無料出張査定・お問い合わせ

お役立ちコラム

軽自動車は「事故を起こしたら危ない」は本当?安全性が本当に高い軽自動車おすすめ5選!

2024.07.04 | 更新:2024.08.22

後方追突事故を起こした白い車

■この記事でわかること

  • 軽自動車は事故を起こしたら危ないと思われている理由がわかる
  • 軽自動車の衝突安全基準がわかる
  • 軽自動車が普通車を比較して安全性能に不利な点がわかる
  • 安全性の高い軽自動車を選ぶためのポイントを紹介
  • 安全性能が高いおすすめの軽自動車がわかる
  • 安全性能で軽自動車を選ぶ際のおすすめポイントがわかる
  • 安心して乗れるおすすめの軽自動車がわかる

「軽自動車が事故を起こしたら安全性も含め危ない」と聞いたことがある方は多いと思います。軽自動車は小さなサイズで日常の使い勝手も良く、燃費が良く、自動車税や維持費も経済的であるため現在は大人気の車となっています。
そんな軽自動車は本当に事故に対する安全性は低いのでしょうか?
公道を走っている乗用車の3分の1以上を占める軽自動車が事故を起こしたら危ないと言われる理由と、実際の軽自動車の安全性の真実を詳しく解説していきます。

現在、軽自動車を所有しているオーナーはもちろん、これから軽自動車に乗り換えや、新規に購入を検討されている方に、軽自動車は事故に弱いと言われる理由、軽自動車の安全の評価基準と事故を防ぐための方法や必要な安全装備、軽自動車を運転する際の注意点や、視界や操作性の確認方法についても解説します。
そして2024年度の安全性面を考慮した「おすすめの軽自動車」もご紹介し、軽自動車の選び方と安全性能の関連性について理解するための情報を提供します。

目次

軽自動車は事故を起こしたら危ないと思われてしまう理由は?

軽自動車が事故を起こしたら危ない、事故に弱い、普通車とぶつかったら軽自動車は潰れてしまうかもしれない、など軽自動車に対する不安をよく聞きます。
なぜこのようなことを思われてしまうのか?その理由を4つ紹介します。

理由1:安全性能が低いというイメージがある

事実多くの方は軽自動車=事故に弱い・危ないというイメージを持たれていると思います。実際に事故に会われた方や事故現場で軽自動車と普通車の事故状況を比較してというわけではなく、あくまでイメージだと思います。

◆主に多くの方が持っている軽自動車の安全性に関するイメージは以下です

① 普通車よりも軽自動車の方が死亡事故の件数が多いと思う
② 軽自動車の方が事故をした際に乗っている人が怪我をするリスクが多い
③ 軽自動車の方が運転時に横転しやすい
④ 事故の時に前方がつぶれてしまっている様子を見ることが多い

などが多いです。このようなイメージを持たれる原因は軽自動車の安さにあるのだと思います。現在は軽自動車の価格も上がり、車種によっては普通車と同等ぐらいになっています。
ただひと昔前までは軽自動車といえば「100万円以内で購入できる安い車」「装備も簡素で必要最低限な街乗り車」という認識を持たれている方は大勢いました。
それが今でも軽自動車へのイメージを作り出しています。

理由2:事故死亡率が軽自動車の方が高い

警視庁の統計調査によると普通車と軽自動車の事故による死亡率は普通車よりも軽自動車の方が若干高い割合となっています。

理由3:車体構造の違いで安全性のリスクが異なる

軽自動車は構造に上限の基準が決まっています。
軽自動車の基準は、「全長3400mm・全幅1480mm・全高2000mm以下」で、排気量660cc以下、最大乗員数4人、貨物積載量350kg以下」となっているため、サイズや重量をこの制限の中で工夫して車体構造を作っています。
そのため、普通車と比較すると色々と安全性能を高めるための余地がどうしても少なくなってしまいます。

理由4:低価格での販売が必要なためのコストの問題

軽自動車は経済性の高さを売りにしており、普通車に比べコストや維持費だけでなく、本体価格も有利な点が人気の秘訣となっています。
そのため、販売価格を抑えるためには見た目がよくなるような装備や、日常使いに快適な装備などは、標準装備をしていても、費用もかかり良さが伝わりづらいような安全性能はどうしても後回しになってしまう傾向があります。

★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
・軽自動車は昔から安全性が不安だというイメージがどうしてもあります。
実際には技術の向上により最近では、あまり差がないほど安全性が高い車種も登場していますが、実際の事故の程度によって異なるため軽自動車のメリットとデメリットを知っておく必要があります。

軽自動車が事故を起こしたら危ないというのは本当か?

