事故に強い安全な車は?本当に安全性能が高いミニバンおすすめ6選!
■この記事でわかること
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「ミニバンは家族を乗せる機会が多いので安全性が高いのか心配」
「ミニバンは高級車に比べ手ごろな価格帯のモデルも多いので事故でぶつかった時の安全性は大丈夫なの?」
と気になっている方も多いと思います。
ミニバンは今や日本を代表するファミリーカーと言っても良いでしょう。
軽自動車やコンパクトカーは1名~3名ほどの利用機会が多い方が選びやすいですが、5名以上の乗車機会が多い方の選択肢はミニバンを検討される方が多いでしょう。
街乗りに適したサイズのミニバンは使い勝手を最大限研究し、各メーカーがしのぎを削って競合も多いカテゴリーです。使いやすさにこだわっているためファミリー層だけでなく、幅広い層から支持され人気の車となっています。
現在のミニバン大きなラージサイズから、ミドルサイズまで選べる車種も多くどのミニバンを選べば良いのか迷ってしまう方も多いです。
そんな方にも価格やデザイン、燃費性能といった比較だけでなく「安全性」という観点から「本当に安全なミニバンは一体どのミニバンなのか?」というテーマでお伝えしていきます。
ミニバンは大人数での移動が可能である分、小さなお子様や、ご年配の方まで乗車する機会が多いので「事故に対する安全性は大丈夫なのか?」実際のミニバンの安全性の真実を詳しく解説していきます。
現在、ミニバンを所有している方はもちろん、これから乗り換えや、ミニバンを新規に購入を検討されている方に、ミニバンの安全の評価基準と項目、事故を防ぐための方法や必要な安全装備についても紹介します。
そして安全性面を考慮した「おすすめのミニバン」を6車種ご紹介し、ミニバンの選び方と安全性能の関連性について理解するために必要な情報を解説していきます。
目次
ミニバンは事故を起こしたら本当に危ないのか?
ミニバンは3列シートを搭載しているモデルが人気です。
室内空間も広く乗車時の快適性は他のカテゴリーのモデルの中でトップクラスです。
ゆったり広い車内でくつろぎながら大人数で移動できることがミニバンの最大のメリットですが、価格帯も比較的安く良心的な設定になっていることが多く、安全性は問題ないのか?事故を起こしたら危険ではないか?
などミニバンに対するイメージや不安をよく聞きます。
実際にミニバンの安全装備や、安全性能は低いのか?本当に安全なのか?疑問にお応えして解説していきます。
ミニバンの安全性能は高いが高年式のモデルの方がおすすめ
結論から言うと、「ミニバンの安全装備は充実しており、衝突安全性能の基準も高い」です。
ただし、安全性能の高さが問題なく評価されているのは現行型などの新しい年式の車や、メーカー・車種が限られます。
ミニバンは、使い勝手や室内空間や価格を優先する必要がどうしてもあります。
高い金額を設定すれば安全性の高いミニバンを作れますが、ミニバンは日常を気兼ねなく利用できることに意義があるため、価格帯は出来る限り抑えて、検討しやすい価格設定に各社が努力しています。
10年ほど前までは高級車や価格帯が高いモデルにしか安全装備が標準装備されていなかったり、オプション設定になっていることがほとんどでした。
最近は車の安全性能に関する意識が日本国内で高まってきたことで、購入時に安全性能が高い車を選ぶ優先順位が上がったこと、各メーカーの安全装備に対する搭載技術が向上してきたことで、安全性能が非常に高いミニバンが続々登場しています。
そのため安全性能が十分と言える水準のミニバンは「高年式のミニバン」に限定されてしまうことが実情です。
数代前のモデルのミニバンは、安全装備が搭載されてはいるもののその精度はまだまだ高くない、標準ではなくオプション設定でのみ搭載されているのが当たり前でしたので、安全性能が高いミニバンを選ぶ基本は、
予算の許す限り出来るだけ高年式や、マイナーチェンジやモデルチェンジで安全装備が追加されていたり、安全性能が向上しているモデルを選ぶことをおすすめします。
ミニバンに搭載されている「安全装備」は充実しているか?
