バッテリー上がりの車でも買取は可能?対処法と高く売るためのコツも解説
2024.09.30
バッテリー上がりの車でも買取りは可能です。
ご自身でバッテリー上がりを直せる場合には、バッテリーを復旧させた上で車の売却が望ましいですが、道具がない場合や不安な方は、バッテリーが上がった状態で車査定うことになります。
今回の記事ではバッテリーが上がってしまった車を売却する際の手順や注意点を解説していきます。また、バッテリー上がりによる車の査定額は影響があるのかも詳しく説明していきます。
目次
バッテリー上がりの車を売却するための完全ガイド
バッテリー上がりの車をかしこく売るための完全ガイドでは、バッテリー切れの車を売る際の重要なポイントについて詳しく解説します。まず、バッテリーが上がる原因とその影響について理解することが大切です。
また、売却手続きをスムーズに進めるための事前に確認しておくことや、バッテリー上がりを無料で復旧してくれるロードサービスについてついても触れます。
バッテリー上がりの車の査定額への影響についても説明しますので、このガイドを参考にすることで、バッテリー切れの車を高く売却するためのコツとして知識を身につけることができます。
こんな症状がでたらバッテリー上がりかも?
バッテリー上がりの車には特徴があります。
下記のような兆候が見られたら注意が必要です。
【車のバッテリー上がりの兆候例】
|
上記のような状態になった際には、バッテリー上がりを疑って下さい。
車のバッテリーが上がる原因は?
バッテリーが上がるとは、バッテリーに充電され蓄えられていた電気が放電してしまい、エンジンを始動するだけの電気量が不足してしまうことで起こります。
車のバッテリーは走行をすることで電気が充電されバッテリー内に蓄えられる仕組みとなっているため下記のような要因が考えられます。
【バッテリー上がりの要因例】
|
このような要因が多い事例となります。
バッテリー上がりの主な原因は電気系統を消し忘れて降車しそのまま気が付かず放置してしまった、1か月以上車を走行せずに放置していたためバッテリー内の電気が自然放電してしまったことが多いです。
このような場合には、バッテリーを充電すれば復旧することができます。
ただし、電気系統バッテリーが古く経年劣化にともなう不良による場合であると、充電することができずバッテリー交換の必要があります。
バッテリー上がりの車でも売却は可能?買取額の減額はない?
バッテリーが上がった車でも売却は可能です。
車の買取店側もバッテリーが上がった車の買取もよくある事例であるため買取に問題はないでしょう。
また、バッテリーが上がっている状態であってもさほど車の査定額には影響はありません。
もちろん通常の状態であったほうが状態の良さをアピールすることができるため査定額は高くなる傾向にはありますが、バッテリー上がりのみが要因して大きく減額をされることは稀でしょう。
ただし、バッテリーが上がってしまった考えられる理由は必ず伝えることが大切です。
ライトを消し忘れてしまったのか、車がどれくらいの期間放置されていたかなどを正確に伝えることが重要です。
こうすることで、理由がある場合には正確な査定が受けられます。
正確に理由を伝えないと、バッテリー以外のバッテリー切れの車は一般的な車よりも査定額が低くなる傾向がありますが、その分修理費用を考慮する必要がないため、売却が得な選択肢となり得ます。
さらに、バッテリー切れの車を専門に扱う業者を選ぶことで、より高い価格で売却できる可能性もあります。要するに、バッテリーが切れた車でも適切な準備と業者選びを行えば、十分に売却は可能です。
バッテリー上がりの車を売却する際にどう査定するの?
バッテリーが上がった状態であるとエンジンはかかりません。わずかに電力が残っている場合があり、電気系統は動くことはありますが、エンジンはかからない状態であることがほとんどです。
そうした場合には、車買取業者はブースターケーブルと呼ばれるケーブルを使用し、正常な状態の車と端子を繋ぎ充電をし直すことによりエンジンを始動させます。
また車買取店の査定士は携帯用のジャンプスターターを携帯していることが多いので多くは車査定時にその場で復旧することができ、エンジンはかかるため、トラブルのない車と同様に査定をしてもらえます。
バッテリー上がりの車を高く売るための方法
1.車査定依頼の際にバッテリー上がりの状態を口頭で伝えておく
バッテリーが上がった車の査定を依頼する際には、必ずバッテリーが上がってしまっていることとを事前に伝えて下さい。
車の出張買取で来る際に、事前に伝えておくことで復旧するための工具やブースターケーブルを持ってきてくれます。
業者の方も必ず、バッテリーを復旧する道具をいつも持ち出しているわけではないため、事前に伝えておくことで準備をすることができます。
もし伝えれてしまった場合には復旧作業が行えず、不動車扱いにて査定額が低くなる可能性もあります。
2.買取前にバッテリー上がりの要因を伝えておく
バッテリーが上がってしまった要因も伝えておくことも忘れないでください。
車を高く売るためには、自分だけでなく査定士が車の状態を正確に把握することが重要です。
バッテリーが上がっている要因を伝えておかないと、他の部分にも不具合や故障を疑われる可能性があります。
その場合は、原因がバッテリーだけだったとしても不明確な点があることで査定額を低く見積もられてしまう可能性があるためです。
3.経年劣化で故障している場合はバッテリー交換をしておく
バッテリー自体が古く経年劣化による故障をしている場合には、ブースターケーブルで復旧されようとしても十分な電力が充電できずエンジンが始動できません。
エンジンが動かない場合には、不動車扱いになったり、正確な走行距離やエンジンな電気系統の状態を確認することができないため査定額を低く見積もられる可能性があります。