軽自動車が事故を起こしたら危ない、事故に弱いと思われてしまう理由を4つ紹介しましたが、実際には軽自動車の安全装備や、安全性能は低いのでしょうか?疑問にお応えして解説していきます。

現在の軽自動車の「安全装備」はかなり高いといえる

結論から言うと、「軽自動車の安全装備は問題なく高い」です。
ただし、安全装備が高いと言えるのは高年式で、比較的新しい車種に限ります。
年式が新しい軽自動車であれば、普通車と比較しても安全装備で言えばほぼ変わりません。
例えば、10年以上前の軽自動車であればお世辞にも安全装備が充実しているとは言えない水準の車種ばかりでした。
おおよそ10年前ぐらいまでは、安全装備がしっかり付いている車種は、普通車の中でも高級車や高いグレードに設定や、一応安全装備が用意されていてもオプション設定となっており標準にはついていないというようなことがよくありました。

軽自動車は経済性を優先しないと、購入に結び付かないという理由もあるためどうしても安全性能が後回しになってしまっていましたが、最近は逆に安全装備が充実している車種でないと、売れないという現象が起きています。
テレビやニュースなどのメディアで交通事故が特集され、高齢者の交通事故も発生する度に話題になるなど、事故に対する意識の高まりによるものが大きいと思われます。

よって、軽自動車でもエアバッグの設置は勿論、ABS(アンチロックブレーキシステム)、自動でブレーキがサポートされる衝突防止装置などを標準装備は当たり前になりました。
装備の質も向上しており、運転席と助手席だけではなくサイド&カーテンエアバッグが付き、運転支援機能も充実している軽自動車も多く、安全装備は十分高い水準となっています。
軽自動車は、コストを削減することが必要ですが、企業側も安全装備に関することは優先順位を高くして最近は新しい技術にどんどん取り組んでいると言えます。

軽自動車の「衝突安全性」も高水準である

車の衝突安全性はNASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)という専門の機関が様々な衝突安全性の実験を行い、その結果を正確にデータとして公表しています。
一般の方でも評価結果はサイトで確認することができ、車種別に安全性の比較をすることができます。

事故による重要な要素である衝突安全性に関しては国により厳しい基準が設けられており、フルラップ衝突(正面衝突)やオフセット衝突(前側の一部がぶつかること)、側面衝突、後面衝突など、実際の交通事故でも起こりやすい衝突に関して評価しています。
その厳しい基準の中で、安全基準をクリアした車種は、軽自動車も含められていますので、現在の軽自動車の衝突安全性は一定レベルを確保しているということになります。

自動車の選び方には、衝突安全性、予防安全性、運転安全性の3つの安全性能が高い要素が重要となります。
衝突安全性は、事故が発生した際に、どれだけ乗員を保護できるかを評価するもので、エアバッグや衝撃を吸収させる構造などが該当します。
次に、予防安全性は、事故の発生を未然に防ぐ機能で、自動ブレーキや車線逸脱警報装置がこれに該当します。
最後に、運転安全性は、運転者が安全に車を操作できるよう支援する機能で、ナビゲーションシステムや運転席の視界などがこれに含まれます。これらの要素を理解し、全方位で安全性能が高い車を選ぶことで、事故リスクを著しく低減できます。

NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)の評価基準

実験の評価基準に関しては、普通車と軽自動車も同じ条件での基準となります。
自動車アセスメントは、より安全な自動車を選ぶことができる環境を整えるとともに、メーカーによる安全な自動車等の開発の促進と、安全な自動車等の普及を促進しようとする国土交通省と自動車事故対策機構(ナスバ)が一体となって行なっている事業です。

NASVAトップページ

アセスメント説明

自動車アセスメント点数基準

予防安全性能と衝突安全性能の総合得点で★の数が決まり、★の数が多いほど総合的な安全性能が高いことを表します。★★★★★から★までの5段階です。
予防安全性能(89点満点)、衝突安全性能(100点満点)及び事故自動緊急通報装置(8点満点)のそれぞれの評価の得点を全て合計したときの満点は197点です。
これを確認することで、安全性能の基準を簡単に確認することができ、軽自動車を選ぶ際の目安にすることができます。

参考サイト・画像引用:独立行政法人 自動車事故対策機構
独立行政法人 自動車事故対策機構 自動車アセスメントのご案内

★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
・独立行政法人 自動車事故対策機構による安全基準の評価は信頼性も高く、安全な軽自動車選びの参考にできます。実施年度も過去分さかのぼれるため新車だけでなく、全ての車種ではありませんが一部中古車選びでも参考にできます。
逆に安全評価の結果が低い車種もわかるため気になった車種は、事前に自動車性能評価の結果を調べることをおすすめします。

軽自動車の安全性能は高いが普通車と比較すると劣ってしまう要因

軽自動車の安全装備と安全性能は高く、国が定める基準もクリアしているという話しをしてきましたが、ただし普通車と比較すると、普通車の方が安全性能では有利な結果にはなります。
新しい年式の軽自動車であれば、普通車に近い水準で差はあまりなくなりますが、年式の古い、安全性能が低い、安全装備が整っていない、中古車として購入する軽自動車であれば、安全性能に不安が残ってしまいます。
ここでは普通車と比較した際に、軽自動車の安全性はどうなのか?詳しく解説していきます。

