車売却にベストなタイミングは？買取相場とおすすめの売り時を解説
2024.10.05
中古車を売却しようと思った時に、やっぱり中古車の買取相場と、お得に車を売却できるタイミングは知っておいた方が良いですよね。
でも相場や売却のタイミングに関してこんな事を考えませんか？
★中古車の買取相場は変動するって聞いたけど、どうして変動するの？
★車を売却したいけど、どのタイミングが良いか知りたい！
★車に詳しくないけど身近に教えてくれる人がいなくて悩んでいる。
車の買取相場はさまざまな要因により日々変動します。
買取相場の変動を無視して車の売却をすると損をする可能性があります。
中古車の査定金額が変動する理由と、売り時のポイント５つと注意点について解説します。
この記事を読むメリットは、失敗しない車の売り時がわかることです。
結論は以下のとおりです。
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この記事を読んでから車の査定をすれば、売り時の悩みが解決できるので最後まで読んでみてください。
目次
中古車の売却は「できる限り早めの売却」がおすすめ
早期売却の方が車の価値が高いため査定に有利
車の売却に適した時期やタイミングは車の買取相場を知り売却することでお得に手放すことが可能です。
ただし、基本的に車を売却は出来る限り早めに手放すことが一番のコツです。
車の査定による買取額は、「年式」と「走行距離」が大きな割合で決まります。
よって年式が１年でも新しく、走行距離も100kmでも短い方が査定には有利となります。
売却の時期やタイミング、中古車相場の変動に影響を受けやすい車は、「人気車種」「年式が新しい車種」などが挙げられます。
年式が古い車や、走行距離が多いなどの車は、時期による変動よりもできる限り早めの売却の方がお得になることが多いです。
特に輸入車に関しては、国産車よりも、年式による値下がり幅が大きいモデルが多いため、時期を伺うよりも早期売却のメリットの方が多いです。
普通車は早期売却で「自動車税の還付」を受けられる恩恵もある
普通自動車であれば、車の売却により未経過分の自動車税が還付される車買取店は多いです。
自動車税は毎年４月１日時点での車所有者・使用者に納付書が発行され、５月末までに納付が必要となります。
車の売却にて廃車や抹消手続きを行うと、売却した翌月から３月までの未経過分の自動車税を月割で還付できる仕組みがあります。
■自動車税の還付額一覧例
早期売却をすることにより自動車税の月割額は多くなるため、買取額に加え自動車税の還付額を受け取れるメリットは大きいです。
参考記事：車売却で税金は還付される？自動車税が戻る仕組みをわかりやすく解説
自動車税還付の仕組み|ハッピーカーズ川崎登戸店
中古車の査定価格相場は流動している
中古車の査定金額は一定ではありません。需要と供給のバランスや景気、進化し続けている自動車業界が主な要因です。
このパートでは５つの要因について解説します。
要因１．【円高・円安】為替の影響
「円安」になると車の買取相場はどうなるの？
結論から言うと、「円安」の時は多くの場合で車の売り時です。
円安とは、ドルに対して円が安い状態であるため、海外の車買取業者が日本車を安く仕入れることができるため、海外輸出が盛んになるためです。
日本車の中古車市場は国内よりも海外の方が大きくマーケットのシェアも高いです。
円安になると、普段よりも同じ車でも割安で購入できるため競い合うように日本車を仕入れることにより日本車が高騰していきます。
国内では海外の業者に高値で車を売却することができるため、買取する車も必死に集めます。そのため円安の時は、普段よりも高い査定額であっても利益を出すことが可能になるため、車の買取相場も高くなる仕組みです。
円安時に売り時なのは「国産メーカーの普通車」
海外の買取業者の需要増加によって国内の買取相場が高騰するため、海外業者が求めるようなメーカー車種やモデルは上がります。
これは主に国産メーカーの普通車に限ります。
外車メーカーは、日本以外にも入手できる販路が多くあるため、あえて日本から仕入れることはあまりしません。
また軽自動車は、国内専用車で海外では基本的に流通していないため円安の影響は受けにくいでしょう。
「円高」になると車の買取相場はどうなるの？
円高になると、国外から国内に仕入れる車は安く仕入れることができますが、輸出する際には費用が多くかかることになります。
よって、基本的に車の市場全体で買取相場は一時的には下がる傾向にあります。
ただし国内向けの軽自動車はさほど影響はないでしょう。