現在の新型車や現行車に搭載されている安全装備は全方位的に安全を確保するシステムが備わっています。
特にメインとなる安全装備の代表的なものは「衝突被害軽減ブレーキ」です。
車両に歩行者や自転車、自動車などに衝突する危険性がある際に、警告や自動制御ブレーキで危険を回避するような安全装備です。
2021年11月から国産の新型車には衝突被害軽減ブレーキ搭載が「義務化」されました。
そのため、2022年式以降に製造された車は全車安全装備が標準で装備され、安全性能も高い水準で検査を通っていると判断できます。
ミニバンの便利なスライドドアは横からの事故に弱いって本当?
ミニバンに搭載されているパワースライドドアは狭い駐車場や、子供や年配の方の開け閉めにとても便利です。
一度スライドドアが搭載されている車に乗ると手放せなくなる方も多いです。
一方で通常のヒンジ式のドアに比べてスライドドアは強度に不安があり、特に「スライドドアは横からの事故に弱い?」という話を聞いたことがある方も多いかと思います。
実際にはミニバンは側面からの事故に対して安全なのかどうか詳しく解説していきます。
スライドドアのドア開口部が広いとボディの強度は下がりやすい
一般的な車のドアはまだまだヒンジ式が多く、スライドドアは軽自動車やミニバンに多く搭載されています。
スライドドアはとても便利で全ての車両がスライドドアで良いのではないか?と思う方もいらっしゃると思います。
しかしスライドドアにもデメリットはあります。
スライドドアは乗り降りがしやすいように、ドア面積が広いため、安全性能は下がりやすい構造です。
車の一番強度が強いのは骨格部分なので、ドアの開口部分が小さい方が事故の際に骨格部分にぶつかり、衝撃を吸収しやすくなります。その点、スライドドアはあくまでドアが取り付けられているだけですので、その部分に強い力で衝突をされるとどうしても強度が下がります。
ミニバンの側面衝突安全評価を必ずナスバで確認しよう!
自動車事故対策機構(ナスバ)の自動車アセスメントは、「側面衝突」の安全性能の評価も公表しています。
衝突安全性能に関して、フルラップ前面衝突(運転席)・フルラップ前面衝突(助手席)・オフセット前面衝突(運転席)・オフセット前側面衝突(運転席)・後面衝突頚部保護(運転席)・後面衝突頚部保護(助手席)・歩行者保護(頭部)・歩行者保護(脚部)を5点満点で評価しています。
そのため前方・後方・側面などの項目でそれぞれの評価項目をチェックして満点に近い評価を受けており、側面の横からの事故の評価も高く事故に強いミニバンを選ぶことをおすすめします。
ミニバンは事故時の「衝突安全性」も高水準である
ミニバンは大人数で移動する機会も多いため事故を起こしてしまった際には、大きな影響を与える可能性も高いです。
そのためミニバンは安全装備が充実しているメーカーやモデルも増えてはきているものの、衝突事故を100%防ぐことは残念ながらまだできません。
よって、実際に事故で乗車中にぶつかってしまった際の衝突安全性が低いのであれば、ミニバンは危険だという評価になってしまいます。
車の衝突安全性はNASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)という専門の機関が様々な衝突安全性の実験を行い、その結果を正確にデータとして公表しています。
一般の方でも評価結果はサイトで確認することができ、車種別に安全性の比較をすることができます。
事故による重要な要素である衝突安全性に関しては国により厳しい基準が設けられており、フルラップ衝突(正面衝突)やオフセット衝突(前側の一部がぶつかること)、側面衝突、後面衝突など、実際の交通事故でも起こりやすい衝突に関して評価しています。
自動車の選び方には、衝突安全性、予防安全性、運転安全性の3つの安全性能が高い要素が重要となります。
衝突安全性は、事故が発生した際に、どれだけ乗員を保護できるかを評価するもので、エアバッグや衝撃を吸収させる構造などが該当します。
次に、予防安全性は、事故の発生を未然に防ぐ機能で、自動ブレーキや車線逸脱警報装置がこれに該当します。
最後に、運転安全性は、運転者が安全に車を操作できるよう支援する機能で、ナビゲーションシステムや運転席の視界などがこれに含まれます。
これらの要素を理解し、全方位で安全性能が高い車を選ぶことで、事故リスクを著しく低減できます。
NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)の評価基準
実験の評価基準に関しては、普通車と軽自動車も同じ条件での基準となります。
自動車アセスメントは、より安全な自動車を選ぶことができる環境を整えるとともに、メーカーによる安全な自動車等の開発の促進と、安全な自動車等の普及を促進しようとする国土交通省と自動車事故対策機構(ナスバ)が一体となって行なっている事業です。