軽自動車は、ドアやボディの厚みが薄くなっている

軽自動車は、サイズに制限基準があるため限られた枠の中で、最も効率的に車を作ることを余儀なくされます。
また、軽自動車の主流として「室内空間の広さ」これが選ばれる理由の上位に入ってきます。使い勝手が良く、小さなサイズに広々とした車内という魅力的な車種が軽自動車です。
しかし、軽自動車は、限られた規格の中で、少しでも多く室内空間を広げるために、ボディやドアの板金は薄く設計されています。
ボディやドアの板金が薄いということは、室内空間を広くしつつ重量も落とせるため、それにより燃費の向上や、スムーズな走りの質感の向上と、メリットが多くなります。
その反面、安全性能といった面においては技術の向上によりボディやドアの強度が上がっているとはいえ、強い衝撃が加わった際には、衝撃を吸収するスペースが少なくなってしまいます。

車は、事故などでぶつかったときに衝撃を吸収するための「クラッシャブルゾーン」と呼ばれる衝撃を吸収するゾーンがあります。
事故が起きた際には、そのクラッシャブルゾーンが潰れることによって、衝突の際の衝撃を緩和することができます。
軽自動車はこの点において、普通車と比較すると不利な状態であると言えます。

物理的なサイズや重量差はどうしても埋められない

軽自動車と普通自動車とでは、サイズと重量に大きな差があります。
この差は事故の際にどう変わってくるのでしょうか?

最大の違いは、あらゆる「大きさ」です。軽自動車は、車体のサイズはもちろん、排気量などをはじめ、あらゆる要素が普通自動車以下に抑えられています。

軽自動車は普通自動車に比べ、重量が軽いです。重量を軽くする理由は、軽自動車は限られた排気量があるため、出力できる馬力も限られます。
重量を軽くしないと重くてスムーズな走りができなく、燃費も悪化するためできる限り重量は軽く設計をされます。

車同士の事故があった場合に軽い車と重い車ではどちらが大きな損傷を受けやすいのでしょうか?
答えは、「軽い車」です。

軽いということは、ぶつかった衝撃を受けやすいということです。
例えば同じ速度で走っている重量が異なる2台がそれぞれ衝突した場合に、重量が軽い車の方が外へ飛んでいってしまうケースも多いです。
重ければ重いほどぶつかった際に四方に飛びださず、周りにぶつかる二次被害を抑えることができます。
これが、高速道路や橋の上、崖の上など危険な道路事情で発生して軽い軽自動車の方が吹き飛ばされてしまった際には非常に危険な事故に発展してしまいます。

正面衝突事故、後面衝突は安全性に不利となる

軽自動車は限られた規格の中で最大限の室内効率で設計されているため、クラッシャブルゾーンが少ないということをお伝えしましたが、前方のボンネットも短く設計されています。
ボンネットが短い軽自動車は前方からの衝撃に対するクッションが少ないため、運転席や助手席に座っている方の怪我リスクはどうしても高まります。
普通車においては、コンパクトカーやミニバンは比較的軽自動車に近い考え方の設計がされており、ボンネットが短い車種も多いですが、セダンやSUVはボンネットが長く前方事故に有利な車種が多いです。

また軽自動車は後方荷室スペースも少ないため、後面衝突された際には、後席に座っているかたへのダメージも大きくなる傾向があります。
普通車であれば、トランク部分があるセダンタイプや、後ろの荷室が広い空間として確保されている車種が多いため、後ろから追突された場合の衝撃吸収スペースが大きく、中に乗っている人への怪我にも差が出てきます。
ボンネットの短さや、荷室スペースの少なさなど自動車の技術強度の水準は以前よりも発展してはいるものの、物理的に未だ軽自動車が普通自動車よりも衝突事故不利な点は変わりません。

横転の危険や横風に弱い

軽自動車の運転で、高速道路を走っている時や、台風など風が強い状況での走行時は危険と言われています。多くの方が体験した記憶があると思いますが、軽自動車は重量が軽いため横風に対して弱いです。
また、現在軽自動車の中で売れ筋となっているのは室内空間をさらに広くとるため、高さつまり背を高くしたスーパーハイトクラスの車種が大人気です。
幅は基準内で精一杯のため後は背を高くすればさらに室内空間を稼ぐことができるが、当然、いざという時の操舵性や足回りの剛性、しいては横風には大きなデメリットとなります。最悪の場合は、横転してしまう危険性があることは考慮すべき問題です。

★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
・軽自動車は事故を起こしたら危ないのか?結論を言うと、「事故の程度による」だと思います。
理由は、普通車も大きな事故を起こしたら同じく危ないからです。だだし同様の条件で、コンパクトカー以外の普通車と軽自動車が事故を起こした場合は「軽自動車の方が危ない」は正解だと思います。
それだけ軽自動車は事故に対するデメリットが揃っています。ただ逆に危ないからこそ、現在各メーカーは必死に安全性能を向上させているのだと思います。

軽自動車の安全への取り組みの現状は?

