2023年はファイブスター賞は10車種ですが、その中で最高得点であり、国産車の中で最高水準の安全性能を誇ります。
画像引用:自動車事故対策機構(ナスバプレリリース令和6年 5月28日)
【スバル クロストレック 自動車安全性能結果】
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■クロストレックのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:クロストレック
惜しくも自動車アセスメント星4つであったコンパクトカーは?
自動車アセスメントは、安全な自動車等の普及を促進するため国土交通省と自動車事故対策機構(ナスバ)が行なっている事業です。
新車販売されている自動車に対して様々な安全性能に関する試験を行い、その結果を公表していますが、予防安全性能・衝突安全性能・事故自動緊急通報装置に関してを詳しく評価をしています。
総合得点により決まる星★の数で評価を行い最高評価は星★5となっています。
ここでは、惜しくも星評価が次点の4評価であった人気の車種をご紹介していきます。
【スズキ スイフト 自動車安全性能結果】
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【スズキ ソリオ 自動車安全性能結果】
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【トヨタ ルーミー/ダイハツ トール 自動車安全性能結果】
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一概に星が4評価であったので「事故を起こした際に危険な車」ということではありません。
日本は元々基礎的な構造や安全装備などの基準が厳しく、安全性が高いモデルでないと新車販売登録自体ができません。
よって現在新車販売されている車は全て安全性の基準を検定で合格している車種のみであるため、自動車アセスメント評価が低いからといってそこまで心配をするようなことはありません。
例えば、スズキのスイフトであれば、衝突安全性能がBランクであるため、星4となっていますが、総合評価では90% (177.80 / 197点)
と星5まであと一歩という車種もあります。
あくまで安全性能をあらゆる視点から評価したものなので、実際の事故の状況や危険性を回避する状況によっても大きく変わってくるため、星が5の最高評価であっても安全性への過信はできません。
各メーカー日々開発改良を重ねており安全性能に関しては大変な努力で進化しています。
価格やデザインだけでなく、安全性能の違いでコンパクトカー選びをすることで、安心できるカーライフを楽しめると思います。
★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
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まとめ:コンパクトカーの安全性は高いが車種によって性能が違うこと知っておく
■この記事をまとめると
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「コンパクトカーは事故を起こしても安全なのか?」「コンパクトカーの安全装備や安全性能は高いのか?」といった疑問に対して解説してきました。
コンパクトカーの安全性能は高く、自動車アセスメントの評価で最高評価がついている車種も多いです。
ただし、あくまで新型車を対象に評価しているため中古車で古いモデルなどを購入する場合には、過去のモデルの自動車アセスメント評価を検索して該当モデルを調べるようにしてください。
コンパクトカーは、価格もお手頃な設定にされていることも多く車種によっては安全性能にそこまで予算をかけられていないモデルもあります。
価格帯が高い車種であれば、安全性能がしっかり高くすることは比較的容易ですが、実際には多くの方が乗り日々の生活に利用されているコンパクトカーにこそ安全装備や安全性能は高くすべきだと思います。
その見極め方法として、車種別の安全性能の評価は、NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)で確認することができるため自分が検討しているコンパクトカーの安全評価スコアを調べて判断することが最もおすすめの方法です。
コンパクトカーを購入検討されている方が、「見た目のデザイン」「価格」「利便性」「車体カラー」などだけではなく「安全性」の観点で車選びをする方が増えることで、メーカー側もより安全性能の高い車種を開発して、より安価で安心なコンパクトカーを販売することに繋がると思います。
ハッピーカーズ川崎登戸店では、車の買取だけでなく乗換えの相談も無料で受付しております。
「コンパクトカーに乗り換えたいけでどの車種にしてよいかわからない」「安全性が高いおすすめのコンパクトカーやメーカーはなに?」などに一緒にベストな1台をご一緒に考えます。
ぜひお気軽にご相談下さい。