予防安全性能と衝突安全性能の総合得点で★の数が決まり、★の数が多いほど総合的な安全性能が高いことを表します。★★★★★から★までの5段階です。
ファイブスターの★5のモデルは最高評価となります。
予防安全性能(85.8点満点)、衝突安全性能(100点満点)及び事故自動緊急通報装置(8点満点)のそれぞれの評価の得点を全て合計した評価点で満点は 193.8 点です。
これを確認することで、安全性能の基準を簡単に確認することができ、コンパクトカーでも安全性能が高いモデルを選ぶ際の目安にすることができます。
★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
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新車販売台数ランキングから安全なミニバンを選ぶ
普通自動車の新車販売台数ランキングを紹介します。(2025年上半期1月~6月)
新車販売ランキングで上位の入るようなミニバンは、人気車種ゆえメーカー側も安全性能に力を入れていることが多いです。
また、購入する側にも安全性能の高さは重要な選択肢となるため、売れているからにはしっかり理由もあります。
もちろん価格や燃費性能、快適装備や見た目の好みで選ばれ要因になりますが、販売台数の高さで信頼度を図ることも良いと思います。
2025年上半期1月~6月 普通車新車販売台数ランキング
■2025年の上半期新車販売台数のランキング上位のミニバン
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上記がミニバンのカテゴリーにて新車販売台数ランキングに入っているモデルです。
全ての車種の安全性能や安全装備が高いとは言い切れませんが、安全性能をおろそかにしているようなモデルは間違いなく売れないため、ある程度高い水準の安全レベルが確保されていると言えます。
引用:日本自動車販売協会連合会
日本自動車販売協会連合会ホームページ
ミニバンで本当に安全性が高いおすすめ車種6選
ここでは自動車アセスメント評価に基づいて本当に安全性が高いと証明されている本当に安全でおすすめのミニバンを紹介していきます。
今回は、最高評価の星5(★★★★★)を獲得しており、「予防安全性能」と「衝突安全性能」が最高評価のA ランク、かつ、「事故自動緊急通報装置」を備えていること本当に安全性能が高いコンパクトカーを選んでいます。
1.【トヨタ シエンタ】最も売れてるミニバンは安全性能も高い
トヨタ シエンタは、2025年上半期で最も新車販売台数が多く3位を獲得している大人気のコンパクトサイズのミニバンです。
トヨタのシエンタはコンパクトなサイズのミニバンでありながら自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
安全性能で最高評価を受けている新型は2022年8月発売された現行の3代目のモデルです。
ヴォクシー・ノアのボディサイズは全長4260mm、全幅1695mm、全高1695mmで、ミニバンカテゴリーではコンパクトサイズに分類されます。
ミニバンの中ではコンパクトな分類に入る全幅は1695mmと5ナンバーサイズながら3列シートを備えているため、家族で多く乗る機会が増えた方や、荷物をより多く載せて移動する方などが、軽自動車やコンパクトカーからの乗換え需要でも人気となっています。
ハイブリッド仕様車もラインナップし低燃費と静粛性の高いエンジンが搭載されており、室内空間も広く収納も多いため、車での大きな買い物が多い方や家族で外出する機会が多いにも使いやすいモデルです。
新型シエンタのハイブリッドモデルの燃費は、2WDのWLTCモードで28.2 km/Lと優秀で、ガソリンモデルの燃費は、2WDのWLTCモードで18.3 km/Lで、燃費性能の高さも素晴らしいです。
トヨタの予防安全支援「Toyota Safety Sense」も全車標準装備なので、安全装備もグレード問わず搭載されています。
コンパクトミニバンのカテゴリーは競合が少ないこともありますが、安全装備が標準装備されていることも売れている理由の一つです。
【トヨタ シエンタ 自動車安全性能結果】
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■シエンタのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:シエンタ参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ シエンタ】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【トヨタ シエンタ】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