軽自動車販売各社は、競争が激しい中、日々ユーザーに選ばれるために開発や工夫に取り組んでいます。軽自動車の安全性能も常に進化し続け、事故を未然に防ぐことから、事故が発生した際の対策も含め重要な課題として位置づけ取り組んでいます。
ここでは、軽自動車の安全性に関する主な取り組みについて紹介していきます。

安全性に関するテストは普通車と同じ基準で実施している

当たり前のことですが、軽自動車を販売するにあたって、安全性能に問題がある車は販売することができません。よって現在新車で販売されている軽自動車は、厳しい基準のもと認められ安全性が保障されている車ということになります。

安全性を評価する実験やテストは、軽自動車だからと言って独自の基準は設けていません。軽自動車も普通自動車も、基準は同じの為、軽自動車で高い評価を受けている車種は、普通車と同じレベル以上であると言えます。

視界、操作性など、実際の運転時の安全性への配慮

ランキングトップの軽自動車でも、運転時の安全性を確保するためには、視界や操作性への配慮が決して低くてはなりません。
視界が良好なモデルでは、前方だけでなく後方や側方からも確実に安全確認が可能となります。これは、窓の大きさや位置、強度のあるヘッドレストの設計などが一役買っています。また、操作性に優れた軽自動車では、アクセルやブレーキの反応の良さが運転者の意図通りの操作を可能にします。
ステアリングの重さ、シートの位置調整機能、ダッシュボードの配置など、これらも操作性に大いに関わります。
これらの要素が整っているモデルが、衝突安全性も高いと言えます。軽自動車選びの際は、視界と操作性を考慮に入れ、実際に体感することで、最も安全性の高い車を選ぶことができます。

★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
・衝突安全性や予防安全装備も重要ですが、それ以上に「乗りやすさ」は安全性に直結します。
前方や後方の視界の良好さは、安全性だけでなく事故に対するストレスの軽減になります。
事故は操作ミスだけでなく、精神的な面も大きく関わってくるため軽自動車選びの際には「試乗」して視認性を確かめることをおすすめします。

軽自動車の安全性で有利なメリットは?

経済的も使い勝手的にもメリットが大きい軽自動車ですが、軽自動車ならではの安全性に対するメリットもあります。

対人や対自転車の事故の際は、相手の怪我の程度が抑えられる可能性

特に単独事故を起こした時に、その安全性が発揮されます。車体が軽いと事故を起こした際に発生するパワーも少なめです。
また、対人事故においても、相手に与えるダメージも車が軽い分低減されます。そのため、普通車を運転している時と比較して、被害者のけがの程度も軽微で済む可能性は高いのです。

車体が軽い分ブレーキの制動距離が短い傾向にある

車は重くなればなるほど止まりにくくなります。
よって重量が軽い軽自動車の方が危険を感じてからブレーキを踏み、実際に停車するまでにかかる制動距離が短くなります。
緊急の急ブレーキをかけても車体が重いと止まることができず衝突してしまうリスクに関しては軽自動車の方が、危険を回避できる可能性が高くなり、交通事故に遭遇するリスクも軽減することが可能です。

安全性の高い軽自動車を選ぶためのポイントを紹介

歩行者検知の自動ブレーキ軽自動車の安全性を評価するための重要な指標として、適切な安全装備の装着の有無があります。安全装備の具体的な例として、エアバッグやアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)などの被害軽減技術が挙げられます。
これらは事故が発生した際に乗員を保護するための装備であり、車を選ぶ際には必ずチェックすべきポイントです。
さらに、最新のランキングトップの軽自動車モデルには、衝突を避けるための支援システムや自動ブレーキといった、事故を予防するための先進的な安全装備が搭載されています。これらの装備は、ドライバーの操作ミスや急な状況変化に対応し、事故リスクを軽減します。
しかしながら、全ての軽自動車がこれらの装備を持っているわけではないため、運転スタイルや予算に合わせて、必要な安全装備を備えた車を選んでいくことが、安全なドライブに繋がります。衝突安全性の強度が低い軽自動車は重大なリスクを伴う可能性があるため、選択時には十分な注意が必要です。
安全性という観点から軽自動車を選ぶ際のポイントについて紹介していきます。

【自動ブレーキ機能】事故の発生や軽減が期待できる装備がついているか

事故リスクを大幅に減らすために重要なのが軽自動車の予防安全機能の選択です。
「衝突安全性」の高い機能としては、【衝突軽減自動ブレーキ】が挙げられます。
これは車両や歩行者を検知し、衝突への可能性が感知された際、自動でブレーキを作動させるというものです。