円高になった際のメリットは、輸入車の購入価格が下がる傾向がありますが、為替によって新車の販売価格が大きく変動するということはあまり行われていないため、ディーラーや販売店との交渉の余地はあるでしょう。
円高になると、輸入業者には有利な状況になるため生活必需品など輸入に頼っている商品や・資材などが安くなります。
それにより、国内での車を製造するコストが下がり車の販売価格はお得になることもあります。
また、ガソリン代も安く輸入できれば販売価格も下がることで、車に乗る需要は上がります。
一時的には下がる車買取相場も、長期的には上昇していく傾向になるため長い目で様子をする必要があります。
要因2.年間で車買取相場の低い時期はいつ？
中古車の売却が「安くなる季節」と理由を下記にまとめました。
■車買取相場が低くなりがちな時期と理由
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年間通して車の買取相場が安くなりがちな時期として、まずは１月上旬です。
１月が年を明けると車の年式が１年古い評価となるためです。
ある程度年式が経っている車の場合はさほど影響はないこともありますが、年式が新しい車種ですと１年違うだけで相場が変動してしまいます。
次に買取相場が低くなるのは４月です。
車を１年で最も売却する方が多いのが２月～３月にかけてです。
これは４月１日時点の車所有者・使用者に自動車税がかかるため、その前に車を手放す方が多いことが理由です。
その反動で４月は車が過剰に余ってしまうこともあり、１年で最も買取相場が安くなる時期と言われています。
次に１２月です。特に年末年始にかけて車の買取相場が低下します。
１２月の年末期は、車の購入する需要が減るために、買取相場も安くなります。
１２月は師走というぐらい皆さん忙しい時期で、お金も多くかかる時期です。
よって車を購入する費用も出しにくい時期であり、購買欲が下がります。
車の買取業者としても年末年始が大型連休するとことが多いため、あまり車の在庫を抱えたくない事情もあります。
その双方の理由が重なり、１２月の年末前は車の売却には適していない時期となります。
車の買取価格は需要と供給のバランスで成り立っているので「季節による車買取相場変動」「車を買取りする業者の都合」を認識する必要があります。
要因３．景気や政治情勢による変動
景気や政治情勢によって査定金額は変動します。消費者の購買意欲は「常に変化」するからです。
好景気の時期は消費者の購買意欲は上がり、不景気の時期は消費者の購買意欲は下がります。
2035年に欧州では電気自動車（EV車）が義務化となりました。一部の燃料車は認められたものの今後の自動車業界は「大きな転機」を迎えようとしています。
日本政府は2035年にガソリン車に対する新車販売の禁止を目指しており、政治情勢による中古車の価格変動は避けられません。
身近な面では、ガソリン価格の変動は家計を直撃するため、車の買取相場にも影響します。ガソリン価格が高騰すると、より燃費の良いモデルの車の価値が上がります。
ハイブリッド車や、コンパクトカー、軽自動車などの需要が高くなるため、人気車種であれば買取相場も高くなります。
また外車から国産車への乗換え需要も活発になるため、輸入車の査定額が下がるようなケースも考えられます。
このように車自体の影響ではなく、国際情勢や生活に関わる面で車の価値や、買取相場が変動していきます。
要因４.流行やトレンドの人気度、カラーによって車の査定相場が変わる
車種の流行やトレンドの人気度により査定価格は変動します。
トレンド車種が存在するからです。日本では長らくセダン車が「基本」とされ、1990年代にワゴン車ブームが到来、現在は国内であればミニバン・SUVが人気です。
現在、世界的な需要が高いのがSUVです。
家族構成、若者の車離れなどによりトレンド車種は変化します。
また、車のカラーにもトレンドがあります。今まで人気色とされてきたのは「白」「黒」です。
銀色や原色系の査定相場は低い傾向になります。
また、最近は「くすみ色」や「アースカラー」と呼ばれる色が人気です。
例えば、深緑や茶色やカーキといった落ち着いたおしゃれな雰囲気の色を選ぶ方が増えています。
服を選ぶように車も自分らしさや、どんなスタイルにもマッチできるようなデザインやカラーを選ぶことや、レトロブームも影響し、ヴィンテージ感があるファッションのようなカラーが人気となっています。
同じ車種やモデルでも車のカラーによって査定額は大きく異なります。白黒は以前人気色として高い査定額となっていますが、流行に沿った車のカラーも買取額をアップさせるコツの一つです。