2.【トヨタ ヴォクシー・ノア】最も売れてるミドルサイズミニバンは安全性能が最高評価
トヨタ ヴォクシー・ノアは2025年上半期の新車販売台数は、11位と12位でともにランクインしているミドルサイズのミニバンです。2022年1月にフルモデルチェンジが行われ、4代目の新型ヴォクシーが現在販売されています。
トヨタのヴォクシー・ノアはミドルサイズで使いやすいサイズのミニバンでありながら自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
ヴォクシー・ノアのボディサイズは全長4695mm、全幅1730mm、全高1895mmで、ミニバンカテゴリーではミドルサイズに分類されます。
同じトヨタのミニバンである「ノア」は「ヴォクシー」と外装デザインは異なりますが、サイズや基本の構造は同じですのでデザインの好みで、ヴォクシーは押し出し感が強く迫力があるデザインで、ノアはスタイリッシュで飽きのこないオーソドックスなデザインが魅力です。
グレードには、ガソリン車とハイブリッド車が用意され、燃費はガソリン車がWLTCモード15.0km/L、ハイブリッド車がWLTCモード23.0km/Lと車体が重いミニバンでありながら燃費の良好です。
安全性能で最高評価を受けている新型は2022年1月にフルモデルチェンジが行われた4代目の新型モデルです。
トヨタの予防安全支援「Toyota Safety Sense」も全車標準装備なので、安全装備もグレード問わず搭載されているので安心して選ぶことが出来ます。
安全性能の機能も衝突回避だけでなく、2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立しています。
レーンをみださないサポートや標識の認識、車線変更時や緊急時の操舵性をサポート、出会い頭の事故防止をサポートする機能など多岐に渡る機能が搭載されているため安全性能は高いミニバンだと言えます。
【トヨタ ヴォクシー・ノア 自動車安全性能結果】
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■ヴォクシー・ノアのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:ヴォクシー・ノア参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ ヴォクシー・ノア】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【トヨタ ヴォクシー・ノア】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
3.【日産 セレナ】独自の安全技術で全方位で安全性が高いミニバン
2025年上半期の1月~6月の新車販売台数のランキングをみてみると、日産セレナは販売台数13位にランクインしています。
日産セレナは2023年度自動車アセスメント評価で星5の最高評価を受けている安全性能高いミニバンです。
ボディサイズは、全長4690㎜・全幅1695㎜・全高1870㎜で扱いやすいサイズをキープしており幅広い年代やファミリー層から人気があります。
ミニバンのカテゴリーに絞れば、シエンタ・フリード・アルファード・ノア・ヴォクシーの次いで6位に入っています。
日産の車は、ノートとセレナが上位に入っており販売が好調で売れていることがわかると思います。
新型日産セレナ(C28型)は、ガソリン車を2022年11月に登場、e-POWERを2023年4月に発売開始し現行モデルで6代目となっており、
日産セレナの安全性能や安全装備の特徴は、日産が開発した自動運転支援機能の「プロパイロット」と、前方のみではなく全方位の安全を支援する「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」で、快適性能と安全性能を高い技術で両立しているミニバンです。
【日産 セレナ 自動車安全性能結果】
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■セレナのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:セレナ参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【トヨタ ヤリス】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【日産セレナ】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
4.【ホンダ ステップワゴン】あらゆるニーズに応える総合力が高いコンパクトカー!