衝突被害軽減ブレーキの義務化は、国産の新型車であれば2021年11月から対象となっています。そのため、現在販売されている新車は一部を除き、ほとんどの車種で標準装備されています。

中古車を購入する際には、緊急時に衝突の危険を知らせて自動的にブレーキがかかる機能を搭載している車種やモデル・グレードを選ぶことで事故を回避したり、軽減することができるため選択肢として検討してください。

その他おすすめの事故予防の安全機能を紹介

うっかり車線をはみ出して対向車にぶつかりそうになった経験はありませんか?
「レーンキープアシスト」は車線逸脱の危険を予警し、ドライバーの一時的な不注意や疲労からくるミスを防ぐポイントとなります。
車線をはみ出したら、警告音などでドライバーへ危険を知らせてくれる機能があれば事故を未然に防ぐのに効果的となります。

狭い駐車場や、縦列駐車をしないといけない場面に遭遇することもありますよね?
「バックカメラ」は後方に付いたカメラでバック時に画面で安全や、駐車スペースの映像が確認できる装備です。今では標準でついているものも多く、中古車でもナビと連動して防備されているものも多いので、効果的で且つ、選びやすい安全機能になります。

さらに上位となると「パーキングアシスト」は駐車時の事故を防ぐための役立つ機能です。
駐車が苦手な方でも自動でハンドルを動かし周りの車にぶつけずに駐車できる装備もあります。
これらの予防安全機能が充実している軽自動車を選ぶことで、その安全性は大幅に上昇します。
ただし、全ての軽自動車がこれらの機能を標準装備しているわけではないので、特に中古車購入を検討されている方は、装備されているか否かを選ぶべきポイントの一つとして下さい。

できる限り新しい年式や、新型モデルの軽自動車を選ぶ

自動車は同じ状態をずっと継続していくわけではなく、モデルチェンジやマイナーチェンジと呼ばれるブラッシュアップを行っています。
そのためより新しい年式やモデルの方が装備や安全性、機能面は優れていることになります。
新車での購入をする場合は、その時に販売されているモデルが最良な選択になりますが、中古車を購入する際には、どの車種のどのモデルや年式が安全であるのか難しい選択となります。
基本的には中古車を購入するのであれば、まず車種を決めて、その車種で価格と安全機能のバランスを検討しつつ、できる限り新しい年式の軽自動車を購入することをおすすめします。

新しい年式の方が、安全性の信頼は高いです。それ以外の魅力である価格や燃費、快適装備などは、一定水準まで達するとどのメーカー間でも明らかな差はもう出しにくいのが現状です。
しかし安全性能に関しては、まだまだ技術も発展途上であるため新しい技術や、工夫がどんどん搭載されています。
よって軽自動車に限らずではありますが安全性能の面では新しい年式の方が有利となります。

【サイドエアバッグ】【カーテンエアバッグ】が付いている軽自動車を選ぶ

事故を起こして車両が損傷しただけでは車を直せば済むことです。
しかし事故で最も危険なことは搭乗者に被害が及ぶかどうか?です。
軽自動車はボディやドアの剛性強度は、基準をクリアしているとは言え、乗車している人が怪我をしないで済むためには、【サイドにエアバッグ】の搭載有無を軽自動車選びに入れて下さい。

通常のエアバッグはほぼ全ての車種に搭載されていますが、横からの事故があった場合には完全に衝撃を防ぐことはできません。特に軽自動車は、普通車に比べ衝撃を受けやすい構造となっているため、サイドエアバッグやカーテンエアバッグが搭載されている車種を選ぶことで安全水準が飛躍的に向上します。
万が一に備えてサイドエアバックが搭載されている軽自動車を選びましょう

【横滑り防止機能】がついている軽自動車を選ぶ

横滑り防止機能(スタビリティ・コントロール・システム)とは、車体の横滑りを感知した時に、自動的に軌道修正を行う機能です。この横滑り防止機能は、軽自動車であれば、平成30年2月以降に製造された車体に対して、搭載が義務付けられました。

車重が軽い軽自動車では、横からの風でハンドルを取られる危険性もあります。そうした場合も、横滑り防止機能の付いた車種であれば、安全に運転することができるでしょう。

【三点式シートベルト】固定が設置されている車種を選ぶ

シートベルトの三点式固定は、衝突時に身体が大きく動くのを防ぎます。また、ISOFIX(チャイルドシート固定装置)やヘッドレストなど、子供や後席の乗員を守るための装備も選択肢に含めることが大切です。

★【車買取のプロ】萩原代表のここがポイント!
・安全装備を搭載している車種を選ぶことは万が一の事故に備え非常に重要な選択肢です。中古車の販売価格も多少高くなってしまいますが、売却する際にも高く売れることも考慮して検討しても良いかと思います。

軽自動車の新車販売台数ランキング(2024年5月)