その他に各メーカーの代表車種や希少性、海外での人気度により査定価格は変動します。
頻繁に車の買い替えを検討している人は、人気の車種を把握しておく必要があります。
参考記事：中古車の買取相場はどう決まる？中古車業界の相場に関して解説
要因５.モデルチェンジ前後を把握する
進化し続けている自動車業界では車の「モデルチェンジ」が行われます。
モデルチェンジとは、同じ車種の燃費や安全性の向上を目的に、内外装や構造、エンジンを変えることです。
数年に1度のペースでモデルチェンジが行われ、新モデルが発表されると、旧モデルの価値は下がります。
売却したい車の「次のモデルチェンジ」時期を把握すれば、査定価格を大きく下げずに済みます。
特に軽自動車は買い替え期間が短いので、モデルチェンジの時期を意識する必要があります。
デザインもあまり変わらない小規模なマイナーチェンジであれば、大きく相場が変動することがないケースもありますが、大きなモデルチェンジがあると、モデルチェンジ前のモデルの査定相場は大きく下落する傾向にあります。
実際に車を売却するタイミングはいつが良い？
車の査定金額は「常に変動」するということが分かったら、次は自分の車の売り時を把握しましょう。
最初にお伝えしたように、車の売却の基本はなるべく早めに売却することです。
少しでも車の資産価値が高いうちに売却することで、査定額に有利となりますが、その中でも車には売り時が存在します。
このパートでは5つの売り時ポイントについて解説します。
1.走行距離と査定価格の関係性
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自動車業界の走行距離の目安は「1年1万km」です。
3万km、5万km、10万kmはキリのいい数字で1つの「区切り」として使われます。
中でも走行距離10万kmを超えた車の査定価格は大幅に下がります。
走行距離が長いほど、車や部品が劣化していると判断されるからです、
走行距離10万kmを超える前に査定をした方が良い査定を受けやすいので、車の売却を検討しているなら走行距離を意識する必要があります。
また、より査定額アップを狙える条件としては、1万kmや2万kmなど走行距離がとても少ない状態で売却をすることが有効です。
中古車を購入しようとする際には、できる限り条件が良く優良な中古車を購入したいものです。車の外装に傷やヘコミがあったとしても、板金塗装などでキレイに修繕は可能ですが、走行距離はどうにもなりません。
よって走行距離は短ければ短いほど、査定額には有利となります。
車の査定評価はおおよその走行距離で1万km台などの評価になるため、2万kmよりも、1.9万ｋｍの方が買取額は高くなる可能性もあることは知っておくことで役に立ちます。
2.車検がいつなのか？残り期間は最低４か月以上で差が出る
車の売却を検討している場合、車検は「通さない」方がお得なことが多いです。
車検代は査定価格に反映されにくいからです。例えば、車検代を10万円支払ったから査定価格が10万円上乗せになる訳ではありません。
車検は残り4ヶ月以上と、１年以上で差が出て査定価格が上がりやすいです。
車検の残り期間が４か月以下の場合は、査定評価額は下がります。逆に１年以上の車検残り期間がある場合は査定額アップを狙える可能性があります。
注意点は、車検切れの車は「査定額が下がる」ことです。車検切れの車は公道を走行できず 買取の際に積載車を用意する手間がかかるため、余裕を持って買取査定を依頼しましょう。
参考記事：車買取で【車検が長く残っている】車は高く売れる？車検が査定額に影響する理由を紹介
3.買取業者のキャンペーン時期に合わせて売る
車の売却を検討している人向けに買取業者はキャンペーンを実施している時期があります。
目的は、中古車の販売台数を伸ばすためです。キャンペーン時期は「２月」「3月」と「9月」に実施される傾向にあり、買取業者は3月が「決算月」で、9月が「半期決算月」だからです。
この時期はセールなども行われることもあり、中古車を購入する層が増えるため、良質な中古車を仕入れるために買取相場も上昇します。
買取相場の場合は、販売する時期よりも少し早く始まるため、１月～３月上旬、８月～９月に売却することで有利が査定額を引き出せる可能性が高まります。
集客目的でギフトカードや、プレゼントなどの「特典」をもらえることもあるため決算セールに合わせて車売却を検討することは有効な手段です。
4.車買取相場や売却時期の特徴を知りお得に売却をする