ホンダ ステップワゴンは、2025年上半期の新車販売台数は18位でホンダのフリードに次いで売れているミニバンです。
ステップワゴンも自動車アセスメント評価は星5の最高評価を受けています。
現行の6代目ステップワゴンは2022年5月のフルモデルチェンジされたモデルです。
ステップワゴンのボディサイズは全長4800mm、全幅1750mm、全高1840mmで、ミニバンカテゴリーではミドルサイズに分類されます。
ステップワゴンの特徴は何と言ってもクラストップの室内空間で、実際に車内に乗りこんでみた際の感想は「広いな!」と感じさせます。
足元のゆとりも荷室のスペースも大きく確保している設計で、先におすすめしたシエンタ・ヴォクシー・ノア・セレナなどの競合車に比べ、プレミアム路線にて少し価格帯も高くなっていますがその分の価値は持っていると感じさせるようなモデルです。
最新の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全グレードに標準装備しています。
ホンダセンシングの機能は常に進化しており、ステップワゴンには衝突回避のブレーキサポートだけではなく、後方誤発進抑制機能、オートハイビーム、車線維持支援システム、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能など高性能で質の高い安全装備が搭載されています。
標準で豪華な安全装備が搭載されているため、広い車内空間を大事なポイントにしている方やゆとりがある走り、シンプルながら洗練されたデザインが好みの方にはおすすめのミニバンです。
【ホンダ ステップワゴン 自動車安全性能結果】
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■ステップワゴンのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:ステップワゴン
惜しくも安全性能評価が星4つであったがおすすめのミニバン
自動車アセスメントは、安全な自動車等の普及を促進するため国土交通省と自動車事故対策機構(ナスバ)が行なっている事業です。
新車販売されている自動車に対して様々な安全性能に関する試験を行い、その結果を公表していますが、予防安全性能・衝突安全性能・事故自動緊急通報装置に関してを詳しく評価をしています。
総合得点により決まる星★の数で評価を行い最高評価は星★5となっています。
ここでは、惜しくも星評価が次点の4評価であった人気の車種を2台ご紹介していきます。
5.【トヨタ アルファード/ヴェルファイア】高級ミニバンの代表車は安全性能も高い
トヨタ アルファード高級ミニバンの分類ながら、2025年上半期販売台数ランキング7位と非常に人気が高いラージサイズのミニバンです。
トヨタの高級ミニバンであるアルファードとヴェルファイアは、パワフルな走行性能に乗り心地が良く迫力のあるデザインに高級感がある内装と室内空間で大人気なミニバンで、現行の新型車は2023年6月に4代目にフルモデルチェンジされ登場しました。
トヨタのアルファードとヴェルファイアは兄弟車にて、サイズや設計はほぼ同じ車です。
違いはデザインとエンジンで、主にデザイン面での好みで選ぶ方が多いです。
アルファードのボディサイズは、全長4995mm、全幅1850mm、全高1935mmで、大柄なラージサイズのミニバンに分類されます。
新型アルファードには、トヨタ最新の予防安全装備の「トヨタセーフティセンス」が全グレードに標準装備されています。
それ以外にも価格に見合った快適装備や追加の安全装備が用意され、最上級の安全装備を搭載しています。
【トヨタ アルファード・ヴェルファイア 自動車安全性能結果】
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アルファード・ヴェルファイアの安全評価ポイント:安全評価アセスメントで星4評価となった要因は?
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■アルファード・ヴェルファイアのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:アルファード・ヴェルファイア
6.【ホンダ フリード】安全性能最高評価まであと1歩!安全装備は充実している!