軽自動車の新車販売台数ランキングを紹介します。売れているからには必ず理由があります。もちろん価格や燃費性能、快適装備や見た目の好みで選ばれ要因になりますが、現在は安全性能の高さも選択肢として優先順位が高くなっているため、販売台数の高さで信頼度を図ることも良いと思います。

軽自動車新車販売ランキング 2024年5月

画像引用:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会
2024年5月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報

軽自動車で事故に対する安全性が高いおすすめ車種5選

安全な装備が搭載されていても、実際に事故が発生した際には衝突安全性の高さも重要となります。ここでは自動車アセスメント評価に基づいて本当に安全性が高いと証明されている車種を紹介していきます。

1.【ホンダ N-BOX】軽自動車の概念を超えた衝突安全性を誇る

ホンダ N-BOX・N-BOXカスタムは、新車販売台数NO.1を記録し続けるベストヒット軽自動車です。全てにおいて高い水準に仕上がっており使い勝手も抜群です。
幅広い層から支持があり、人気を誇っているその理由は、軽自動車の中でもトップクラスの室内空間と、上質な走り、スライドドア、デザインの良さが軽ハイトワゴンの中でも特別魅力的な1台です。
どんな軽自動車を選べばわからないという方は、最も売れているN-BOXを選べば間違いないほどの完成度の高さです。
安全装備も盛りだくさんで、安全装備自体の性能や質も高く乗っていて安心感に繋がります。

令和6年5月にNASVA(自動車事故対策機構)でホンダ「N-BOX/N-BOX カスタム」がファイブスター賞を獲得しましたというニュースは発表されました。

2023 年度自動車アセスメントによる評価結果にて、ホンダ「N-BOX/N-BOX カスタム」が最高評価にあたるファイブスター賞を獲得し、予防安全性能と衝突安全性能において最高ランクのAランクを獲得しています。
現状軽自動車の中で最も優秀な評価結果となっています。

【ホンダ N-BOXの主な安全装備】
Honda SENSING(自動ブレーキ)
VSA(ABS + TCS + 横すべり抑制)
エマージェンシーストップシグナル
ヒルスタートアシスト機能
運転席用&助手席用i-SRS エアバッグシステム
衝突時の衝撃(G)を制御するHonda独自の安全技術「G-CON」
頚部衝撃緩和フロントシート
フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト
オートブレーキホールド機能
電子制御パーキングブレーキ
ピタ駐ミラー
急アクセル抑制機能
誤発進抑制機能/後方誤発進抑制機能
歩行者事故低減ステアリング
路外逸脱抑制機能
渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール
車線維持支援システム
先行車発進お知らせ機能

NBOXの自動車アセスメント結果◆画像

NBOX安全基準結果

【N-BOX/N-BOX カスタム 自動車安全性能結果】
●評価結果:★★★★★ (2023年)91% (181.20 / 197点)
●予防安全性能 Aランク 96%  (85.58点 / 89点)
●突安全性能 Aランク 87%  (87.62点 / 100点)
●事故自動緊急通報装置 先進型 100%  (8 / 8点)

参考サイト・画像引用:NASVA(自動車事故対策機構)
2023 年度自動車アセスメントによる評価結果の第 13 弾を公表します!          

参考サイト・画像引用:NASVA (自動車事故対策機構)
自動車アセスメントN-BOX/N-BOX カスタム

2.【日産ルークス】最新の安全対策性能が盛りだくさん詰め込まれている全方位での安全性能が高い軽自動車

NASVAの自動車アセスメント自動車安全性能2021の結果で、日産ルークスは最高評価のファイブスター賞を獲得しており、最高評価の受賞は軽自動車では初の受賞であり選んで安心できる1台です。
ルークスの特徴は、最新の安全装備を多数搭載していることです。日産は早くから事故への予防対策に取り組んでいるメーカーで、軽自動車にも余すことなくその技術を取り入れています。
人気の背が高くスライドドアと搭載している、軽スーパーハイトワゴンでは室内空間の広さや使い勝手の良さも抜かりはないです。

特に、日産自慢の運転支援技術「プロパイロット」を採用しており、独自の安全装備も充実しています。
さらに、ルークスにSOSコール(ヘルプネット)も搭載されており、交通事故など万一の際ボタンを押すと専門のオペレーターに接続でき会話で緊急連絡をすることが可能です。
搭載されている主な安全装備をまとめましたが、最新の安全対策技術がこれでもかというぐらいに詰まっています。
どんな環境やシュチュエーションでも常に安全を意識できるような軽自動車です。

【日産ルークスの主な安全装備】
インテリジェント エマージェンシーブレーキ
SOSコール
プロパイロット
インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)
インテリジェント ルームミラー
アダプティブLEDヘッドライトシステム(アクセントランプ付)
踏み間違い衝突防止アシスト
インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)+LDW(車線逸脱警報)
インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
エマージェンシーストップシグナル
インテリジェント オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付)
インテリジェント DA(ふらつき警報)
オートブレーキホールド
ヒルスタートアシスト
標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)
先行車発進お知らせ
※一部グレード設定やオプション設定のものも含みます