年間で最も1月下旬〜３月上旬、8月〜１０月は特に査定額が上がりやすいです。
理由は、多くの買取業者は3月が「決算月」で 9月は「半期決算月」と先ほどもお伝えしましたが、それ以外にも中古車の需要が高くなる時期に合わせて車の買取相場も高まります。
ただ、上記の時期以外でも査定相場が高くなる時期があります。
この時期を知っておくと、買取業者は売上を伸ばすために在庫を抱えようとするため、査定額が上がりやすくお得に車売却をすることができます。
1月下旬〜 ３月上旬は、１年で最も車の売買が活発化する時期
自動車税は、４月１日時点での車所有者・使用者に納付義務があるためのその前に売却する方が増えるためです。
また、２月～３月はディーラーや中古車販売店が決算セールで販売も強化します。
そのためこの時期に車を購入した方は、この時期に車検が満期になる方も多く、車検の満了に合わせて売却する方も増えるのが理由です。結果、車の買取相場も徐々に高くなるため売却には適した時期となります。
ただし、注意点としては３月中旬以降は買取相場が下落することを知っておいてください。
３月中旬以上は逆に車が余剰に余る傾向があるため、需要と供給のバランスが逆転してしまい査定額も低い傾向にあるので気を付けてください。
車買取業者も、在庫を抱えすぎている場合には、高い査定金額を提示しないケースも出てきます。
4月～５月には進学や新社会人の新生活が始まるので特定の車種の需要が高まる
新生活のために初めて中古車を購入する層が多いため、高級車よりも比較的安価なコンパクトカーや、軽自動車の需要が拡大するため、これらの車種の買取相場も上がり狙い目となります。
ただし、４月の上旬は、３月の需要増加の反動で相場が下がっていることが多いため、中旬以降に相場の様子を確認しながら売却するのが良いでしょう。
６月は、最も車が売れない時期であまりおすすめできない
新車や中古車があまり売れない時期ですので、車買取市場としてもあまり高値は期待できない時期と言えます。
７月～８月は、夏のボーナス時期と重なるため中古車の需要が高まる時期
中古車の販売が活発になる９月に向けて、業者は７月～８月に車を仕入れてしっかり販売できる準備期間となります。
よってこの時期は、車の買取額でも良い条件で取引ができる可能性が高く、比較的車の売却相場としては良い時期だと言えます。
９月～10月は、中古車販売業者が半期決算にて多くなるべく中古車を多く販売したい時期
９月～10月は、中古車販売業者が半期決算にて販売面に力を入れる時期です。ディーラーも中古車と新車販売に力を入れる時期です。
良質な中古車が多く売れていくため、その分どんどん仕入れる必要もあるため買取も強化させます。
そのため人気車や走行距離がすくない、傷が少ないなど条件が良い車の売却がおすすめの時期と言えます。
１１月～１２月上旬は、９月以降の需要増加の反動から車の買取相場は低下傾向
例年１１月～１２月上旬は、９月以降の需要増加の反動から車の買取相場は徐々に下がっていく傾向になります。
ただし、低下傾向にはありますが大幅に下がるということはあまりありません。
一般的な量販車であれば他の時期とあまり変わらない中古車相場になることも多いです。
ただし、冬季に需要が上がる、「４WD」車などであれば比較的条件の良い査定額となる可能性があります。
12月中旬～年末年始は車の買取相場が下がる時期であまりおすすめしない
12月中旬以降は年末年始のイベントが多く出費がかさむ時期なので消費者は車を買うのを控えるため、それに合わせ車買取相場も下がっていきます。
中古車買取専門店も年末年始は休業するところが多く、できる限り在庫を抱えたくない事情があるため、高い査定額を提示して買取をする業者が少なることも要因となります。
年末年始に車の売却を考えている方は、11月に前倒しするか、翌年１月中旬以降にずらして査定額の様子を見てみることも良いと思います。
参考記事：車を高く売るならいつがおすすめ？中古車買取相場が良い時期を解説
まとめ 中古車の買取相場は変動するので売却前に相談しよう！
中古車の査定金額が変動する理由と、5つの売り時ポイントについて解説しました。
中古車の買取相場は日々上下しますが、この記事で紹介した、変動する理由や5つの売り時ポイント、注意点を頭の片隅に入れて置いてください。
きっと車を売却する際に役立ちます。
また、車の買取相場は様々な要因で変動していきます。
おすすめの売却時期などを詳しく知りたい場合には近隣の車買取店にまずは相談だけでもすることが重要です。
車を売るか待つかで悩んでいる人は、記事内で紹介したことを実践すれば悩みは解決できるはずです。