ホンダ フリードは、2025年上半期の新車販売台数が4位3とホンダの普通車で最も売れているコンパクトサイズのミニバンです。
ホンダのフリードシエンタは自動車アセスメント評価は星4の評価です。
星5の最高評価は逃したものの、予防安全性能や安全装備に関わる面は高い評価点となっています。
フリードのボディサイズは全長4310mm、全幅1695mm、全高1755mmで、ミニバンカテゴリーではミドルサイズに分類されます。
現行型は2024年6月に新型となる3代目が販売されており、ミニバンの使い勝手ながら取り回しのしやすいボディーサイズにスライドドアを装備し、室内空間も広くウォークスルーもできるなどファミリー層ユーザーを中心に使い勝手で好評を得ています。
ライバルはトヨタのシエンタと真っ向勝負をしており、どちらもサイズや使い勝手は良い今人気のカテゴリーです。
ステップワゴン同様に最新の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全グレードに標準装備しているため安全装備の水準は高いです。
【ホンダ フリード 自動車安全性能結果】
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フリードの安全評価ポイント:ホンダのフリードが星4評価となった要因は?
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■フリードのおすすめポイント解説
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参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
自動車アセスメント検索一覧:フリード参考記事:ハッピーカーズ川崎登戸店/【ホンダ フリード】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
【トヨタ フリード】中古車購入時のおすすめグレードと買取額の相場を公開!
ミニバンの事故や安全性に対する実際の懸念事項は?
今回はミニバンは本当に安全性か高いの?というテーマに詳しく解説してきました。
結果的に、年式の新しいミニバンの人気モデルは全て安全性能に関する評価が高く、実際の点数を見てみると、軽自動車やコンパクトカーよりも点数が高い傾向にあり、むしろミニバンの方が安全性が高いという結果になっています。
家族や大切な方が大人数で乗車する機会が多いことがコンセプトになっていることと、軽自動車やコンパクトカーよりも価格帯が高く安全性能を高めるための装備の搭載や、性能を向上しやすいことが起因しています。
ただし、実際の事故は色々なシチュエーションや状況で事故の数だけ条件も異なります。
ミニバンは室内空間を広くするために、車のフロント部分と後ろのリア部分が詰まっている形状となっているため、乗車している方とのスペースが少ないため、事故の衝撃や損傷は受けやすいとされています。
また、セダンやSUV車は、前方のボンネット部分が長くロングノーズになっているモデルが多いです。
これはデザイン的な要素もありますが、仮に歩行者と接触した際にはボンネットの上に転がりクッションの役割があるとされています。
一部モデルにはボンネット部分にもエアバックを搭載している車種もあります。
一方ミニバンは、ボンネット部分がほとんどなく壁のような形状になっているため、歩行者がぶつかった際には衝撃が逃げにくく、相手側に大きな損傷を与える懸念もあると言われています。
各メーカー日々開発改良を重ねており安全性能に関しては大変な努力で進化していますが、結局は運転する側の安全運転と安全意識が最も重要となります。安全装備や機能は高いミニバンですが、安全運転を常に心がけることで安心できるカーライフを楽しめると思います。
まとめ:ミニバンの安全性は高いが車種によって評価や性能が違うこと知っておく
■この記事をまとめると
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「ミニバンは事故を起こしても本当に安全なのか?」「本当に安全性が高いミニバンの車種はなにか?」といった疑問に対して解説してきました。
ミニバンの安全性能は高く、自動車アセスメントの評価で最高評価がついている車種も多いです。
ただし、あくまで新型車を対象に評価しているため中古車で古いモデルなどを購入する場合には、過去のモデルの自動車アセスメント評価を検索して該当モデルを調べるようにしてください。
ミニバンは、大人数で移動することもあり、自分だけの問題ではなく乗車している他の方の安全も運転手は責任を持つ必要があります。
その見極め方法として、車種別の安全性能の評価は、NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)で確認することができるため自分が検討しているコンパクトカーの安全評価スコアを調べて判断することが最もおすすめの方法です。
ハッピーカーズ川崎登戸店では、車の買取だけでなく乗換えの相談も無料で受付しております。
「ミニバンに乗り換えたいけでどの車種にしてよいかわからない」「安全性が高いおすすめのミニバンや安全性に力を入れている国産メーカーはどこ?」などに一緒にベストな1台をご一緒に考えます。
ぜひお気軽にご相談下さい。