日産ルークス 安全基準結果【日産ルークス/ルークス ハイウェイスター 自動車安全性能結果】
●評価結果:★★★★★ (2021年)92% (176.54 / 190点)
●衝突安全性能 Aランク 86%  (86.54点 / 100点)
●予防安全性能 Aランク 100%  (82.00点 / 82点)
●事故自動緊急通報装置 先進型 100%  (8 / 8点)

参考サイト・画像引用:NASVA 自動車アセスメント 
自動車アセスメント ルークス/ルークス ハイウェイスター

3.【三菱eKワゴン/eKクロス】先進の安全装置を搭載しコストパフォーマンスにも優れる1台

三菱eKスペースクロスは、日産ルークスと構造は同じで、三菱と日産が共同開発した兄弟車です。デザインやインテリアはそれぞれのメーカーで異なります。
先進安全装備での違いは、ルークスにはSOSボタンが装備されており、もしもの際に役立ちます。
eKスペースはノーマルモデルでも装着可能ですが、ルークスはハイウェイスター系でしか選べません。
日産ルークスと、基本構造と安全性能は同じであるため、安全性能は勿論高く、先進の安心装備も同様に搭載されています。
デザインやインテリアを比較し、どちらが好みや、販売ディーラーの近さなどで検討見てみてはいかがでしょうか。

三菱ekワゴン ekクロス安全基準結果

【三菱eKワゴン/eKクロス 自動車安全性能結果】
●評価結果;★★★★☆ (2020年)88% (167.72 / 190点)
●衝突安全性能 Aランク 88%  (88.60点 / 100点)
●予防安全性能 Aランク 96%  (79.12点 / 82点)
●事故自動緊急通報装置 装備無し -%  (- / 8点)

参考サイト・画像引用:NASVA 自動車アセスメント
自動車アセスメント 三菱eKワゴン/eKクロス

4.【日産サクラ】注目が集まる軽電気自動車で快適性能だけでなく安全装備も充実

日産サクラも、自動車安全性能2022において、最高評価の「ファイブスター賞」を獲得している安全性能の高い軽自動車です。
日産サクラの特徴は、安全運転に向けた機能が充実しているという点です。
下記が、日産サクラに搭載されている主な安全に対する装備です。
見てわかるように非常に安全に対する意識の高さが伺えます。予防安全装備だけでなく、事故が起きた際にもできる限り衝撃の軽減をできるようなボディ構造も魅力です。

【日産サクラの主な安全装備】
・プロパイロット
・7個のエアバッグシステム
・インテリジェント エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)
・インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
・インテリジェント DA(ふらつき警報)
・インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)+LDW(車線逸脱警報)
・インテリジェント オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付)
・VDC(ビークルダイナミクスコントロール[TCS機能含む])
・標識検知機能
・360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)
・高強度安全ボディ(ゾーンボディ)+歩行者傷害軽減ボディ
※一部グレード設定やオプション設定のものも含みます

日産サクラ 安全基準評価の結果

【日産サクラ 自動車安全性能結果】
●評価結果:★★★★★ (2022年)92% (184.92 / 199点)
●衝突安全性能 Aランク 88%  (88.31点 / 100点)
●予防安全性能 Aランク 97%  (88.62点 / 91点)
●事故自動緊急通報装置 先進型 100%  (8 / 8点)

参考サイト・画像引用:NASVA 自動車アセスメント 
自動車アセスメント 日産サクラ

5.【スズキ スペーシア/スペーシア カスタム】N-BOXから販売台数1位を奪った今勢いのあるスズキの渾身の軽自動車

2024年5月の軽自動車販売台数で、スズキのスペーシアが1位となりました。22年5月以来、2年ぶりに王者ホンダNーBOXから首位を奪い話題となっています。
スズキは『小・少・軽・短・美』を具現化した軽自動車作りのスペシャリストです。
そんなスズキが2023年11月に改良し販売開始した新型スペーシアとスペーシア カスタムは、「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトに、デザインや快適で居心地のよい室内空間、安全機能などを大幅に進化されました。

安全機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「スズキセーフティサポート」をさらに進化させ、車両・歩行者・自転車・自動二輪車を検知対象としながらも、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車に標準装備しています。
その他の安全装備も充実しており、事故を発生されないための予防機能が多く搭載されており、安全性も高い水準でおすすめできる車種となっています。

【スズキ スペーシアの主な安全装備】
デュアルセンサーブレーキサポートII(自動ブレーキ)
低速時ブレーキサポート(前進・後退)
車線逸脱警報機能/車線逸脱抑制機能
アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]
ふらつき警報機能
標識認識機能
発進お知らせ機能
ハイビームアシスト
全方位モニター用カメラ
交差点衝突回避支援
誤発進抑制機能
後方誤発進抑制機能
エマージェンシーストップシグナル
ヒルホールドコントロール
ESP(R)[車両走行安定補助システム]
軽量衝撃吸収ボディーTECT[テクト]
6つのエアバッグSRSエアバッグ
※一部グレード設定やオプション設定のものも含みます