よってバッテリーを新しく交換しておくことで、バッテリーにかかる費用よりも、買取額の方が上回り、結果としてお得になるケースも多いです。
4.車の売却は買取専門店を選ぶのがおすすめ
車をできる限り高く売却しようと考える際には、どこで車を売却するかが重要となります。
新しい年式や、人気車であれば下取りでも、車買取でも高い値が付けられるためバッテリーが復旧すれば問題はありません。
ただし、古い年式や過走行距離の車、傷がへこみが多くある車ですと、バッテリーが復旧したとしても車の査定相場は低くなる可能性があります。
中古車の買取相場は需要と供給のバランスで決まる為、カタログ落ちしてしまっている車種や、15年以上経過、10万km以上走行車、不人気色のカラー、事故歴があるなどの場合には、中古車買取相場は低くなります。
よって、どんな車でも幅広く取り扱う車買取専門店に売却することで、買取額を少しでもアップさせることができます。
なかなか下取りでは値が付かなった場合でも諦めずに、車買取専門店に査定を依頼することで思わぬ金額になることも多いためおすすめの売却方法です。
参考記事:車買取のおすすめ業者の選び方!車を信頼して売却できるお店を解説
車の買取査定前に確認しておくべきポイント
バッテリーが上がった車を売る前に確認しておくべきポイントを以下にまとめました。
JAF会員であればバッテリー上がりを無料で復旧作業してくれる
JAF会員なら、さまざまなロードサービスが無料で受けられます。バッテリー上がりもロードサービスの対象になっており、会員は「無料」で昼間の一般道や駐車場であれば応急始動作業を行ってくれます。またJAF会員でなくとも有料でロードサービスを行ってくれます。
JAF会員であれば車の売却前に依頼しておくことでバッテリー上がりを直した状態で査定をすることが可能ですので大変おすすめです。
参考サイト・画像:一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)
JAFロードサービスの料金を調べる
自動車保険のロードサービスを利用する
自動車保険にもロードサービスが付いている場合があります。
自分が加入している自動車保険を見返して下さい。ロードサービスの範囲は保険会社によって異なりますが、車が急に故障をしてしまったり、事故にあったときだけでなく、バッテリー上がりも対象となっていることが多いです。
自動車保険についているロードサービスは各保険会社によって異なりますが一般的な具体的例を紹介します。
レッカーによる移動サービス
故障や事故による車の走行ができない状態になってしまった際には、レッカーによる移動サービスを行うことが出来ます。
車道にて動かなくなってしまった際は危険も伴いますので速やかな移動が必要となります。
レッカーサービスにて、近くの修理工場や、ディーラーなどに移動の手配をおこなってくれるためいざという時には頼りになるサービスです。
大抵の場合には移動費用は、一定の距離までは無料で対応してくれます。
バッテリー上がりの応急処置
車の乗ろうとエンジンをかけるがかからない時には、ロードサービスの利用ができます。
連絡することで救急対応の車両が、車の場所まで出張対応してくれます。
バッテリーが故障や経年劣化していなければ、その場でエンジンの状態をチェックし、再始動をしてくれます。
車のキーを車内に閉じこみ
車内に車のキーを置き忘れ施錠してしまった経験をされた方は多いと思います。
スペアキーがあれば問題ありませんが、外出先やスペアキーがない場合にはロードサービスに依頼できます。
無料でドアの開錠や、別料金でスペアキーの作成なども行っているサービスも多くあります。
タイヤのパンク修理
タイヤに石や金属などの異物が刺さりパンクをしてしまっている場合にも対応してくれます。
タイヤに穴が開き空気圧が不足している場合には、応急処置としてパンク修理キッドにて穴をふさいだり、自分の車にスペアタイヤが積み込まれている場合には履き替えを行ってくれるサービスもあります。
多くの保険会社では、一定期間中に何回までといった利用規定回数があります。
また、基本はロードサービス自体は無料で、保険料も上がることはないことがほとんどですが、一部有料になる場合もありますので、必ず保険会社に詳細を確認してから依頼することをおすすめします。
バッテリー交換をする場合には実費負担になる
JAF会員や自動車保険のロードサービス自体は無料で利用することが可能ですが、あくまで応急処置となります。
特にバッテリーは老朽化などで十分な機能を失ってしまっている場合には、走行は非常に危険です。
よって応急処置にて復旧できない場合には、その場でバッテリーを交換するサービスも行ってくれます。
ただし、バッテリー交換した場合、バッテリー代は全額利用者の負担となります。
バッテリーの費用は、車種によって異なりますが、ロードサービス経由ですとカー用品店に比べ若干割高にはなるでしょう。
軽自動車の場合は安く、ハイブリッド車などは高額となります。
通常の普通自動車であれば、おおよその平均は20,000円ほどが相場となります。
まとめ バッテリー上がりはロードサービスが利用できないか確認しよう!
バッテリー切れの車を売却するためには事前に自分でできる準備をしておくことがコツです。
まずはバッテリーが上がってしまった原因を確認して、自分で復旧できる場合には自分で行うこと。
また、JAF会員であったり、自動車保険のロードサービスの契約をしている方は利用することをおすすめします。
バッテリー上がりの車の査定を依頼し車買取をする際には、事前にバッテリー上がりをしている現状と考えうる要因を伝えておくことも大切です。
今回の記事を参考にバッテリーが上がってしまった車の対処方法と、車売却の注意点を理解し、スムーズに売却を進めていきましょう。この記事が皆様の車売却の参考となれば幸いです。