スペーシア 安全評価結果

【スズキ スペーシア 自動車安全性能結果】
●評価結果:★★★★☆ (2023年)86% (169.75 / 197点)
●予防安全性能 Aランク 96%  (85.82点 / 89点)
●衝突安全性能 Bランク 75%  (75.93点 / 100点)
●事故自動緊急通報装置 先進型 100%  (8 / 8点)

参考サイト・画像引用:NASVA 自動車アセスメント 
自動車アセスメント スズキ スペーシア/スペーシア カスタム

軽自動車に乗り換えるという選択肢も検討できる

現在国内の軽自動車の割合で、車全体の4割にも上ります。
軽自動車の安全性能に関して説明をしてきましたが、NASVA(自動車事故対策機構)にて安全性能評価で高い結果となっている車種に関しては、信頼が高いと思います。全ての車種が高い基準で合格しているわけではなく、まだ安全基準もどんどん変わってきています。
軽自動車の安全性は定める基準に合格するだけでなく、高い水準まで向上しているため乗換えをする方も増えてきています。

安全性能だけではなく、走行性能・デザインなども飛躍的に向上し、実際に軽自動車を購入された方は非常に満足度も高く、特にコスト面での魅力で選ばれている方も多いことがわかります。
軽自動車のメリット・デメリットを安全性以外にも目を向けて、総合的に判断することで納得の行くカーライフを送れるようにしたいですね。

参考記事:軽自動車の年間維持費はいくら?普通車と維持費を徹底比較します!
https://happycars-noborito.com/column/kei-car-maintenance-costs/

まとめ:軽自動車の安全基準は高いが、事故に対する安全性のデメリットも知っておくこと

笑顔で運転している女性

■この記事をまとめると

  • 現在の軽自動車の「安全装備」はかなり高いといえる
  • 新型の軽自動車の「衝突安全性」も車種によっては高水準である
  • 安全性の評価基準は、NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)のサイトで調べることができる
  • 普通車と比較すると、重量やボディー剛性、衝撃吸収スペースが物理的に低くなり安全性は劣ってしまう
  • 軽自動車を選ぶためのポイントは、自動ブレーキ、サイドエアバック、横滑り防止機能、3点式シートベルトの装着有無で検討する
  • 軽自動車はできる限り新しい年式や、新型モデルを選ぶことで安全性が高まる
  • 軽自動車で事故に対する安全性が高い車種は「N-BOX」「ルークス」「ekワゴン」「サクラ」「スペーシア」がおすすめできる

「軽自動車の衝突安全性は低いのか?」「軽自動車と普通車の事故時の被害差はどれほどか?」といった疑問に対して解説してきました。
軽自動車の安全性能は高く、国が定める規格テストにも合格するだけでなく最高評価がついている軽自動車も中には出てきました。
ただし、あくまで最新型の軽自動車に対してあてはまるもので、各車種のモデルや運転者の能力、運転環境などに左右されるため一概には全て高いとは言えません。

軽自動車は、その名の通り軽量であるため、衝突時の被害は普通車より重大になる可能性があります。
最新の軽自動車では強度も向上しており、予防安全機能も充実していますが、少しまでの軽自動車であれば、全体的な安全性能は普通車には及ばないというのが一般的です。

その中でも軽自動車を選ぶべき際には、自動軽減ブレーキ・サイドエアバック、横滑り防止装置、三点式シートベルト装着などの装備が付いている車種やグレードを選択し、実際に試乗してみた際に視認性や操舵性を確認して視界が良好で、交通事故を起こしにくいような構造の1台を見つけることが重要です。

車種別の安全性能の評価は、NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)で確認することができるため自分が検討している軽自動車の安全評価スコアを調べて判断することが最もおすすめの方法です。

軽自動車はサイズと価格の制限の中で売れる車を作らなくはなりません。売れるためには、皆が車を選ぶ際に何を重要視するかに合わせながらコンセプトから設計まで行います。もし軽自動車に求めるものが「価格」「利便性」「便利機能」であれば、安全性は後回しになります。逆に皆が「安全性能」であれば軽自動車の安全性は向上します。
そのためには軽自動車のデメリットを多くの方が知り、皆がより安全な軽自動車を求めることが結果として良いサイクルになると思います。

ハッピーカーズ川崎登戸店では、車の買取だけでなく乗換えの相談も無料で受付しております。「軽自動車に乗り換えたいけでどの車種にしてよいかわからない」「安全性が高いおすすめの軽自動車はなに?」などに一緒にベストな1台を考えます。
ぜひお気軽にご相談下さい。

TOP